あの子の話中編。
いっこ前の記事から読んだほうがなんとなくわかりやすいような気がするよ!
別に読まんでも問題ないが。
まぁこっからがアチシが話したかった本題なんですよ。
先日、うちの店では毎年恒例のボーリング大会が開かれたんです。
んで、今回なんと図らずも神のご厚意かなんなんか知らんが、私はあの子とおんなじレーンでゲームできることになり微妙にテンションが上がっとりました。
なんで微妙かっていうとあの子が異常にボーリングがプロいことを去年のボーリング大会での投げっぷりを見て知っとったんで、下手くそなアチシはなんとなく劣等感を抱いていたのであった。
……まあそんなことはマジでどうでもいい。とにかくアチシはいろんな意味ですげい楽しみにしとったんです。
だが、あの子はボーリングなんかしょうる暇があるんなら仕事する!とか言いそうじゃのう……ってちょっと思っとったらマジで言いやがりましたからNe!
本気か冗談かは謎でしたが、たぶん半分以上本気なんです。
まあ想定の範囲内です。
あの子が私と同じチームってこと知っとって言ったんかは今となってはわからんけど。
私はさらっと「それはだめよ」と言っときました。
……アチシが書きたいのはあの子の↑の発言に対する批判などではないよ。
↑の発言からもわかるように、あの子が仕事に対して異常な姿勢を見せることを今一度わかってほしくてね。
で、あの子のそんな気持ちを知った状態で、楽しみなような不安なような複雑な心境でボーリング大会当日を迎えた。
アチシはその日休みだったので、始まる一時間前くらいに職場に行ったんです。
そこで悲劇は起こっていた。
「あのこばなし前編」で書きましたが、うちの惣菜部は今いろいろ問題を抱えておる。
多くを説明はできんけど、その問題のひとつが店長の逆鱗に触れ、今からまさに玉転がしに興じようとする我々のはしゃぐ空気なんぞお構い無しに、惣菜部チーフ(コックさん)とあの子を座らせ事務所でこんこんと説教を始めたのであった……。
私はすぐに事務所を出た。
そして「あの子は今日ボーリング来ん」
と確信した。
正直店長の怒っとる原因にあの子はほぼ関わりがないのです。
だが私にはわかった。
あの子は責任感じてずっと仕事する気じゃ。
って私は思った。
さらに
追い討ちをかけるかのように事務所から逃げたアチシの耳に店長の話を聞きながら
あの子が泣きょった
とかいう情報が飛び込んでくる。
もう一回書くよ。
その件に関してあの子に責任はほぼないのだ。
でもきっとあの子は泣くんよ。
自分の不甲斐なさに泣くんよ。
自分の仕事に真剣じゃけえ泣くんよ。
いっつもは冷凍庫に隠れて泣くのに。
私は知っとる。
あの子の泣いとる姿を見てないぶんだけ、その泣けてくる気持ち、自分を情けなく思う気持ちがすげいよくわかった。
でも
第三者としては
なんであの子が泣かんにゃいかんのだ。
としか思えん。
ああ
だめじゃ
って思いました。
今日はあの子とボーリングしたかったのう。でも無理じゃ。
あの子は仕事をする。
って思いました。
あの子とボーリングできそうにない残念さとあの子が流す必要のない涙を思って私は気が気じゃなかった。
でも私は皆とボーリング場に行くしかなかった。
会場ついてからもモヤモヤがおさまらんで、アチシのあの子に対する気持ちなど一切知らんポーク(一年下の頼れる弟分)に「あの子がかわいそすぎる〜〜(´;Д;`)」と嘆いたら「だまれゴリラ」と罵倒しつつ(※私の一年下ですよ)も微妙になだめてくれた。
だがそろそろ始まる。コックさんはおったけどやっぱりあの子の姿はない。
アッー(;Д;`)
と思ったその時。
あの子がキターーー。
絶対仕事すると思ったのに。
さく「私はもう気が気じゃなかったYo!」
あの子「なんで?」
さく「君が泣きょったって聞いたけえ」
あの子「見た?」
さく「見てねえよ!見てねえから気が気じゃなかったんよ」
あの子「ここに来るまでも運転しながら泣きょったけえね笑。」
とケラケラ笑いながら私に言うあの子は明らかに空元気なんよ。
端から見たらたぶん拍子抜けするくらい元気だったろう。
皆あの子のことを気にしょったけどすぐに安心してボーリングが始まった。
だが私にはわかった。
私にはわかった(大事なことなので二回言わせてくれ
あの子はあの時も泣きたかった。
ボーリングは楽しかったよ。
あの子と一緒だったし。
今まで出したことないスコア出たし。
その時のこともいろいろ書きたいけど(なんてったってミートさんも来てたからNe!←)本当の本題は後編に続くのであった。
すんません。
こんなに伸ばしても何かすげいことが起こるわけではない。
でも語りたい部分はここからの出来事です。
それにしても長くなりすぎて
話題書きの部分までたどり着かんかったよテヘペロ
もう引き返しにくい部分まで書いたけえ最後まで語ろうと思うが、だんだん冷静になってきた←
とりあえず寝ます。おやすみ。