2020/3/9 Mon 21:46
207号室




僕のいない朝は
今よりずっと素晴らしくて
全ての歯車が噛み合った
きっと そんな世界だ


家にあったココアの粉を水に溶かして
レンジであっためようとしたけど
レンジに入れたあと
ボタンを押す時
何故かためらって
上着を着て財布を持って外に出た

当たり前の幸せとか
ささやかなマグカップの温かみに触れたら
今 頭がおかしくなってしまう気がした

だから 近所のスーパーにいって
食べたいものをカゴに詰めて
帰りにドーナツを食いきれないのに買ったんだ

日々なにと戦って
なにに怯えてんのかわからない
自分に対する劣等感
他人に対する劣等感

もし レンチンしたココアをあの時飲んでたら
きっとそれはそれで 満たされてたんだろうな
そういう自分の もし が 嫌になる時がある

パジャマの上から上着を羽織っただけじゃ
寒いなんてのはわかりきってる
けど今日は 寒さを感じたかった
なんとなくのらりくらりと息をすることに
抵抗があった

マグカップに ココアの粉を入れるまで
ぼくは 何も意図せず その行為をしていた
当たり前に当たり前を掴もうしてた
馬鹿野郎だ

金を払って
その金だけのものを買い物袋に詰めている時
めちゃくちゃ安心した

100円だろうが1000円だろうが
失った分の満足感
そんな当たり前の安心

無償の愛はドラマチックだけど
上げるのも貰うのも
時に 苦しいよね



だから何って話なんだけど
ぼくの考えてることって
こういうことだったりする


ーーーーーー

(2020/03/09 21:31:35)

最近 本当に 自分以外の何かに期待するのをやめてしまった。何かが欲しけりゃ自分が頑張ればいい。そんなふうに思うことが増えてしまった。12月5日のブログが、結構すべてだったりする。みんな 本当に大切なものを どんどん自分の手で壊していっちゃうんだな、知らないうちに ぼくは不思議とそういう経験が昔からない。ぼくは いつも 目には見えない 形のない何かを追うのが好きで

物理は 形はあるけど永遠はねえ
未完成な自分と
ある程度 もう変わらないとこまで
自分を形成しちゃったお前
10代20代を謳歌した
出来上がってしまった
ぼくの知らない顔を持つ
ぼくの二酸化炭素じゃなく
身体中酸素いっぱいのお前

吸う度腐る肉の塊にも
同じような感覚を抱いている


ーーーーーーー



この声が消えて
身体がなくなっても
最後に止まるのは心臓じゃなくこの心
最後の最後まで ぼくは
心で生きていたいと思うんだよ、

そのためにはね
今あるものだけを頼りにするのは
心細すぎやしないか

目の前にある 体温の塊を抱き抱えること
それだけで 世界が、ぼくが、君が
報われるなら、簡単な話だな

今あるだけの、持ち合わせの言葉だけで
人は泣くのを辞めるんだろうか

君はその 他人の精一杯で満足だろうか
ぼくは 一生笑って 傷つかずに
この世界で深く息が吸えんだろうか

違う もっともっと
大きなもの
見たことの無い力で
目を背けたくなる真実も
本物の血と骨で紡いでほしいんだよ
離さないでほしいんだよ


ーーーーーー

ぼくは単純なものが嫌いだから
好き の 一言では 何も喜べない

よく ゆきむらさんのためなら
なんでもできます、この身がどうなっても
みたいな 死ぬ勇気も頑張る努力もできないやつが
そんな言葉をかけてくる

人、1人 幸せにすることが
どれだけ大変なものなのかを知らないらしい
ましてや ぼくだ

ぼくは、幸せになれる権利はあるけれど
幸せだと実感する感性はない

ぼくが、精神衛生に潔癖で
自分の中の完璧を強く持ちながら
都合のいい時は被害者
都合のいい時は加害者
都合のいい時は神になりたいと自惚れる
この自尊心相手を目の前に
てめえが何できんだよって話

怒ってない
悲しいんだよ


ーーーーーーーー

自分を大切にできないやつに
ぼくを大切にできるとは 到底思えません

自分勝手に生きるのはいいことだな
その尻拭いを 未来
まだ会うことの無い
無実なあんた、君、ぼく など
その腐れた価値観と
変えられない過去で殺すだろうね

取り返しのつかない後悔のあと
ごめんなさい とか
生きてる意味がわからない
どうせ、でも、だって

そんなポエム
SNSに書き殴って
ふにゃふにゃの脳ミソにイイネを押され
しょうもない友達が心配してくれて

いや
本当の友達なんかいない自分すら情けなくて
ルックスも頭も悪くて、馬鹿で
「そんな自分が嫌い」とか
当たり前な事実に今更感情的になっちゃって
自分宛でもない音に耳を傾けて
くだらねえ感情移入が
涙が
行き場のない虚しさが
溢れて
そんな頃にはすっかり日は暮れ
今日の終わりと明日の始まりを憎むわけね
冷たいとか、ぽっかり空いた心の穴に
感受性の火を灯して
「死にたい」
マジウケるんですけど

ぼくは綺麗だなんて認めない
そしてある時、ふと、
また明日から頑張ろう なんて

笑わせないでね















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