飛行機雲が見られるようになったのは、
今から60年ほど前のことです。



このころから、飛行機が、高い空をかなり速いスピードで飛ぶようになったからです。

それまでは、そんな高い空を飛ぶ飛行機はありませんでしたから、飛行機雲もできなかったのです。



その飛行機雲ができるところは、空の高さが、地面から約6000m以上でなければなりません。

そこは、温度もかなり低いために、そのあたりにできる雲は、ほとんどが氷のつぶでできています。


こんな上空を飛行機は飛んでいくのですから、
飛行機のエンジンから出る水蒸気などは、
ぜんぶ氷のつぶになってしまいます。

それが地上から見ると白く雲のように見えるのです。


また、飛行機が、空気がうすく、高いところを飛ぶと、その後ろに、小さいうずまきができます。

このうずまきが、まわりの空気の温度を急に下げて、雲を作り出すこともあります。

このように、飛行機雲ができる理由は、
水蒸気とうずまきの2つが考えられていますが、
実際には、どちらか片方だけではなく両方の原因が重なってできる場合も多いようです。




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