東京へ来てから特に面白いこともなく、本当に淡々と日々が過ぎていっていましたが、ふわっと起こる色んな感情をただ無意識に沈めてただけというか、まぁ成人としてそんなの当たり前のことなんですけど、要は東京という大都会に緊張し、見栄を張ってサイズも合わないのに高いハイヒールを履いてみんなと走っていたようなものというか、当然まわりと並んで走れる訳はなく、涼しい顔して走ってたつもりがきっと周りから見れば滑稽だったろうし、わたしとしても薄々それに気づいてはいたんですけど、それに気づいてしまうともう駄目で、1回こけると何回も連続でこけてしまい、頑張っても頑張っても人との差を感じるばかりで、自分のことがどんどんどんどん嫌いになっていくのがここ1ヶ月ほど続いていました。
最近とうとう寂しさから自分でも呆れる馬鹿をし、直後には熱まで出して、もう駄目だ…これは流れ断ち切らないと落ちる時は底までいってまう…と思いつつ、東京マラソンにぶかぶかハイヒール参加の私は止まる勇気もなく履き替える余裕もなくまた素知らぬ顔で働いて、今日も隣の席のオッサンに意地悪されてしばいたろかと内心毒づきながらもヘラヘラと媚を売ることしかできず、そして仕事ミスしてまってましたと言わんばかりの意地悪な説教を食らうという、もうますます自分が嫌になって、今日のだって結局は奴が悪いのではなく仕事ができない私が悪いわけです。人としてもナメられやすく、こいつならいいだろと思われやすい私が悪い。
そんないつも通りの仕事終わり、電車で、岳人の、小説を、読んだわけです。お友達のリカさんがわたしにと書いてくださった岳人夢小説なのですが、読んでて岳人ーー!!うおーーー!!好きだーーーーーーー!!!!!!!と海に向かって叫びたくなるような、そんな自分を呆れて見守るがっくんが横にいる夏よ来い!!!とか考えるくらいに岳人にデレデレにテンション上がりまくって、惚れ直したなぁ〜とか、帰り道はずっと岳人のことを考え、家に着き、ドアを閉めた途端になんかが切れたのかふと涙が溢れました。なかなかにアウト。
がっくん全く関係ないのですがここ1ヶ月ほどの辛かったこととか、今の駄目な自分が悔しくてたまらないこと、寂しくてたまらないことなんかが、ぶわーっと溢れてとまらなくなり、1時間ほど感情に任せて泣いて、そしてふと思ったのは、きっとがっくんにテンション上がりまくりで感情のフタ外れたんだろうな。そう思うとなんだか自分の馬鹿具合に笑えて、岳人好きすぎて頭おかしいな、と思いつつ、岳人好きな自分のことはわりと好きだなとも思えたわけです。ぶかぶかハイヒールを無理して履かなくても、1回立ち止まって、自分らしい靴に履き替えて自分のペースで堂々とマラソンすればいいんじゃないかと思えました。もう走るの嫌だとか、この東京マラソン向いてないし勝ち目ないし辞めてしまおうかとか、そんな風にばっかり思ってたけど、それは違うと思えた。諦めずに、自分を信じることは、減速するにしてもコースを変えるにしてもと忘れてはいけないことだと思い直せました。補正入ってるだろうけど、常にまっすぐ自分を信じてるところが、がっくんの魅力のひとつです。私もがっくんに恥ずかしくない女性になれるように、自分を信じてまた明日から自分のペースで、とにかく努力をしたい。このまま泣き寝入りは嫌、この1ヶ月をバネにして、もっともっと自分を磨きたいです。
がっくんのことを考えるだけで、こんなに前向きになれるなんて、私はとんだ幸せ者ですね。


もっと跳んでみそ!


と、自分に喝入れて頑張ります。全然喝入らねーわこのフレーズ