こういう異国ファンタジーって
最近好きだなぁって思います。
女王の花とか暁のヨナとか。
あれかな…少女じゃなくなった私には
高校生のラブは見ててつらくなるのかな…
高校時代楽しかったけどラブはなかったw

ファンタジー少女漫画といえば花ゆめ
っていうイメージが強いですがこれは
連載はcheese!だったようです。
cheeseといえばだいたいは高校生の恋愛、
そしてセッ久もぬるいながら描写される
「ちょっとエッチな少女漫画」的な位置づけ
だと勝手に思ってるんですが(www)
こういう話って読者に受けるんだろうか?
と思ったりもします。が作者である
藤間先生は今もファンタジーもの描いてる
みたいなのでけっこう人気だったのかな?
まぁ私もファンタジー好きだけど
普通の少女漫画好きだしね。


和平条約のため、敵対している国ベルクートに
輿入れすることとなったセナン国王女ナカバ。
両国とも王族は黒髪であるのが普通であるが
ナカバは燃えるような赤毛であった。
この両国では赤金茶の髪の者は平民、
そして半獣は亜人と呼ばれ奴隷とされている。
最初は赤毛のナカバを侮蔑の目で見ていた
ベルクート王子のシーザだったが
まっすぐな性格、そして強い瞳をもつ
ナカバに次第に惹かれていく。
そしてナカバも敵国の王子である故に
心を許してはいけないと葛藤するも
自分に好意を示し優しく接してくる
シーザに恋心をいだくようになる。

もともとは敵国である
ナカバの母を殺したのはシーザの父
等、ヘビーな部分もあるんですが
二人の距離が次第に近づいていくのが
見てて微笑ましいというかなんというか。
…話の内容もそうなんですが、
キャラもものすごく花ゆめっぽいです。
王道なんだけど読者のハートを掴む
外見も内面も魅力的なキャラが多いです。

シーザがとにかくかわいい。
イケメンで女性経験豊富っぽいけど
ナカバ相手だとオロオロする様が
かわいすぎてにやにやします…。
どうにかナカバの気を引こう喜ばそうと
アレコレするシーザさんベタ惚れやんけ。
花男の道明寺じゃないけど殴られて
落ちたと言っても過言ではない。
人気投票でぶっちぎり1位だったようだし
私もものすごく好きなタイプのキャラです。
がしかし、途中から出てきたキャラに
ちょっと情が移ってたりもします…
セナン国の第一王子で次期国王アデル。
ナカバのイトコにあたります。
昔からナカバの赤毛を蔑んで
泣かせたり感じが悪かったようだけど
それどう考えても好きな子いじめちゃう
小学生男子の図ですやん。
ナカバが処女と聞いたときの嬉しそうな
顔にわろてもたw素直かwwww
しかもプライド高くて傲慢なくせして
童貞とかなんなんですかそれェ…
当て馬としてのスペック高すぎ…。

今は11巻まで読んだんですが
なんだかハッピーエンドになるのか
不安になってきました…。
ハピエン厨的、少女漫画的な
ハッピーエンドといえばやはり
ナカバとシーザーがもう一度
夫婦となることだけどどうにも
難しい気がしてなりません。
お互い国を治める立場となったし、
国と国が手を取り合い戦も差別もない
平和を作りあげるというので
この話はエンドになりそうな…。



私が少女漫画好きなのって、
最後には救いがあるからかもしれない。
と、ふと思いました。