話題:アイドルマスター

P「ただいま戻りました」


律子「お帰りなさいプロデューサー殿。早速で申し訳ないのですが、確認してほしい書類があるのですが」


P「あぁ、別に構わないよ」


律子「これなんですけど…」


P「どれど…………れ?」


『婚姻届』


律子「こことここの欄と、間違いがなければここに判を」


P「いやいやいや、ちょっと待って。なにこれ?」


律子「なにって、婚姻届ですが?」


P「…どっきり企画か何かか?」


律子「アイドル相手ならともかく、プロデューサーにどっきり仕掛けてどうするんですか」


P「それもそうだが……」


律子「なるべく早くお願いしますね」


P「………………。…なんなんだ一体?確かに芸能界、福山雅治さんに千原ジュニアさんにTOKIOの国分さん、爆問の田中さんに年明けにはDAIGOさんも結婚することを発表してめでたき事が続いてはいるが………。そこに『竜宮小町のプロデューサー結婚。お相手は同僚の男性プロデューサー』とでも続く気か?そもそも本気なのか?……しかし律子がこんな悪戯してくるわけ……やはり何かの企画で」


真「ただいま戻りましたー」


P「あぁ、お帰り真……って、汗だくじゃないか」


真「スポーツの秋ってことで、軽く走って帰ろうと思ったんですが熱入っちゃって」


P「そのままじゃ風邪引くぞ。とにかく早く着替えろ」


真「そうですね」ヌギ


P「待てーーー!?なんでここで脱ぐ!?」


真「いや、だって暑いし」


P「更衣室で脱げよ


真「えぇ〜、汗でベタベタしてるし、早く脱ぎたいんですけど」


P「だからといって俺の目の前で脱ごうとするな


真「は〜い」


P「…………おかしい。何かがおかしい……。律子の婚姻届はまだ悪戯の許容範囲だが、真のは明らかにドッキリなどではない。まず放送できないし……俺だけにしてもあそこまでやるか?」


千早「ただいま戻りました」


P「……………」ブツブツブツ


千早「…プロデューサー?」


P「ん?あぁ、お帰り千早。ちょっと考え事してて気付かなかった」


千早「何かあったんですか?」


P「ん、まぁ……。それより予定よりずいぶん早いな?」


千早「はい。なんたってちーちゃんはカワイイですから、収録もレコーディングも一度で大丈夫でした」


P「…………………はい?」


千早「ですから、カワイイちーちゃんにかかれば、収録も一発オッケーということです」


P「…………………」


千早「あれ?どうしたんですかプロデューサー?……あ、もしかしてカワイイちーちゃんに見惚れて」


P「ぬわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


千早「……!?」


P「……………」


千早「…………」


P「………………………」


千早「…もう、いきなり何するんですかプロデューサー?」


P「…あ…あぁ、すまんな……。カワイイちーちゃんを見ていたらつい、な」


千早「そうでしたか。まぁ、ちーちゃんはカワイイから仕方ありませんね。あ、プロデューサーお茶淹れましょうか?」


P「そ、そうだな…。ちょうど一息いれたいと思ってたんだ」


千早「わかりました。ちょっと待っててくださいね」


P「……………痛ってぇぇぇぇ!!!なんか急に腹パンしたい衝動に駆られてしてしまったが、なんだ千早の腹!?鉄板殴ったみたいに硬ぇ……。さすが腹筋鍛えてるだけあるわ……」


響「ただいまだぞー。あれ?どうかしたのかプロデューサー?」


P「お帰り響。いや、なんでもない。ちょっと手の甲をぶつけただけだ」


響「それって大丈夫なのか?」


P「大したことじゃないさ」


響「そっか。ところでプロデューサー。ちょっとお願いがあるんだけど……」


P「なんだ?」


響「実は、途中で迷子?の動物を見つけたんだ。なんかちょっと元気もなくて……。飼い主か、引き取り手が見つかるまでここで預かってほしいんだけど?」


P「それは俺の一存じゃあな…。動物の種類にもよるが……ちなみにどんな動物なんだ?」


響「この子なんだけど…」


P「…………………どこ?」


響「どこって、目の前にいるじゃないか」


P「いや、俺の目の前には響しかいないんだが……」


響「なにいってるんだ。ここにいるじゃないか!」


P(何もない空間を指差す響…………これってもしかして………)

『つづく』