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GUIDANCE

ツイッターで盛り上がったネタでたくさんお話を書いたはいいけど地雷原過ぎたので
ここにまとめてしまっちゃおう!という場所です。
以下、注意事項になります。

・成人済み推奨

・閲覧は自己責任です
・作者はこの原作に愛しかありません
・原作や実際のものとは一切関係ないフィクションです
・設定の甘さや抜けもファンタジーと思って広い心で見てください
・3次創作は大歓迎です。むしろください


地雷を踏んでも高笑いしながら果てる覚悟のある方のみ、お進みください。




▼最終更新 20190514




みやこ 拝  →Twitter
特別協賛:橘乃御大 →Twitter
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INTRODUCTION

大体この設定の中で話をこねくり回しています
別に読まなくてもいいです ツイッターにはビジュアルつきのもっと見やすいのが置いてありますので
そっちでも
▼でついったーにとびます ない人もいる


登場人物紹介
あっちなみに大包平以外は全員女でございます。

鶯友成(旧姓:古備前) Age30
大学図書館司書。たいていのことは「細かいことは気にするな」で流してくれる、
見た目よりも鷹揚な性格。ただし茶にはうるさい。
生まれつき目が弱く常にカラーグラスかサングラスを着用している。
別に催しているわけではないが、よく図書館のテラスで多感な大学生の相談に乗っている。
五条国永とは従姉妹。
自覚がないタイプの発達で関心が薄く突拍子もないように見えるが、本人的には最大限
気を使って生きているつもり。
声も態度もデカイ弟がいる。喫煙者。諸事情によりマグロ。

五条国永 Age24
1ダブりの大学院生。社会に出て働きたくないからという理由だけで
親の金で合法的にニートをしている。
金もあるし要領もいいので、あと4年は無為に大学に居座るつもりであったが
図書館の君に惚れて攻略のため戦略を練るのが日課に。
自身の従姉妹であり、同じく呪われたさだめを背負っていると知ってからは
なおのこと入れ込む。
ロリータなのは本人の趣味というわけではなく、一番似合う服がこれだからという
至極合理的な理由から着用。哲学を専攻している。喫煙者。

吉光一期 Age22
いまどき珍しい20人を超える大家族の長女。
しっかり者で真面目な性格の優等生だが、反面世間知らずで天然、純粋培養なところも。
そんな彼女は大学に入り、合コンでカモにされたり大人数兄弟の長子ゆえの抑圧に
晒されたりして心身ともに疲れ果てていた折に、図書館の女神と運命的な出会いを果たす。
そこで眠っていたメンヘラの才能が大開花。
狂信じみた愛を、白いやせぎすの小蝿を追い払いながら愛しの女神に囁く毎日が楽しい。
教育学部。非喫煙者だったが、女神の煙草をちょろまかした。

安達友 Age27
髭切とも。
代々古備前や三条といった旧家の貴族連中を守る武装貴族・安達の娘。
分家で同業の源氏の家に異父姉妹がいる。妹は基本的に容赦はしないが好き。
彼女ら姉妹と鶯は乳姉妹として、実の姉妹同然に育った過去を持つ。
大層な腕利きで殺傷行為に微塵もためらわない。
乳姉妹の鶯のことは妹と同じくらい大切に思っており、彼女の身に起きたことは
気の毒に思いつつ何の感慨も持たない代わりに、この先鶯に害成すものがあれば
それが誰であろうと容赦なく切り捨てるつもりでいる。
引くほど健啖家。非喫煙者。

▼三条三日月 Age30
三条家現当主。今剣の養母。女狐。

三条今 Age14
今剣とも。
世間知らずな箱入り娘。ゆえに潔癖。三日月お姉さまを悲しませた鶴が死ぬほど嫌い。叶わぬ復讐を企てている。心を許せる友人は薬研くらいしかいない。

吉光薬研 Age15
今剣と同学年。一見すると正反対のタイプだが、ほぼ常に一緒にいる。姉御肌で男勝り。女子にも男子にもモテるが、寄り付く虫を今がけん制しているので本人にあまり自覚はない。おともだちたくさんタイプ。

源氏緑 Age24
膝丸、薄緑とも。
真面目で堅実で堅物で忠誠的。奥ゆかしいというか古めかしい。姉を姉者と呼び慕い、姉の前では本来の性格とは打って変わって犬のようである。胸は控えめ。

▼古備前包平 Age23
古備前家現当主。鶯の弟。声も態度もデカイけどいい子。

家系図
クソデカ感情関係図



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INDEX

※ここから地雷原※
基本的には書いた順   ときおり未来の話やIFルートの話をしています
名前の隣から最新話が落とされるであろうそれぞれのベッターに飛べます


ちょっとしたネタがまとめられているところ



new↑ ↓old

▼みやこ  most new
▽橘乃     most new


Datura
3つの場合
Eli, eli, lema sabachthani?
それはおしまいの
MAJOR
A broken egg cannot be put back together.
そんなせかい
ただひととき
知らぬが仏
LEAN ON
無情
HAPPY HIPPIE
GHOST
それははじめての
especial
僕らの愛を君に
うそつき
BELOVED
5人の女の場合
今剣の場合
無題
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3つの場合


うぐねえと、膝と今と鶴の短編




case 1


「う、うぐいす、だめだ」
「髭切は留守だ、この姉に身を任せていいんだぞ?」
「あ、あ、姉者に見つかったら」
今夜は不眠不休だ。
「だめ、だから……ぅん」
「ん、ふふ、うぶだなぁ」
たったのキスひとつで、顔も耳も真っ赤だ。とろりと色気を含んだ片目にとらわれて、膝丸はふるりと身震いした。
期待じゃない。期待などしていない。だって姉者じゃない。だけど、もうひとりの姉のように、大好きな鶯。
「……うぅ」
「楽しいなぁ、ひよこ丸をいじめるのは」
「ひざまるだ」
「わざとだ。かわいいな」
「鶯までも……!」

「続くなら僕も仲間に入っていい? うんうん、いいよね。今日はいっそう楽しめそうだなあ」



case 2

「鶯ねえさま!」
「今、そんなに急いで走ると危ないぞ。どうした?」
「みてください! ひゃくてんです!」
100、と赤文字で書かれたテスト用紙を広げた今は誇らしげだ。鶯は微笑ましく、今の頭を撫でて褒めてやった。
「今は勉強も頑張ってえらいな」
頭を撫でられた今は、先ほどの勢いはどこへやら、どこかもどかしげに、はずかしげに、テスト用紙で半分顔を隠してしまう。少し視線をうろうろさせて、ちいさな声で言う。
「……ごほうび、ください」
鶯は、ばちり、と目を瞬く。褒美か、そうだなぁ。
「手元には何もないなぁ。何がほしい?」
「今度の、おやすみ、いっしょにケーキがたべたいです」
抹茶のティラミスがおいしいってお店があって、鶯ねえさま、お抹茶すきだから、だから、だから。たどたどしく話す今は、眉を下げておろおろとしている。
鶯は笑った。今は断られるかと不安に目を見開いたけれど、ぽん、と頭を撫でる手はやさしかった。
「ふふ、覚えていてくれたんだな。そうだな……日曜でいいか? ついでに茶葉を買いに行きたいんだが、連れ回しては褒美ではくなってしまうか」
「いきます! ぼくもおなじお茶っぱがほしいです!」
あなたがすきなものは、なんでも知りたいから。
言葉にはしなかったけれど、今はうれしくてうれしくてどうにかなりそうだった。思わず口実のテスト用紙を握りしめていて、もったいないぞ、と鶯がきれいに開いてくれたのだった。



case 3

「なぁ、つる」
「きみは最中に喋るのが好きだなぁ」
「だって、ん……」
愛撫を続けたままお喋りな口を塞ぐと、鶯はおとなしく目を閉じる。しばらく口付け合ってから、惜しむように唇を離す。意外にも、鶯の方が唇がさみしそうだ。
「で、なんだった?」
「んー……」
国永の首に手が回される。国永の頭の上には、クエスチョンマークが浮かんだままだ。
「口がうるさいほうが、唇を塞ぎたくなるだろう?」
「……そういうのはな、遠回しに言うんじゃない」

余計に可愛く見えて困るだろう。
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それはおしまいの

今薬今(R18)





今に、触れて欲しいと言われたその日。彼女の涙と小さな身体を抱きしめて、全部、全部叶えてやりたいと思った。彼女には叶わぬことが多すぎて、そして自分には背負えるものがあまりにも少なく、隣にいることしかできない。友人であり続けることーー友人の関係を超えても、手を離さずに繋いでやることしか、できやしないのだ。


今はするすると制服を脱ぎ、惜しげも無く白い肌を晒す。そこに羞恥などはなく、まるで、懺悔をしているかのようだった。
生まれたままの姿で広いベッドに横たわる今は、ぼんやりと虚空を見つめている。髪を下ろすと普段の幼さが少しなりを潜め、未発達な身体と諦観な表情は不釣り合いで、まるで知らない少女のようだった。
となりで寝てくれるだけでも、いいですから。
動けないでいる俺に悲しげに目配せをして、ベッドに横たわった。そして、現在。
覚悟を決める。色気もなにもないパーカーを脱ぎ捨て、くるぶし丈のジーンズを靴下ごと脱いだ。いい加減やめろと姉妹に言われたスポーツブラを脱ぐ。……裸に、なる。
ベッドに膝を乗せると、柔らかくて滑りそうになった。その気配に気づいた今が少し驚いたようにこちらを見る。目があった。それからまじまじと見られ、自分が裸であることを思い出す。
「……あんまり見るなよ」
「だって、びっくりして……」
互いに、なんだかそわそわする。少しおかしくなって笑うと、張り詰めた空気が柔らかくなった。

陽を知らないような真白い肌。小さな肩。まだ膨らみかけたくらいの胸。この幼い身体は、もう、男にひらかれてしまった。彼女を女にした、顔も知らぬ男を、ひどく恨めしく思う。どうしてこの幼い身体に、そんな無体を強いることができようか。
考え込んで黙っていると、今は少し怯えた顔をしていた。いけない、安心させてやるつもりだったのに。深く息を吸い、笑みを作る。頭を撫でてやると、今は安心したように息をついた。
「……どうしたらいい?」
「うーん……つるつるしたお人形だとおもえばいいかな……」
人形。例えだとしても、それは悲しく響いた。そんなことをいうな。例え無意識だとしても、おまえは人形なんかじゃないと、教えてやりたかった。いまからそれを教えよう。その肌は、ちゃんとあたたかいのだと。
片手で胸を包む。そのやわらかさにひどく胸が高鳴った。目を閉じた今の耳が少し赤い。そうっと揉むと、ふにふにした。手触りが気持ちよくて何度か続けると、手の中で小さな粒が主張してくる。
「………ん……」
「……嫌じゃないか?」
「いやじゃないです、でも、へんなかんじがします……」
互いの呼吸が浅い。ゆっくり続けていると、指の腹が突起を掠ってしまって、今が声を上げた。
「あっ……」
ぴく、と小さい肩が跳ねる。咄嗟に手を離して覗き込むと、今の顔はは真っ赤になっていた。
「あ、いや、悪い……だ、大丈夫か?」
今は唇を噛んだまま視線をうろうろさせている。ひと呼吸おいて、今の手がそろそろと俺の胸に触れてきた。おずおず揉んだり、撫でたりする。そのうちに、ぴり、となんともいえない刺激が走り、さっきの今と同じように肩が跳ねた。
「……そうだな……へんな感じだな」
「うん……」
頬を染めて目を逸らして、なんだか、それもへんな感じだ。しばらくそうして、同時に目が合う。今の目は潤んでいた。たぶん、自分の目も。

キスをした。
唇が触れて、離れて、もう一度、触れた。



あれから、触れ合いは続いている。放課後、今が薬研の手を握って指を絡めると、決まって今の部屋に行った。制服を脱がし合い、行われる秘め事。
触れるだけのキスをしてから、そっと互いの肌に手を這わせるのだった。

「今……! も、やだ、って、言ってんのに……っ」
「だって、薬研がかわいいから」
「っ……ばか」
胸の突起を遊ばれて、薬研の身体は不規則に跳ねる。今はどうやらその反応が好きらしく、また、薬研は胸が一等に敏感であることが発覚し、毎回、しつこいほどに胸を弄ぶことをやめられない。
小さな手には収まらない胸をやわやわと揉んで、そこをゆびで擦って、きゅっとつまんで、たまにすこしだけ強くして。それだけで、おもしろいほどに感じてしまう、女の子の身体。
「んぅ……っ、あ、んッ……やめ……」
真っ赤な顔で、涙目になっている薬研を見ると、ますますやめられない。みんなが知る格好良い薬研はここにはいなくて、いまは、とっても可愛い女の子で、そんな薬研を知っているのは、自分だけなのだ。
「ま、て、やだ……っん……!」
びくん、びくんと薬研の腰が跳ねる。薬研は唇を噛んで声を抑えた。淡い絶頂。こんなことをするのは今が初めてだけれど、こんなに感じてしまうようになったのは、絶対に今のせいだ。
今は頬を上気させ、満足げに笑う。蕩けた目の縁にちゅっとキスをして、そうっと腹を撫でながら下に手をやった。中心に中指を這わせると、シーツに滴りそうなほどの愛液でいっぱいだ。ほう、とため息をついてしまった。
「わ……とろとろです」
「言うな……っ」
「だいじょうぶです、ぼくも」
薬研の手を取り、秘めた場所に触れさせる。そこは濡れているはずだ。ぬる、と今の秘所に触れた薬研はますます赤くなる。その赤いほっぺたに、またキスをする。そのまま唇を塞げば、行き場をなくした薬研の手は今の肩に触れた。

向かい合って座り、互いの性感に触れる。
「ま、て、今、まって」
陰毛まで濡れそぼった薬研のそこは小さく主張している。蜜を塗りつけてくるくる擦ると、おもしろいほど身体が跳ね上がった。
「ひッ、あ、」
「やげん、かわいいです」
「………ッ」
跳ねる身体を抑えながら、薬研は意地を張るように今のそこに触れた。無毛なそこに触れるのは、どこか背徳感があり、それが余計に胸を高鳴らせる。見つからないくらい小さな陰核を見つけ、自分がされたのと同じように、愛液を撫でるように塗りつける。
「ぅん……っ、やげん」
「いま……っ、や、あ……ッ」
「は、あぅ、う、やげん、やげんっ……」
深くまでは触れない。″女の子″を愛でるだけ。蕩けあった視線を交わし、どちらからともなくキスをして、空いた手を繋ぐ。指を絡めて、何度も唇を食んで、時々舌を絡ませて、その間もゆびは止めないで。
「ンッ……あ、あ、だめだ、ストップ……!」
「ふぁ、いいです、ぼくも、あっ、ぁ」
「いま、も、だめぇ……、あ、アッ……!」
「んんんっ、ぁう、やげんっ、ふぁあっ……」
揃ってびくびくと震え、熱く短い吐息をはきながら、絡めた指を強く握る。脱力感に包まれたまま、唇を合わせる。深く口付けると、溜まった唾液がくちゅりと音を立てた。

薬研は疲れ果てたように広いベッドに身を投げ出していた。羞恥心はなりを潜め、裸のまま仰向けに転がる。性を知ったばかりの少女には、この触れ合いは刺激が強い。
今はそんな薬研を見て笑った。あんなにはずかしそうにしていたのに。自分だけが知る薬研は、もうすっかり引っ込んでしまった。
「薬研がぼくのものになればいいのになあ」
今も隣に転がる。ぼうっとしていた薬研は、今の言葉の意味を測りかねた。
「ぼくだけの薬研になればいいのに」
薬研をひとりじめできたらいいのに。
「……そういうこと」
「ほかのひとになんていいません。ぼくは薬研だけが好きですから」
無邪気な笑顔は、時に毒だ。薬研の胸は高鳴り、耳が、目の奥が熱くなる。そんな願い、こっちの方が叶いやしない。好きだなんて言葉も、人に触れることのなかったこの少女にとっては、親愛の形だろう。きっとそうなのだ。
「ばか」
「なんで、すぐばかっていうんですか!」
膨らんだ頬を指でつつくと空気が抜けて、今はさらにいじけた。頭をわしゃわしゃ撫でてやると、こども扱いはきらいだと言われた。

恋なんてしたことがない。したことがないのに、恋をさせないでくれと、好きの形が変わらぬようにと願う。
それは、もう遅いと知りながら。
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