この時の俺は春樹と会えなくなり自暴自棄になっていた。

春樹はあれから全く学校へ登校する事がなくなった。


最初は何回か家に行ってインターホンを押して呼んでみたりしたが何回行っても誰も出ず、最初こそ授業で配られたプリントを毎日春樹の家のポストに入れに行ってたが、それも次第に嫌になり家が近い奴に任せてしまっていった。





確か、ちょうどこの時期から俺も反抗期に突入していた。だから色んな物に突っ掛かったり逆らったりしていた。


今思えば馬鹿みたいなことばっかしてたなあと我ながら振り返る度に思う…。



この前の部活仲間である大佑と亮にヤったレイプなんかはまさに。


目の前で同い年の奴ら(友達で、しかも男同士)のセックスを間近で見て興奮してしまった俺は、同時に、すごく幸せそうなこいつらに苛立ちとか嫉妬みたいな歪んだ感情を覚えた。

そして適当な理由をつけて脅して、友達である2人を犯してしまった。



大佑との友達関係はこの時点で終了した。

おそらく、これから顔を合わせる度にヤラれてしまうと思ってたに違いない。
だからそれ以降大佑は俺に絡んでくる事は一切なかった。部活も最低限の話以外しなくなった。



見苦しい言い逃れに聞こえるかもしれないが、大佑を脅したのは確かだが別にこれから会う度にヤラせろ、なんてつもりはなかった。二人の写真もばらまくどころか実際は持ってなかった。


だから大佑には悪い事をしたなあとは思う。



一方亮は何故か、俺との行為にハマってしまったのか体育祭後、それがきっかけで何度も向こうからよってくることになった。


最初は半信半疑だったが積極的な亮に俺は惹かれていった。それはまるで、俺の中にあった春樹の居場所を亮で埋めるように。



事実亮とのセックスはよかった。大佑も大切にしていたのだろう、すごく綺麗だった。


そんな、亮とヤる日はいつも朝と決まっていた。放課後はどちらの家も家族がいたから激しいのが出来なかったし、学校も部活の後だと完全下校ギリギリまでやってたから長く残れなくなってた。



やるのは決まってフェラばっかりだったが。
でもこれがセックスより手っ取り早く、オナニーより気持ちよくなれる「俺達の」セックスだった。




俺達は文字通り性欲の快楽に溺れていた。


その快楽は文化祭が始まる頃には、ほぼ毎日おこなわれていた。