2016-10-6 21:36
児童福祉司の本
※虐待の話だよ!注意してね!※楽になりたいからさらけ出してるよ!
電子書籍のサンプルで見で気になっていた本、昨日駅前の書店へ探してみたら案の定在庫なくて…取り寄せてもらったら今日「来ましたー」って連絡きたので早速買って来ました。
取り寄せ注文した時の男性店員さんはすげえ嫌そうな態度だったけど、今日の店員さんは秋空の如く爽やかでした。どうでもいい。
一巻読んでみまして……フラッシュバックがすごくてなかなか辛いものがある。
「こういうのあったな」とか「こういうことされたな」が意外にあってビックリしてる。
話の合間にコラムというかレポみたいな頁があって、児童福祉司や虐待の紹介や説明があるんです。
例えば[児童虐待とは?]ってコラムだと…
(本文抜粋)
児童虐待は大きく4つに分類される。
いくつかの虐待が複合的に行われることもある。
【身体的虐待】
殴る、蹴る、投げ落とす、火傷を追わせる、溺れさせるなど。
【心理的虐待】
言葉による脅し、無視、兄弟間の差別的扱い、子供の目の前でのDVなど。
【ネグレクト】
育児放棄の意味。家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、暑い日に車内に子供を置いたままパチンコに出かけるなど。
【性的虐待】
性的行為の強要、児童ポルノの被写体にするなど。
私は今まで「虐待された」って感覚が薄かったんですよ。
ああ、虐待されてたんだなって思ったのは家を出て、叔母に「子供を高速道路に放棄するのは虐待で犯罪なんだよ」って言われてから。
私の中では虐待ってDVとかの、殴る蹴るとかそういうことで、傷が残るレベルの暴行はされていないから虐待はされてないと思ってた。
言葉による脅しとか兄弟間の差別的扱いとか、小さい頃に食事を与えられなかったとか…あれこれ虐待受けてたやん自分。みたいな。
小5の時、友達の目の前で躾と称して思い切りひっぱたかれた記憶とか蘇っちまったぜ…。
…あれぇ…これ身体的虐待…?
あの頃から家を出るまで「お前は目が死んでて可愛くない」「人を馬鹿にした眼で苛々する」ってよく言われていて、「お前性格悪いよね、高飛車過ぎるんじゃない」ともずっと言われていたから…そのまま受け止めてああ自分は性格悪くて高飛車だから目付きも悪くて人を馬鹿にするんだなって思ってた。
フローズン・ウォッチフルネスだそうです。
虐待を受けて、全ての感情を放棄した瞳のことをそう言うらしい。
なんかすごい納得した。
今でも「自分の感情は死んでるんじゃないか」って思うことが多々ある。
周りからも「落ち着いてる」とか「クールだね」ってよく言われるから、そういう性格なのかと思ってた。
同人イベントでも周りがキャッキャしてて盛り上がってるのに自分だけ冷静でいるのは、キャラとかジャンルに対する愛情が足りてないせいなのかとも思ってた。
あの頃からずっと、私は感情を放棄してるんですね…。
ネグレクトを受けていた時に、保育園の一部の保育士や園児達から無視や差別を受けていたので…大人や他人なんか信用出来るわけがない。
自分を助けられるのは自分しかいない。って考え方になるのは必然的でっしゃろ。
虐待受けた子供は誰も信用出来なくなり、人との信頼関係が持てずに云々…って書いてあるのを見て、やっぱり幼少からの環境は人間の性格を形成するんだな…と。
私もすぐ「関わりたくない」って言って信頼関係が持てない人間なので、やっぱり虐待の影響受けてるんだろうなぁ。
魂の殺人とはよく言ったものだ。
現実問題、児童虐待の件数は増加しているし、ネサフしていて自分と同じように他人を信用出来ない人を見掛ける回数が多くなってきているので…全ての人間嫌いさんが虐待されていたとは思わないけど、何かしら社会的影響はあるんじゃないかなぁ。
これから母親になる人や、保育士さんとかにも読んで欲しい本です。
フラッシュバックすごくて辛いけど色々解決出来たし、楽になれた。
買ってよかった!