2019/9/15 Sun 09:27
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大好きなひとの言葉をお借りして言うのなら
2019年9月15日 ぼくはぼくではなくなった。
なりたかった過去の自分は
何一つ間違ってなくて
全てが綺麗で繊細で
素晴らしかったんです。
美しかったんです。
結果からいうと
頭に描く憧れの自分は
予想通りなれっこありませんでした。
表の自分と裏の自分が葛藤していた数年間。
幸せを感じるたびに
たくさんの人に愛されていくたびに
返したいものが増えていった、
どん底にいなきゃいけないはずの
幸せとは程遠い自分が
なんで幸せになってんだろう
たまに、今置かれた環境が
事実が怖くてたまらない。
嫌われるためにやってきたことが
誰かを救っている事実
ぼくは嬉しいようで苦しいんです。
昔のブログ読んでください。
見苦しいほど、痛々しいほど
ぼくはぼくでありたいと書き殴られている。
けどやっぱり、ぼくがなりたかったものって
ぼくじゃなかった。
今感じている幸せの中に、ぼくの姿はありません。
また一つ成長し、大人になって
守りたいものが増えました。
身が手な人生はそろそろ終わりのようだ。
ずっとわがままで、自分が一番の世界にいたかった。
リアルの常識に、ネットの常識に
人の優しさに、言葉や感情に、気づきたくなったよ。
ぼくは性同一障害でもなんでもないんだけど
昔はアイドルになるのが夢で
好きな色はピンクだったんだよ。
今では考えられないね、
洋服もスカート以外は持ってなかった。
恋愛や、可愛くなるためのお洒落も大好きだった。
そういうキラキラした自分が大好きだった。
でも、いろんな現実に叩きのめされて
「可愛い」なんてのには程遠い自分に気づいたよ。
そのコンプレックスはどんどん自分を苦しめていったな。
あの時も、なりたい自分になれなかった瞬間だった。
大好きな自分が大嫌いになった。
だから「可愛い」になれないなら
「かっこいい」になろうって思って、
人生で1度もショートにしたことなかったけど
初めて短く髪を切って、女物の服は捨てた。
見たくもなかったし、悔しかったから。
男の人ってどんな服を着るんだろう
かっこいいってどんな人のことをいうんだろう
とか、いっぱい考えた
こんだけ必死になっていた答えは
結局「意地」でしかなくて
それに気づいてしまうたび、益々自分が不甲斐なかった。
泣いた分、別の世界線くらい笑っていたかったんだうな。
女の自分に別れをつげて
こっから第二の人生やってやろうって決めた時
なりたかった自分に背を向けて
新しい自分になろうとするぼくの切実さが
苦しくて消えたかったのを覚えている。
でもね、なんでだろうな
自己評価の高い美談オチは好きじゃないけど
不思議なことに今のぼくは、性別への執着は薄れて
聞かれたらいつも言ってる。
性別はゆきむら。だよって(笑)
今なら口出して堂々と、それでも結局は「女」だけどねなんて
笑いながら話す自分がいた。
誰かの真似事や、薄っぺらい理想像を掲げ
チグハグに歩んできたとはいえ
今のぼくの生き様こそ、清く正しく美しいと願いたい。
ありえねえけどありえちゃってる話がさ
ぼくの考え方や生き方、服装とか髪型
ものすごく少数かもしれないけど
憧れてくれる人がいたりしてんのマジ狂ってる。
そんな文章をネットで見かけると、まあ素直にうれしい。
更には、実際に時間とお金を使って会いに来てくれたり
目を見て、「大好きです」と言われたら
ぼくは過去捨てた自分の姿に悔いはないんです。
そういう
自分で自分を土に埋めて
そこから新しいものが芽生えた瞬間ってさ
めちゃくちゃ生きててよかったって思うんだよなー
ふと思う。
過去のぼくは、今のぼくを恨んでたりするのかなって。
あんなに自分は藻掻き苦しんで
けど当時の自分は、その姿に目を背けて、諦めて逃げたんだ。
なんなら逃げる前、思いっきり心臓にナイフ突き立てて殺したんだ
なのに、今のぼくは報われちゃってて
それが全ての望みだったけど、実際目の当たりにすると
なんて残酷なんだって
まあ、この話と今朝の話
なにが繋がってんのかうまく言えないけどさ
人を傷つけることで自分を守ったり
リアルもダメだけどネットでもカスな人生だなとか
それでも、それが自分だって言い聞かせて
悪を正義に変える力がほしいとか
ダメな自分を正当化して
けど、言いたいことを言うのが美徳であり
それが年々ステータスになって
落ちこぼれの嫌われ者、天邪鬼でナルシストの開き直りの癖
他人に飲まれない一心でやってきたぼくの在り方
「たくまもる」の存在に、また一歩遠ざかっていく感覚を
今日目が覚めたときに感じた。
自分のプライド守るより
もっと守りたいものが見つかった
またぼくは一つ、ありのままの自分を土に埋め
新しいものを生み出すんだろう
破壊と創造は繰り返されるって
本当にこのことだろうなって思う
自分殺しは一生繰り返されていくんだろ
進んでみなきゃわかんないけど
ぼくが生きたかった世界が
また別の世界に姿を変えて
どうか、ぼくが変わっても、どうか
ぼくが、ぼくでいれますように。
報われますように。
流す涙が無駄になりませんように。
ぼくが、ぼくを嫌いになりませんように。








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