こういうことは、文章に残したら一生残るから言いたくなかった。
でも、残らなくても心に残ってるから、痼を取るために書いとく。

「最後までがっかりさせないでよ」
「○○さんだったら1人でまわせてたよ。なんでできないのかな」
「いつホール出てくるのか30分待ったよ」

刺さる棘たち。
でも、言われてるうちが華だと。わたしの、みんなのために言ってくれてるんだと。
わたしがもっと動ければ、視野が広ければ、仕事ができれば
上司の期待も裏切らないし、みんなの信頼も裏切らないし、自分自身にもがっかりしないし。

なんでできないんだろう。
なんで、○○さんみたいに、みんなみたいに、できないんだろう。

ちょうど、キッチンにいた姉御が庇ってくれたのがよけい情けなくて、でも嬉しかった。

「あー、そんなこと言うんですね」
「なんでじゃあそんなにいっぱいホールいるんですか?まわらないのおかしくないですか?」

なんで、こんな出来損ないを庇ってくれるんだろう。
悪いのはわたしなのに。

洗い場で誰にもバレないように静かに泣いた。

こんな病気にならなければ、もっとちゃんとできたのかな。
病気のせいにしてる自分は甘えてるな。
じゃあ、結局自分のせいじゃん。
死にたい。

ただ、なにも言えなくて「申し訳ございません」しか言えない自分が、地べたに這いつくばってる虫に見えた。
「わたしが悪いからいいんです」って姉御に言う声は震えていたかもしれない。

それでも、今までの恩があって。
上司の最後に菓子折りを渡した。
せめてもの、わたしの反抗だった。

なんか、DV彼氏みたいだな笑笑
でも、本当は良い人なんだよって、みんなに、自分に言いたかった。
悪いのはわたしなんだよって、だからだれも悪くないのって。
前の上司よりは100倍マシだから。

本当は仕事辞めたいな。
もうなにもしたくない。
でも、働かないと生きられない。
居場所と安寧を作るためには、働かなければ。
良い職場なんだけどな。
やっぱりわたしが悪いな。




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