彷徨い雀士のブログ

羽生王座奪還 10月4日 21:07

 昨日渡辺二冠と羽生二冠の王座のタイトル戦が行われ、熱戦の末、羽生二冠が勝利し昨年奪われた王座を奪取しました。
 昨年の今頃に羽生がストレートで負け王座のタイトルを取られましたが、1年でリベンジ達成となりました。

 これで、羽生が二冠から三冠、渡辺が二冠から一冠となりました。ここ最近の勝率は羽生三冠が8割、渡辺竜王が5割強、ということで調子の良悪がそのままこのタイトル戦でも出た感じです。ちなみに、昨年は、渡辺竜王が8割超と絶好調で、羽生三冠が6割5分弱と不調?だったので、昨年と今年とでは対照的な調子の度合いです。また、1年前のブログでは、羽生の一強時代が終わり、渡辺が羽生にとってかわる可能性について言及していますが、あの記事から今日までの一年を振り返ると、とんでもない妄言だったことがわかります。幾度となく羽生没落の声をはじき返してきたわけですが、この一年でも簡単に跳ね返してしまったわけです(過去記事)。

 この対局は1試合目で千日手で差し直しとなったので朝の9時から始まった対局が次の日の朝の2時過ぎまで行われた超長期戦となったようです。
 棋譜を見ましたが、時間もさることながら、内容も凄い対局でした。特に凄かったのは1試合目で負けていたであろう対局を千日手引き分けにした羽生三冠の6六銀打ち。詰めろ逃れの詰めろを差した手なんですが、これが凄い!。プロの解説がなければおそらくどういう意味があるのか分かったです。解説を聞いてなるほど、詰めろ逃れの詰めろだったということでびっくり。びっくりというより恐怖すら感じる一手です。他にも素晴らしい手の応酬でまさに名局だったように思います。

 今月、羽生三冠は19日に屋敷九段との順位戦、27日に佐藤王将との日本シリーズ戦、28日にはハッシーとのNHK杯と3つ注目の試合が続きます。また渡辺竜王は15日から竜王戦の防衛戦が始まります。羽生三冠の試合は佐藤王将戦との対局とハッシーとの対局が、渡辺竜王はめっぽう強い竜王戦の防衛戦が楽しみです。



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