》》 つづき


  次は文殊知恩寺
  ところが門前でガイドは説明を始めた
  文殊餅はちっちゃな小豆餅が３個
  『３人寄れば文殊の知恵』をもじった
  まあ、それは説明するでしょう
  次はから次へと、ここのお店の若旦那
  さんはどんな人だとか、ここは安い
  飲み屋だとか、延々
  話の内容がよくわからないので山門の
  写真を取り始めた

        

  まだ話は続くのかなぁ
  早くお寺に入りたいのに
  ガイドは誰も話を聞いていないことに
  やっと気づき山門をくぐる


    

  仏塔の屋根の間に白い丸い構造がある
  日本のお寺では初めて見る
  ネパールのチベット寺院でみたなぁ
  ガイドからは特に説明はない

     

  境内の松の木に小さな扇がたくさん
  吊るされている
  右は他の神社で見つけた同じもの
  おみくじでした！  雅だわ

  ガイドは相変わらず説明なのか雑談
  なのかわからない話を続ける
  手洗い場の近くに来たので勝手に手を
  洗い清めた
  
ではお参りしたい人はして下さい
 出発は２時です

  はぁ？  10分もないじゃない
  あわててお参りをしてご朱印の列に
  並ぶ、２人待ち
  ２時５分前に順番が来た、セーフ！

もう時間ですから帳面は預けて！
２時までには余裕あります
 帳面を預けたら次の場所で困ります
もう書き終わるのでお待ち下さい

  お坊様も書きながらガイドを叱る

２時の船に乗るんです！こちらは
 時間を段取りしてるんですから
出発は２時といいましたよね！
船の出発が２時です
それならそうと言って下さい

  船の乗り場はお寺のすぐ裏
  ガイドが走れと言うが走れるか
  何とか乗船
  
何とか間に合って良かったですねぇ

  誰も返事をしない
  あのさー、見学場所と明記されてる
  場所の自由時間が５分
  しかも時間つぶしのようなガイドの
  話に20分もかかって？
  
ご朱印もらうなら予め言ってくれな
 いと困ります、次の神社もですか！
神社はいりません
いらないんですか良かった

   はぁ？  確かに巡礼服は着ていないが
  掛軸の袋が丸見えのバックを持ってる
  その時点で気づいて尋ねるだろうと
  ネズミンもブツブツ
  いやーこのガイドにはわからない
  お札所を含むツアーなのにだ
  

     

  船は天橋立にかかる２つの橋を見送る
  ４人はガイドから離れおのおの写真を
  取り始めた

    

  天橋立に添って対岸の宮津の街に
  船は到着した
                         

  わずか１２分の船旅でした


                          》》 つづく