コウカン





店員のいない不思議なお店「ライフ」


人々はそこを覗いて、欲しいものがあればもらっていき、

その代わり自分には不要となったものを置いていくのです。


ライフに一人のおばあさんがやってきて、おじいさんが植えるはずだった花の種をたくさん置いていきます。

おばあさんはその代わり、
写真立てを持って帰りました。

最愛のおじいさんが、亡くなってしまったからです。

おばあさんが去っていくと、さまざまな人たちがライフを訪れました。

皆自分が使わなくなったものを置いていき、その代わりに花の種と、欲しい物を持って嬉しそうに帰って行きます。


季節が巡り、
おばあさんが再びライフを訪れると、
そこには満開になった花の鉢植えが所狭しと置かれ、おばあさんが来るのを待っているかのようでした。


花の種を持って帰った人たちが咲かせた花の一部が、ライフに預けられていたのです。


おじいさんが残してくれた花の種を植える気力すらなくし、最初は下ばかり向いていたおばあさん。

季節が巡り、再びライフを訪れた時に花に包まれるおばあさんの姿は、胸に迫るものがあります。



おじいさんが残した花の種がたくさんの人の手によって咲き誇る姿を見て、
おばあさんは再び笑顔を取り戻したのです。


おばあさんの後にライフを訪れる若い人たちも、いつかは年を取ります。

そうやって人生は巡っていくものだと優しく教えられたような気分になり、

年上の人を敬う気持ちが膨らむ作品です。





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優シク賢イ







イギリスの絵本作家、
スーザン・バーレイの代表的な作品であるこの絵本は、


彼女が子どものために
初めて書いたデビュー作。
そんな初作品が大きな人気を集め、その後も森の動物たちの物語を描いたアナグマシリーズが展開されました


この絵本は、森のみんなから慕われる、優しく賢い老アナグマが主人公。


自分の死が間近に迫っていることに気付いている彼は、

自分のことよりも残される森の仲間たちのことを気にかけます。

そしてある秋の夜、長いトンネルを若い頃のように軽やかに走る夢を見ながら、眠るように亡くなりました。


悲しみに暮れる森の友人たち。
冬を越えて春になり、みんなでアナグマとの思い出を語り合っていると、
それぞれ彼からステキな贈り物をもらっていたことに気付きました。


何でも知っているアナグマがいなくなっても、彼がみんなに与えてくれた知恵を集めることで、
残された者たちは前向きに日々を生きていけるようになっていきます。



優しいタッチの絵と
静かな口調の文章で、周りを慈しむ心と友人の素晴らしさ、悲しみを乗り越える強さを伝えてくれるこの絵本。


子どもに思いやりの大切さを伝えるのに適した秀作ですが、
身近な誰かを見送ったことのある大人にも、新しい発見や心にグッとくる部分があるのではないでしょうか





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顔泣腹笑

私、生まれも育ちも葛飾柴又です
帝釈天でうぶ湯をつかい
姓は車、名は寅次郎人呼んでフーテンの寅と発します

俺がいたんじゃお嫁にゃ行けぬ
   わかっちゃいるんだ妹よ
   いつかお前の喜ぶような
   偉い兄貴になりたくて
   奮闘努力の甲斐も無く
   今日も涙の
今日も涙の陽が落ちる
   陽が落ちる


どぶに落ちても根のある奴は
   いつかは蓮の花と咲く
   意地は張っても心の中じゃ
   泣いているんだ兄ちゃんは
   目方で男が売れるなら
   こんな苦労も
こんな苦労もかけまいに
   かけまいに

西に参りましても 
東にまいりましてもとかく 
土地 土地のお兄貴さん お姐えさんに
ごやっかいかけがちなる若造です
以後 面体お見知りおかれまして
今日こう万端引きたってよろしく
おたのみ申します

 


どおせおいらはヤクザな兄貴
    わかっちゃいるんだ妹よ
いつかお前が喜ぶような
  偉い兄貴になりたくて
奮闘努力の甲斐もなく 
今日も涙の
今日も涙の陽が落ちる
  陽が落ちる

 

どおせおいらは底抜けバケツ 
   わかあっちゃいるんだ妹よ
入れたつもりがスポンのポンで
  何もせぬよりまだ悪い
それでも男の夢だけは
  何で忘れて
何で忘れているものか 
いるものか



あても無いのにあるよな素振り
  それじゃあ行くぜと風の中
止めに来るかとあと振り返りゃ
  誰も来ないで汽車が来る
男の人生一人旅 
泣くな嘆くな
泣くな嘆くな影法師 
影法師







昭和の良い所ですね


歌詞に惚れ惚れ







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ソウナリタイ



のび太くんを信じなさい。




 のび太くんを選んだきみの判断は
正しかったと思うよ。








 あの青年は人のしあわせを願い、
人の不幸を悲しむことができる人だ。

 それがいちばん人間にとって
だいじなことなんだからね。





 彼なら、まちがいなくきみを
しあわせにしてくれるとぼくは
信じているよ」















のび太も のび太の良いところを
理解している しずかちゃんパパも



そんな二人に愛されている
しずかちゃんも




二回目ですが
とても良いと思います




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青ト赤ノ涙






入る方は さやかなりける月影を



うはの空にも待ちし宵かな




紫式部







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