おもちゃ箱の国のアリス

ジョーカー(ホワイトver)


『旅立ちEDルート』B




二人のジョーカーと久しぶりに再会し会話した後

せっかくだからサーカスの舞台裏を見て行きなよ☆と突然誘われ

アリスはホワイトさんに手を引かれ天幕の中に連れ込まれてしまいました

ホワイトさんほんと、毎度アリスを強引に連れ込んじゃうね…w

中には(ジョーカーの国のアリスで出会った)サーカス団員の子供たちがいて、後片付けをしていました

あ…この子供たちは…

子供たちはホワイトさんを見るなり、一緒に片付けを手伝ってくれないことに口々に文句を言いだしましたが、ホワイトさんの横にいたアリスを見て態度が一変

この子たちもアリスが大好きなので、ジョーカーだけお姉さんとお話ししててずるい!僕らも話がしたいのに!と今度は別の理由でブーイング

初対面の時と同じように取り囲まれてしまいました

そして相変わらず、子供とは思えない怪力さで手を握りしめられたアリスは嫌なことを思いだしタジタジ
(前に腕を折られそうになったから)

初対面時にこの子供たちに感じた謎の恐怖感が蘇り顔を強張らせていると

子供たちはホワイトさんに、お姉さんも僕たちと一緒に(次のサーカスの開催場所に)来てくれるんだよね?!と、さもアリスが自分たちの一員になったかのようなことを言ったので驚きます

子供たち曰く普段なら絶対人を入れないここに団長みずから部外者を連れてくるということは=その人は自分たちの仲間、という単純な理由らしい

もちろんアリスにはそんなつもりはないしたまたま森に来て、ジョーカー(ホワイトさん)に連れてこられただけだから完全なる誤解

側で子供たちのはしゃぎぶりを見ていたブラックさんは呆れ顔

アリス含め、ガキはガキ同士ではしゃいでろと言って後のことは全部ホワイトさんに押し付けました

ホワイトさんはやれやれと言いながらアリスから子供たちを離すと

とにかく今は片付けは一旦中止!と言って、今からアリスに自分たちの技を見てもらわないか?とゴネる子供たちに提案してきました

男の子は空中ブランコ

女の子は綱渡りをそれぞれに披露することに

先にどちらが披露するかでモメる二人に、ブラックさんがお前ら両方たいして上手くないんだからさっさと見せて(この女を)追い返せと言ってきて…

相変わらずアリスに対して塩対応過ぎるブラックさんw

「あなた、よっぽど私を追い返したいのね…」

口を開けば自分に暴言ばかり言ってくるブラックさんに流石にカチンときてしまったアリスは、本人に確かめるようにボヤきます

んなもん当たり前だろ?

頭の悪いガキは見るもん見たらさっさと帰れ!と、ブラックさんはよほどアリスに帰ってほしい様子

うむ……。
トゲトゲしい関係のブラックさんとアリス良いよ良いよ
いいぞ、もっとや(ry

あれだけ忌み嫌われたら好かれているなんてこれっぽっちも思わない

言うだけ言って去って行ったブラックさんを見ながら

「あの人、私のことが本当に嫌いなのね…」

と言って少し落ち込むアリス

アリスにとってブラックさんは苦手な相手とはいえ、どこか嫌いになりきれない部分があるので、本当はホワイトさんのように良好な関係でいたいのだと思いますが

ブラックさんがATフィールドを張り過ぎだから近寄るに近寄れずw

まぁ、ブラックさんの冷たい態度の裏には「なるべくサーカスに来てはいけない、自分たちに関わってはいけない」っていうアリスに対する超わかりにくい優しがあるんだでしょうけどね…

そこまで交流がないからアリスにわかるはずないですが…


余所者(自分)には基本的に優しいこの世界で、対応が酷過ぎるブラックさん

アリスからしたら不思議で仕方ないですよね…同じ存在であるホワイトさんが友好的で紳士だから余計に

誰からも好かれる世界唯一好意を向けてくれない人

傲慢な考え…それが当たり前になってしまったことが怖い
でも、それでも何故好かれないのか気になって仕方ない

自分は嫌われているんだ…
と言うアリスでしたが、それを聞いたホワイトさんはクスッと笑うと


それは誤解だよ。ジョーカーは君が嫌いなわけじゃない。」

「むしろ気に入られているんだ」
と言い、その根拠は

「だって、俺も君のことを気に入っているから、同じ存在であるジョーカー(ブラック)も君のことを気に入っているに決まっている」

とのことらしい

あの態度で実は好かれているとか…

ブラックさんどんだけーwwww
( 普段なら絶対見せないけど
ブラックさん個別EDでのアリスへのデレこそがブラックさんの本気の気持ちなんでしょうね )

典型的な好きな子ほど虐めたいタイプなんだろうなぁ

というか、、、

ブラックさん、

ホワイトさんに気持ちバラされてますよwww


その後、子供たちによる空中ブランコのお披露目

危うい動きにハラハラしながらも見ていたアリスでしたが、アリスの心配をよそに子供たちは見事な空中遊戯をきめ、楽しんでいる

呆然と見ていたアリスが凄い!と絶賛すると、いつの間にかホワイトの腰に付いている仮面に引き篭もったブラックさんが呆れた声で

あいつらはあれが「役割」なんだからあったりめーだろ

間抜け面が余計に間抜けに見えるから黙って見てろ!

とまた暴言を浴びせられ…

ひでぇ…www

でも、さっきホワイトさんからブラックさんの本心を教えてもらったアリスはそこまで気にすることはなく

むしろ、「あなた、向こうに行ってたんじゃないの?」実はずっと見ていたのねと言って、ホワイトさんと一緒にクスクス笑います

仮面に隠れてないで出ておいでよと呼ぶも、そんな馬鹿の近くになんかいるかよ今度は馬鹿呼ばわり

さすがのアリスも(実は嫌われていないとはいえ) 馬鹿呼ばわりされたのは感に触わったらしくムッとします

確かに、フラフラ目的もなくここに立ち入って、結果中に引き入れられてしまったから賢いとは言えないけど、そんな言い方しなくても…

アリスがブラックさんの言葉にヤキモキしているとホワイトさんに呼びかけられ、子供たちの空中ブランコから完全に目を離してしまっていたことに気づきます

アリスに目を逸らされ、空中ブランコじゃ物足りなかった?
綱渡りの方が良かった?と不安がる子供たち

どうしよう…機嫌を損ねてしまった…と慌てるアリスでしたが、ホワイトさんが上手くフォローしてくれたおかげでなんとか難を逃れました

子供たちの自分へ向ける期待の眼差しにアリスは、
この子達は私を本気で一緒に連れて行きたがっているのではないか

そんな風に思うようになりました

そう感じつつも、そもそもこの子供たちとはそこまで交流らないし、
自分はサーカス団員になろうなどとは思ってない

子供たちからの「観てほしい」の中に含まれた「来てほしい」という期待の眼差しに焦るアリス

するとホワイトさんから
何かしてみたいことはある?と突然提案されました

「何か」とはもちろん、このサーカスでしている演目のこと


(続く→)