こ、更新何日ぶりよ……(((;゚д゚)))
携帯擬人化、突発妄想SS。
病み・グロ・死ねた注意
苦手な方はお控えください……
《…続いてのニュースです。XX日深夜、○県△郡の住宅で20歳女性が―――
「……ど、…して…………」
*…*…*…*
―――――つめたい、
冷たい?
あんなにあったかかったのに。
いつのまに冷えちゃったんだろう。
「………っおま、……え……何、」
驚いてる。目を大きく見開いて。なんて顔してる、の?くろ君。そんなにほっぺた引きつらせて。なにかこわいものでも視たの。……あ、そうか、うらやましいんでしょ。ろんのこと。でも、絶対ゆずってなんかあげないよ?もうくろ君にも、だれにだって渡さないもん……。この腕も、あの笑顔もぜんぶ、ろんのものなんだから。
「………、っ…―――!」
―――これがバグ?
ううん、ちがう。だって大好きだもの。アイしてるもの。だからほんもの。きめつけないでよ、……いらいらする。
「ご主人は、ろんのこと大好きだっていつも言ってくれる。笑顔といっしょに。ろんもおんなじ気持ちだったから、いっぱいそれを伝えた、ろんにできることで。
なのに、なのに、
くろ君に、ヤマト君に、妹さん達家族のひとにも、向けられてるそれ。
すごく嫌だとおもった。どうしてかなんてきかないで。ろんにもよくわからない、から。」
「ごめんねろん、今ちょっと……」
手が放せないんだ。
「………ぁい、」
つまん、ない。
ご主人は、最近ろんのことほっといて、べつのことばっかり。くろ君達が話しかけたらおしゃべりするのに。……みんなずるい。ずるいよ。
ふあん、だ。こんなの、ろんばっかりご主人がすきみたいで。
ご主人はわかってくれてるのかな?
ろんがいちばんご主人のことあいしてるんだって。
ご主人にはろんだけをぎゅうって抱きしめてほしい。ろんだけに笑いかけてほしい。
だからずっとさがしてた。
そして見つけたんだ、ほんとうの答えを訊ける方法。このひとを自分だけのものにできる方法。おしえてくれたのはご主人がこの前たまたまろんで見てたあの小説のページ。
(わーぉ……、凄・惨)
(せいさん、)
(読んで字の如くものすごくむごいってこと……主人公は彼のホントの気持ちを確かめたかったんだよねえー……んん、でもここまでされちゃうほど愛されるってちょっとばかしうらやましーかも)
(………うゅ)
きめた。うん、そうしよう?それにはまず……道具がほしい。包丁じゃろんの手には大きすぎる、なあ。ちゃんと力が加わるかわからないから、やめた。カッターナイフはさびてるし……
あ、そうだ。あれなら。
先はとがってるし、ちいさくて軽いからろんにちょうどいいかも。
*…*…*…*
ぽたり ぽたり
刺したところから、あかい、あかいものが、ろんの手を伝ってながれおちていくのが視える。ろん達つくりものにはない、ヒトの血液。しっかりと視たのははじめて、だ。鉄みたいなにおいがする。ぬるっとしてて、あったかい。きれいな色をしたこれが、ヒトのからだを生かしてる要素のひとつ。ふしぎ。
「ぁ、………っろ…、ん……?」
びっくりしてる。あんまりいきなりだったから?
夜中になってみんな寝静まって、まだ居間にひとりですわって何かをしてたご主人。後ろから近づいたろんの足音に気づいて、からだごと振り向いたご主人のそのおなかに向かって右手にもっていたものをおもいっきり突き刺した。
「ねぇ、ねぇご主人」
「………っぅ」
「どこにもいかないよね、ろんといっしょにいてくれるよね」
「…く、………」
「こたえて」
しりたい、の。ご主人。ほんとうのこと。ろんのことどうおもってる?おしえてほしい。こうすることでそれが訊けるっていうから。それに、こんなにされるくらいあいされたいって。うらやましいっていってたでしょ?他のみんなはしなくても、ろんはご主人をあいしてるから。
ぐじゅ、ぷちゅっ
「!……ぅぐ、」
刺さってるそれをひきぬく。血がぬるぬるしてすべるけど握りなおして、また振り下ろす。
(ねぇ、)
どすッ
(ねぇ、)
ぬぐ、ぐ
(ねぇ、)
ぐりゅ……
「ねぇ」
両手がくっついた血でべたべた、だ。
なんども刺したら、はじめには座っていたご主人は姿勢がくずれて今はあおむけに横たわっている。自然にろんはその上に馬乗りになってた。ひぅひぅ、空気のもれた呼吸音が半開きの口から絶え間なくきこえる。うまく息ができてないのかなあ、さっき胸を刺したとき肺に穴があいちゃったのかも。
「ねぇ……ご主人?」
「…………っ、……ぁ」
もっとろんとあそんで?ぎゅうってして?わらって、だいすきって、あいしてるって言って。
「…ひゅ、………っごほ」
「どこにも、いかないで……?」
ぺちゃり、
腕をのばしてそのまま、胸にしがみつく。しろい服も、かみのけも、顔も、血がついてまっかになるけど、かまわない。ご主人のだし、いつもなでなでしてくれる手のひらみたいにあったかい、し。
「…………かな、…ら……」
「ぅ、?」
なにか、いってる。でもちいさな声でよくきこえない。なぁに、ご主人?もういっかい……
「…いかな……ぃょ、………こにも」
「!」
いかない?どこにも?
………ほんと、に?
「……ろん、が…………すき、……ぁい、………てる」
ろんも、……ろんも!あいしてる、世界でいちばんご主人がだいすき!これがご主人のほんとうの気持ちなんだよね??おんなじ、ろんとおんなじ。うれしい。ろんばっかりじゃなかったんだ。
「…して、る…………の、…に………」
ご主人の声、さっきよりもっと小さくなる。ことばがききとりにくい、な。うすく閉じたりひらいたりを繰り返す口もとに耳を近づけて、
「 」
……どういうこと?
きこえたそれの意味が解らなくて訊きかえしても、血がついたご主人のくちびるは開きかけたままで止まっていた。
*…*…*…*
「―――君が殺したところで一緒にはなれない、持ち主は君のものにはならない、って?しってるよ。わかってる。……ろんは、つくりものです、よー?ヒトじゃ、ないもん。おんなじおはかにはいれないのあたりまえ。でもね、この世界からいっしょに居なくなる、ろんがそうなるようにした。……そのことがうれしいの。欲しかったの」
だって、この事実こそ、ろんだけのものでしょ、?
「だけどひとつだけ、解んない。ご主人はしってたはずなのにろんになんであんなこと訊いたのか……
―――"どうして"なんて。」
《……――の調べによると、凶器は先端が鋭く尖った刃渡り6センチ程の小型のハサミと見られ、死因は腹部から胸部にかけて十数ヶ所をめった刺しにされた事による失血性ショック死と断定―――
…――なお、この件の人型携帯は取り調べの後、近日中に業者に引き渡され廃棄処分と―――…》
『Why did you do that?』
――訊くまでもない、
あいしてるからにきまってる
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あばばばばばば/(;゚д゚)\
暗いなヲイ!
なんか突如猟奇的なやんでろんきゅんが
降臨なさった(-.-;)>
一昔前のやっすいサスペンスか昼メロかよ。
やってしまた感マキシマム○| ̄L
SS……久々杉て書き方わかんね('A`)
いつもの如く勢いのみで書いたんでごちゃついてる上支離滅裂なのはスル←で。
実のところ最近あんまりろんに構ってなくてですね……これってやばくない?ほっといたらヤンデレ入るんでない?なんて考えたら出来たネタ。ひい。
しかし心のどこかで「超本望じゃね?」とか思ってる俺相当末期。
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(/o^) オワタ
( /
/ く
↑
かっこいいおわた