英雄伝説、閃の軌跡II(PSvita)
まとめ感想です。軌跡シリーズは空(FC/SC/3rd)、零、碧、零Evo、閃、碧Evoプレイ済み。
過去作品の話題が出てくることもありますご注意下さい。
感想がもの凄くネガティブです。特にリィンに対して。
なので、そう言うのが苦手な方やリィン最高大好き!って方はご注意下さい。
悪い意味で「これは酷い」って感想に尽きると思ってるので、純粋に閃II好きだー!って方は見ない方がいいです。
続編は出ても様子見かな…ストーリーがこれじゃなあ…
閃の軌跡II プレイ感想(まとめ)
○実績
クリアタイム:112:45:19
難易度:normal
クリアレベル:主力は145程度、他は上げてない
トロフィー:
達成率 74%(金 2、銀 8、銅 24)
取得残:プラチナ、人物マスター、難易度2種、2周目限定2種、オーバーライズ100回、絆10人分。
やれることはある程度やったけど、オーバーライズは飽きたので途中で切り上げちゃった。
○システム面について
・戦闘
前作よりずっと面白くなってたと思う。リンクアビリティの確率調整のおかげか、ある程度戦術に組み込めるようになったのがありがたい。前作だと本当に誰と組ませても一緒だったけど、今作ではスキルの相性でペア考えた方が良くなったしね。
敵の強さもまあまあ調整されてたなーと。結構ギリギリのバトルになったところも多かったので楽しかった。ただし、敵が強くなったと言うより、単純にHPインフレ気味だっただけじゃない?という気がしなくもないので、そこはもっと調整して欲しいかな。まあ、こっちもVII組が攻撃力インフレ起こしてたから仕方ないと言えば仕方ないんだけどね…特にリィン。だから私は鬼化とヴァリマール召喚はバトルでは使う気にならなかったんだけども。
ヴァリマールといえば、騎神戦は戦略も何もなくワンパターンで面白くなかった。プレイヤーが手を出す必要があったのって、正直最初のチュートリアルと終章ラストの2戦だけだと思うんだ…あとはヴァリマールとリィンが良きに計らってくれた、ってだけでいいと思うんだ…。
あとは、プレイアブルキャラクターの数が多すぎる。VII組だけでも多い。全員連れてはいけないんだから、別班編成がないならあんなに多くしても仕方ないと思う。というか、あれだけ人数いたのに別班編成の機会がトリスタ奪還時の1回きりなのは勿体ないよ。もっとガンガン出番作って上げるべきだったと思う。じゃないと控えはホント放置しちゃう…
・絆イベント系
前作よりさらにギャルゲっぽさがアップしましたね…。いくつかいいイベントはあったけど。ケルディックのユーシスとか、バリアハートのマキアスとか。でも軌跡にギャルゲ要素を全く求めてない私的には、正直このシステム要らんかったなーと思った。本編中のイベントを誰と一緒にやるか、ならまだいいんだけど、暇な時間を誰と過ごすかだもんなあ。完璧ギャルゲだよ…。
あと、全体的に説明過多だと思った。最後の絆イベントのために必要なイベントはこれですよ!とか、いちいちアナウンスせんでも…バリアハート寄港日はまだいいとしても、その後のブレードIIとかの時のはおまけなんだから要らないと思う。プレイヤーに優しく、っていうより、プレイヤーを甘やかしてない?って気がしたんだよな…。
○ストーリーについて
悪い意味で、これは酷い。この一言に尽きる。
お前等戦争なめてんのか?と心の底から問いつめたい。内戦を自己成長のツールとして捉えてるというか、単にクロウに修羅場潜ってこいって言われたから内戦に首突っ込んでるだけにも見えるんだよな。VII組はホント、わざわざカレイジャス使って何がしたかったの?
でも一番酷いのは、それを黙って見過ごした大人達。2部冒頭であんなあやふやなこと言い出したときにちゃんと止めろよ。もうあの時点で終章後の展開目に見えてたじゃないか…。パーティ内の大人の役割は暴走しがちな子供を止める、止められないなら起こり得る未来を提示して覚悟を促す事だと思ってただけに、本当に失望した。大人達の存在意義何だったんだ。
内戦が本気で茶番だったのも引っかかるよなあ…カイエン公もアルバレア公も小物過ぎた。貴族の大半は、内戦やろーぜ!って言われたからノっただけだと思うけど、どんな犠牲を払ってでも今ここで宰相を倒し国を取り戻さないと!って本気で考えてた人も中にはいると思ってたのに…思ってたのに…
あと全体的に説明不足。魔女とか騎神とか、言葉だけ出てきて説明無しだもんな。あと鬼と獅子戦役もか。結局何なの?ってずっと思ってた。エマは合流した時点で自分の知ってることを全部話すべきだったよ本当に。
そして何より幻焔計画ですよ…本当なんなんだこれは…2本クリアしても概要すら分からないって、流石に酷すぎない?蒼と灰を戦わせることが目的、って言うだけじゃ何の説明にもなってないからね!
○リィン・シュバルツァーについて
感想で散々グチったけど、彼の言動には終始イライラさせられっぱなしだった。好きな人には本当申し訳ないけど、私は閃IIやって彼が好きではなくなった。台詞回しがアレなだけで、本当はまともなこと考えてるんだろうなって想像は出来るけども、台詞回しが一番そのキャラの個性を表す部分だと思うから、私は受け入れがたい。多少哀れみは覚えるけど、それだけかな…。
○クロウ・アームブラストについて
帝国解放戦線を興すまでの経緯は、淡々と語られてただけに怖かったな。クロスベルとは違って、守るべき市民すら敵に回った状況の酷さは正直想像できない。そら復讐誓う気にもなるわ…。
あと、VII組にあれだけ懐かれてたのが結構意外だった。そんなに親しかった印象ないんだよな。だからこそ、クロウとの決着はリィン達じゃなくてトワ会長達に付けて貰いたかった。クロウの1番の仲間はやっぱり2年生組だと思うからなあ。
○VII組について
正直空気だったな、と思う。
ユーシスだけは父親との対峙でちょっと目立ったけど、少なくともVII組が全員揃った意義は全然感じられなかった。だって誰もリィンの言うことに反対しないから。
あとね、みんなで一緒に乗り越えるのがVII組だ!って散々言ってた割に、リィンを1人でクロスベルに行かせてるあたり、お前等所詮口だけか…ってもの凄く思った。本当は行くの嫌だろうに、でも力持つ者の責任とか英雄の義務とかの所為で「行かなきゃいけないんだ」って葛藤してるであろうリィンをそのまま行かすってどういう事なの…。
○好きキャラについて
相変わらずユーシス好きです。
仲間になったときのイベントは突っ込みどころ満載だったけども、ケルディック寄港日に居心地悪そうにしてるのとか、ルーレでのラジコンレースとか、見てて微笑ましい気持ちになったイベントも多かったし、何より父親ときちんと向き合えて本当良かったと思う。でもなあ、彼の人生、マジでこれからハードモードすぎると思う。リィンと違って闇落ちはないと思うけど、過労死とか謀殺はありそうで怖い。後ろ盾は全くないし、父親あんなだし、ユーシス本人も政争に強いタイプとは思えないし…。ルーファスの思惑はともかく、せめてログナー候と協力体制取れたらいいんだけど。
閃IIやって一番評価が上がったのはマキアスでした。閃から比べて一番大人になったキャラだと思う。バリアハートの絆イベントは勿論、個人的に1番おお!と思ったのは、ケルディックが焼き討ちされた後、艦を降りようとしたユーシスを諫めたところ。この台詞をマキアスが言うのか!って感動してしまった。全体通して、1番危ない立場に居るであろうユーシスをずっと気にかけてたのも大きいかな。本当まあ大きくなって。笑
○総括
あんまり言いたくないけど、正直時間の無駄だったかな、と。
ストーリーメインのRPGでストーリーがボロボロって酷すぎる。続編は出てもすぐには買わないつもり。先が気になる部分がないとは言わないけど、そこが明らかになるって保証がないと手を出す気にはならないわ…。