スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

登校の風景

空が蒼く晴れあがったある日。
私はいつも通りに学校へと向かって歩いていた。
いつものことながら、朝は気持ちいい。
「ミカーーーーーー」
そんなことを考えていたら、いきなり横から抱きつかれた。
いきなりの衝突にも、なんとか倒れずに持ちこたえる。
「ミカー会いたかったよー、久しぶりーっ」
「そうだねー、昨日ぶりだねー」
抱きついているマリの頭を軽く撫でる。
そうすると、うにゃうにゃと擦りついてくる。
……かわいい。
「さみしかったんだよ?ミカ。だからぁこの寂しさを紛らわせるために、ちゅーしてっ」
「そうだね、さみしかったんだね………って、え?」
ちゅーして?
他にも人はいるのに、ここで?
その間にも、マリはもう目を閉じて、キスを待ち構えてるし。
「ん〜〜〜」
「ちゅっ」
しょうがないから、マリのおでこにキスをした。
自分も恥ずかしくて真っ赤になってる。
「ミカが真っ赤になってる〜。か〜わい〜」
マリがそう言ってからかってくる。
「あ〜もう。うるさいっ」
そう言いつつも、私の顔は更に赤くなっていく。

今日もいつも通りの、気分のいい朝が始まった。

prev next
プロフィール
カレンダー
<< 2024年04月 >>
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30