空が蒼く晴れあがったある日。
私はいつも通りに学校へと向かって歩いていた。
いつものことながら、朝は気持ちいい。
「ミカーーーーーー」
そんなことを考えていたら、いきなり横から抱きつかれた。
いきなりの衝突にも、なんとか倒れずに持ちこたえる。
「ミカー会いたかったよー、久しぶりーっ」
「そうだねー、昨日ぶりだねー」
抱きついているマリの頭を軽く撫でる。
そうすると、うにゃうにゃと擦りついてくる。
……かわいい。
「さみしかったんだよ?ミカ。だからぁこの寂しさを紛らわせるために、ちゅーしてっ」
「そうだね、さみしかったんだね………って、え?」
ちゅーして?
他にも人はいるのに、ここで?
その間にも、マリはもう目を閉じて、キスを待ち構えてるし。
「ん〜〜〜」
「ちゅっ」
しょうがないから、マリのおでこにキスをした。
自分も恥ずかしくて真っ赤になってる。
「ミカが真っ赤になってる〜。か〜わい〜」
マリがそう言ってからかってくる。
「あ〜もう。うるさいっ」
そう言いつつも、私の顔は更に赤くなっていく。

今日もいつも通りの、気分のいい朝が始まった。