# 08
16/11/14 19:51
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彼氏との電話の中にもあったんですが
彼だけじゃなくて友達や
知り合いからよく聞かれることを
ちょっとだけ書こうと思います。

それがなにかっていうと
「保育士はピアノがひけないといけないのか」
っていう話題なんです。

ひけなくても保育士にはなれます。
結論から言えば弾けた方がいいっていうだけ。

保育士を目指す保育学科のある
短大や四大、専門学校などに進めば
必修カリキュラムのなかに
ピアノの技術力を培う授業が
ほぼ絶対の確率で入っています。
楽譜をよんだことがない、
ピアノに触れたことがない、
家にそもそも鍵盤楽器がない、
そんな人たちがほとんどだと思います。

ドの位置もわからないレベルの子たちが
2年から4年の間にある程度の
両手で基本的な簡単な曲を
弾けることを目標としてそれが達成できれば
保育士になったときもそこまで
苦労することはないと思います。

あとは就職した保育園の方針にもよります。
とある保育園の方針は
「全員がまんべんなくピアノを弾き、
卒業式や発表会などのイベントに
全員が分担してできるようにする」
という方針(やり方)でした。
でも、もうとある保育園では
「弾ける人がやったほうがいい」
というやり方でやっていたりします。
そうなると弾けたほうが
どっちの方針でもすっと適えられます。

でも弾けないからといって
保育士に向いてないわけではないです。
私は4歳でヤマハのアンサンブルコースの
幼児科に入り、高校2年まで続けたおかげで
その後高校卒業しても専門学校の授業で
好きな曲をなんでもやりなさいと
半ば放し飼い状態でした。
ピアノを弾くことも好きだったので
家でも自分で楽譜を買っては
暇なときに弾いたりして自然と
上達していきました。
新卒で入った保育園は全員が
弾けた方がいいというやり方でしたが
いまいる保育園はやれる人が
やったほうがいいというやり方です。 
でもピアノはできても
わたしは要領も効率もうまくできないので
ピアノ以外の仕事ができてるか
とても不安に思いながら仕事をしています。
ピアノは弾けなくても
子どもの中心にたって引っ張っていく力、
未満児にも以上児にも同等にやさしく
子どもたちの意思を尊重できるやさしさ、
いろんな力がそれぞれの先生にあります。
だからピアノだけが保育士の仕事じゃない、
言い方を変えればピアノができなくても
保育士は務まるんです。

もし弾けないまま、自信がないまま
保育園へ就職して、誕生会や発表会の
伴奏を任されたら。
両手がひけなくても右手だけでも
子どもたちは歌ってくれます。
それにその歌が毎年恒例のものや、
子どもたちに慣れ親しんでるものであれば
メロディーが聴ければ子どもは
自然とうたってくれるんです。
むしろ伴奏なくても君たち歌うでしょ?って感じです。

結局は
弾けても弾けなくてもどっちでもいい、です。

弾けなくて、うまくできなくて
恥ずかしい思いをしたくない!というなら
毎日ちょっとずつの練習をするとか。
無理そうなら右手だけ頑張ってみるとか
そういうので全然いいです。
むしろ子どもたちは先生のピアノが
上手か下手かなんて観てません(笑)
観てる子はみてますがw
それ以外の子は歌を
大きな声で歌うとか、前を見て歌うとか
そういうふうな指摘を真面目に
聴いて歌っている子がほとんどです。

話はそれますが
さくら・さくらんぼのリズム運動を
全国の各保育園や幼稚園で
取り入れているところが多いです。
そのリズムの楽譜が載った本があります。
その本には右手と両手の両方がくっついた
普通のよくある譜面がいくつかある中、
メロディーだけ、コードなしの譜面があります。
あれはなんでメロディーだけなのか。
聞いた話によると、
ピアノができる先生も
できない先生も
どっちでも音が弾けるように
右手しか書いてないらしいです。
伴奏はその人次第でつけることが多く、
それも保育園によって伴奏の形態が
違ってくるからなんですよね。
中には左手の譜面があっても
メロディーの上のコードじゃないと
左手が弾けないという先生もいます。
そういう場合にも対応できるよう
そういうふうに書かれているといわれています。


まあ長くなりましたが
そういうことです。

なにかあれば質問でお受けします〜。

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