2020-5-5 22:49
水風暮涼
風吹けば蓮の浮き葉に
玉越えて涼しくなりぬひぐらしの声
源俊頼 金葉和歌集
風が吹くと、水面に浮かぶ蓮の葉に波しぶきの水滴が越えて散り、涼しくなったことだ。
折からのひぐらしの声も涼しさを誘う。
風が池の上を吹く夏の夕暮れの涼しさと、
蓮の葉に置く水滴を動的にとらえていて、
清涼感のある歌です
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