スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

ふたりの13






「じゃあ、帰るね」



振り返ってお別れを言う


あっという間だったな



「来てくれてありがとう、助かったわ」



「うんっ、お泊まり楽しかった!」


「送るね」



「ううん!大丈夫!すぐそこだし」





また学校でねって

話して七海の家を出た






■□■□■□■




家に着いてベッドに倒れこむ


土曜だから家にお母さんがいるはずなのに


居なくて、よりポツンと感じる




勢いで泊まってきたけど


楽しかったなぁ、本当


帰って来ると何だか寂しく感じる




ふとスマホみると

ピカピカと光っている





……ん、七海からだ



【無事帰れたかな?】



〔帰れたよ〕っと……




【よかった。本当助かりました】



ぺこりとおじきするスタンプが動く




〔いいえー〕


〔楽しかった〜!また泊まりに行ってもいいかな?〕



【もちろん】





パフ、




……課題しよっと







■□■□■□■





「夜空ー!お風呂入んなさい!」



ご飯を食べてゴロゴロしていると


下から叫ばれる



あーん、めんどくさい……





「お湯冷めるよ!」




ゴロゴロしながらゲームしていたら


更に叫ばれた




ちぇっ、入るか(´・ω・`)







■□■□■□■





チャプ……







「はぁー」



朝は七海と入ってたのかぁ……




恥ずかしかったなぁ、こんなことになるなら
もっと痩せとけばよかった




むに、とお腹のお肉をつまむ





それに対して七海は

綺麗な身体してた




ぽわ、と七海の身体を思い出す






ほのかに赤くなった顔

透けるような白い肌が綺麗で、





...そのくせおっぱいもでかい




もう一回あの肌に触れてみたい









...ってなに考えてんだ

もう一緒に入ることはない、でしょ




ブクブク……





元気になって、

月曜日には会えるといいな











.









ふたりの12




「ゆでダコだわ」


「誰のせいやねん」





キッと睨んで身体を守るポーズ


何されるかわかったもんじゃない





「怒んないで、もう出るから」


「え?」



「私がいたら洗いにくいでしょ?ゆっくりしてね」






そう言うとパタンと出て行ってしまった



...何かあっさりしてるな









■□■□■□■





はぁ、サッパリした!



出してくれたバスタオルで
身体を拭く




……ん?さっきまで着てた

借りもののスエットがない





コンコン……



「ん?」



「これ、着て?」




スススっと扉の隙間から


新しい服が差し出されている




「えっ、さっき着てたのでいいよ」



「汗かいたでしょ、いいから」





扉越しに服を受けとる



「ありがとう」


「はーい」





パタパタと足音が離れてゆく



先に出たの服出しててくれたのか……



熱があるのにいい子やな……




ジーンといい友達を持ったことに


少し浸ってしまう





服からふんわりと香る七海のにおい
いいにおいー





貸してもらった服を着て


リビングに向かう







「ねー、夜空」


「なになに??」




冷蔵庫の中身を見てる


七海に近寄る




「オムライスなら作れるけど、食べる?」



「えっ!オムライス!?」




キラキラとした目で七海を見つめる



「ちょー好き!!」




「ふふっよかった、じゃあ作るね」



七海は笑いながら

ケチャップと卵を取り出す




「でも、七海熱あるでしょ?」


「少しね、お昼だしお腹空いたでしょ」



「はいっ!私やる∩・ω・*) 」




家でたまーに作るから


作れる!!



「じゃあ2人で作ろうね」



「わかった!」








■□■□■□■






「出来たぁ!お腹すいた!!」




2人分のオムライスをもって


テーブルに運ぶ





お茶とスプーンを持った七海も


後から来た





七海と私のオムライスに


くまさんをケチャップで描いた





「ねー見て!かわいいでしょ」



「本当だ、可愛いわね」



「えへへ〜、じゃあ食べよっか」



『いただきまーす』




ぱくっと一口



「んま!」



「美味しく出来たね」





友達の家でこうやってお昼食べるの


新鮮だなぁ、こういうのしたことなかった




今日で帰っちゃうけど


もう少し一緒にいたいな





「……これ、食べたら家に帰っていいからね」


「えっ、まだ……」


「親御さん心配するよ。私はもう平気だから」




「……そっか」





七海もずっと他人が家に居たら


休むものも休めないのかもしれない



オムライス食べて、洗い物したら


大人しく帰ろう...







.








ふたりの11




こ、このっ!


私も意地になって

七海に手を伸ばす




!!!!!!!


ぐぅっ、でけぇ



手からあふれるおっぱい





「あん、」


わざとらしく七海が声をあげた




「夜空ったら大胆」



話してる間にも手はもみもみと動いている




おいおいおい


はしっと両手首を掴まえる




「か、身体洗うから、出て」


「……わかった」




ザパ…………




しぶしぶと出る七海の


長い黒髪が身体のラインにつく



妙にえっちぃ





「そんなに見られたら恥ずかしいわ」


「あっ、やっ、ごめん」




バレてた……




続いて私も出て七海の後ろにいく





「シャンプーこっち?」



「うん、それ」



「わかった、じゃあ目ぇ瞑ってね」






チャプ……




頭を濡らしてシャンプーを手に取る




人の髪洗うのってしないから


美容師さん気分で楽しいかも







リンスーをして次は身体……




ゴク…………



無意識に唾をのんでしまう





ポンプからボディソープの泡をだす




「 .....」




背中を泡で包んだあと


胸に手を伸ばす



ドキドキしながら


柔らかな膨らみに指を滑らせた





「んっ、」




「っ!!!」





その声がやらしくて


手が止まってしまう





「なっ、七海変な声出すのやめて!」



ざばっとお湯をかける




「うわっ、あっ」


「終わりね(`・ω・´)!」




ふぅ、おわったぁ




「あははっ、ありがとう」




笑いながら顔を拭う




「夜空の身体も洗ってあげる」




「えっ、私はいい!!」



「いーから〜」


そう言って私を椅子に座らせる




い、嫌な予感しかしないよ……









.









ふたりの10






「そ、そんなの、恥ずかしい……」



「だって汗かいちゃったわ」





七海がぱたぱたと服に空気を入れる



ちらりと流し目でこちらを見ている




入ろうアピールがすげぇ!






「……あ!熱、もうない?」



「ん、待って」




近くに置いてある体温計をとって


計ってみる






ピピピッ……ピピピッ……





【37.3℃】






「下がってきたねーよかった」



悪化してなくてホッとする



「ありがとね、夜空の看病のおかげね」




微笑んで頭を撫でてくれた




「良くなってなによりだ」


「そうね、じゃあ」




すくっと七海が立ち上がる





「??」


「お風呂いきましょ」





「!!!!」





は、話変えたのに………



どどどうしよ



こんなからだ見せらんねぇぇ






「お湯入れてくるね」




パタン








「....。」




え、え?



七海出ていっちゃった



拒否権!拒否権は!?








■□■□■□■




ドッドッドッ



心臓の音がありありと分かるほど


鳴っている





無意識に正座の状態で


七海の帰りを待つ








ガチャッ……




「!」ドキイッ




「そろそろ入るわよ……ってなんで正座?」





「い、いや、そのっ」



あせあせと足を崩す






くすくす、と七海が笑う




「顔が真っ赤だわ、入ってないのに」




「うっ、だって……」



「おいで、お湯冷めちゃうよ」




私の手をひいて立たせる




部屋を出て階段を下りて


あっという間にお風呂の前に






「……脱がしてあげようか?」



「えっ、いやっ!自分で脱げる」








って、、


しまったぁぁぁぁ




自分で脱ぐって条件反射で言ってしまったぁ






頭を抱えている間にも

横で着々と脱いでいる







ドッドッドッ





心臓が高鳴ってゆく








「先、入るわね」




バタンと閉められて



ぽかんとしてしまう





どうしてこうなった……






しぶしぶ脱いで

そろそろと顔を扉から出す



湯船に浸かっている七海




ふちに顔を乗せている





「夜空、見て」




……何だろう?



七海が手にもっているのは



シュワシュワする入浴剤





「おおー!それすきー!」



「早く入ろ?」





そそくさ入って体を流して



ちゃぽんと入った





「あったかーーい」



ぬくぬくなお風呂にホッとする




「はい、どうぞ」




入ると私に入浴剤を渡してくれた



桃の香りのやつだ!




お湯に浸けると桃の香りがふわっと広がり


お湯がピンクになってゆく





「いい香りね」



手でお湯をすくって匂いを楽しんでいた




「うん!久々に入る〜」








ゆったり浸かっていると



すすす、と七海が近寄る






七海おっぱいでかぁ( ゚∀゚)



無意識に目がいってしまう




ふにっ







ん???





ふにっ、






両手で胸を触ってきた







って、おい




またか!!!!!!!









.






前の記事へ 次の記事へ