話題：新作アニメ


『「愛してる」と自動手記人形』

今であって今ではなく、ここであってここではない、そんな世界に生きる幼子のような心を持つ、両手が義手の少女の物語


彼女の心は動くことはなく、ただ命じられるがままに戦う道具だと、周囲の者たちは言う

しかし彼女の心は、元の持ち主…保護者の存在によって、ちゃんと動いていた

本人にも分からず、ほんの僅かずつではあったが


そして彼女は知りたがっていた

保護者である少佐が最後に彼女に残した言葉の意味を…


おそらくそんな感じのストーリーではないかと思われる

いかんせんまだ第一話目なので、細かい説明や詳細な背景は見えてこず、行間を読み解くように想像を巡らせるしかないのです

なので、どこか違ってたらすみません

というか、まあ、詳細を知り得てもネタバレになるだろうから、書くに書けませんけどね(^^;)


で、これはとある世界の終戦直後の話らしく、戦争の道具として育成された孤児の少女が、所有者のギルベルトから得た情報や感情によって、彼女本人すら気付かぬうちに感情が芽生ええていく

彼女はギルベルトの命令ならば何でも実行する感情のない道具であったが、その胸中にはギルベルトに対する強い想いに満ち満ちていた

この想いを知るべく、彼女−−ヴァイオレットは自分の想いを紡いで…的なね、感じなのよね(*TーT*)

なんかもう見てて放っておけないっつか、なんか健気でなぁ

少佐もある意味酷なことをするなぁって思うわ


あ、ちなみにキャラは綺麗で世界観にそぐった美麗な背景と、戦後とはいっても欧州風の舞台ゆえの風景に隠されているから、殺伐観はないです

ただ、原作や前情報を知らない人にとっては、ちょっと情報が足りなくて…てのはあるかも

でもそれを抜きにしても、十分見応えのある作品でした


歌--・絵◎・背景◎・効果○・インパクト○：総合◎