かささぎの

渡せる橋におく霜の

白きを見れば夜ぞ更けにける






7月7日に雨が降ると、天の川の水かさが増し、
織女は向こう岸に渡ることができなくなる。
川下に上弦の月がかかっていても、
つれない月の舟人は織女を渡らせてはくれない。
牽牛と織女は天の川の東と西の岸辺にたたずみ、
お互いに切ない思いを交しながら、川面を眺めて涙を流す。

すると、そんな2人を見かねて、何処からともなくかささぎの群れが飛んできて、

翼と翼を広げて天の川に橋をかけ、織女を牽牛のもとへ渡す手助けをしてくれたそうです