改めてね。
一応書いておきたいなって思ったの。

四月十六日、ミヤさん家に行った帰り、いつも通りワタシの家に寄ってベタベタしたの。
キスの格言の話とか、T君は唇だって。でやたら顔を近づけてくるからしたいの?って言ったらしたいだって。
それで初めてキスしたんだ。
ここでフラフラしてた関係に、キスフレかな?なんて浮かんだ。一度したら馬鹿みたいに何度もキスしてた、案外キス魔らしいT君、唇以外なら何回かしてたからね。

それで朝、二人とも夜から仕事なのに十一時も過ぎちゃっていい加減帰らないとねって。
いつも通りに玄関先まで見送って、何気なく『ん』って手を伸ばしてハグの催促したらT君それを勘違いしてキスしてきた。それでさ、ワタシ感情高ぶってしまって、色んな想い吐き出したんだよね。

凄い困らせてしまったと思う。都合の良い関係でいいって言ったのボクなのに。やっぱり終わりの見えない関係が苦しくて、恋愛に発展する可能性があるのか無いのか、無いなら無いで遊びだと確定して欲しいって。そしたら少しずつ諦めて別の好きな人探すって。

T君、辛そうだった。ごめんねとは思ったの。

それで、しばしの沈黙の後で言われた遊びでいくかって言葉にまた涙が溢れたけど、同時にスッキリもした。
だから最後

『大好きだったよ、今まで本当に有難うね。』
『うん、俺も有難う。』

ボロボロ泣いたけど、最後は笑って見送ったんだ。
T君も辛そうだったけど笑ってくれた。


片思い長かったなあって、T君帰った後でやっぱり色々思い出して泣いた、沢山の想い出と有難うと悲しさでね。


っていうことがあったんだよって、今更だけど書いておく。

というかね、こんな会話をしたのに、何故か今ボク達の関係は……ってね。

それはまた追々書いていく、今幸せだから良いんだ。
でもたまに読み返したいから記しておこうと思って。

ねえT君、何だかんだあったけど結局好きなままだよ。守りたいって言葉、好きなこっていう言葉、月が綺麗ですねって、信じても良いのかな?
とても大事で愛おしい人、どうかアナタの赦す時間傍においてほしいの。


これで、良いんだよね?