スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

チャトレって本当に稼げるんですか?

朝、学校に到着して生徒玄関で靴を脱いでいるその時、どこからか聞こえてきたのだ。
「古峰さん、やっぱり来てないんだ」という言葉が。
どうやら、話を借り聞きするに、去年の冬前から学校に来ていないらしい。たぶん、先輩がうちに来なくなった頃と同じ時期だろうチャトレの募集僕ははっとした。
引きこもりが、うつった。
とりあえず、今の担任に先輩について聞いた。さすがに把握していないと言っていたが、とりあえずせめてクラスだけでも教えてほしいと言った。
そして、ようやくわかったのは二年三組だということ。たしか、先輩は去年も二年生だった。つまり、僕同様にダブってしまったのだ。
これは、僕が何とかしなくてはいけないと思った。だって、僕の引きこもりが彼女にもうつってしまったのだから。
ってことで、二年三組の担任に先輩のことを聞きにいったらあろうことか住所まで教えてくれた。個人情報を保護する気はないようだ。先生はなにやら、僕が先輩とにゃんにゃんな関係であると思い込んでいるらしい。
にゃんにゃんは言いすぎた。付き合ってると勘違いしたらしい。
僕に親指を立ててみせると
「君にしか、彼女を連れ出すことはできない」
とか、カッコつけて言っていた。いやいや、自分も担任なんだし頑張ろうよ。
まあそれで彼女の家へとさっそく行った。
最初の頃はひどかった。何がひどいかって、僕を見て何故か必要以上におびえるのだ。僕はそこまで悪人面してるわけじゃないと自負しているのだけど。
とりあえず、地道にドア越し会話から今では二次元について熱心に述べてくれるまでに仲を深めることができた。
しかし、今日突然、またあの最初の頃のようになってしまった。
<<prev next>>