今と、未来と、それから過去と。
12/12/14 17:16 ( 0 )


思ったよりも今の生活に不満がない事に気付いた。毎日毎日苛々して、それでも与えられてる物も多くて。終わりだと思った。検査結果を聞いて。積み重ねてきた物が無駄になったと思った。普通の生活は与えられなくて、ただでさえ足りないのに普通の物すらなくなったと思った。ずっと溜めてきた物を捨てるように逃げて、泣いて。今まで何もしない時なんてなくて、ずっと何かの作業をして暇な時を許さなくて。結局一生休む事なんて出来ないんだと思うくらいに。手が空かない、無茶苦茶な生活。それを一度放棄して、少し休んでみた。そうしたらさ、自堕落な生活なんて許せないと思ってたしやっぱり心苦しいけど、限界だったんだと思う。少し休んだら、少し周りが見えるようになった。所謂、敷かれたレールから外れる生活。当たり前に、当たり前じゃない厳しい日々を過ごしてきた、それから外れたら。自分の歩きたい道も見えてきた気がした。当たり前に受験勉強をして、中学に受かって。高校に受かって。難しい大学に受かって。有名な会社で働いて。続く未来に限界を感じて。
毎日怒っても、苛々しても。どれだけ暇がなくても、昔とは違って。いや、昔は気付いてたけど見ようとしなかっただけなんだけど。必要とされて、求めてくれて。最低限の収入があって、知識も得れて。永遠に側に居る事もないと思うし、今が続くとも思ってない。だから今が幸せなら。今を積み重ねるから。
同輩は、意外にも私を蔑んだ目で見はしなかった。道を歩く後輩を見ても嫉妬しなかった。上の役職が正しいんじゃなくて。とりあえず、自分が満足したらそれでいいよ。生き辛い世界だけど、本当に必要なモノがあれば。他がどうだろうとそれで良いよ。

教える仕事はとことん向いてる。人生を変える事実にたまーに怖くなるけど。昔解けてた問題が解けなくなってて苦笑い。落ちたなぁ。知識量も、脳みその柔らかさも。教えられる立場じゃない。けど、決めたから遣る。最大限。大切な存在に、一番後悔しない道を進んで貰いたいから。自分の勉強も進めながら、ね。

敷かれたレールを歩いた十二年が無駄だったか無駄じゃないかはまだ分からない。けど、どれだけ義務だったとしても。しんどかったとしても。望んでいなかったとしても、無駄じゃなかったと思いたい。無駄じゃなかったと思えるように生きたい。

とりあえず長い。そして忙しさが消えないのは性質か。






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