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Trick or treat!!

今日は10月31日。
街はハロウィン一色である。
歩いていれば嫌でも目に入るTrick or treat.の文字や、キャンディースティックにカボチャのランタン。



(あのカボチャがジャック・オー・ランタンって知ってる人は、どれくらいいるんだろうか…)



そんな事を考えながら歩いているのは、委員会の仕事を終え帰路についている帝人である。
本来なら新羅とセルティの家でハロウィンパーティーをする予定だったのだが、家主である二人ともに仕事が入ってしまい、延期になってしまったのだ。


帝人としては、委員会の仕事に思った以上に時間が掛かってしまったのでちょうど良いといえばちょうど良かったのだが。
だが、そのせいで暗い夜道を帰ることにはなるのだが。
街がハロウィン一色で明るい分、住宅地、特に帝人の家周辺はそこまで盛り上がりをみせておらず、明かりといえば街灯がポツポツとおいてあるだけなので、暗さをより一層強く感じるのだ。



(普段はそんなに感じないんだけどなぁ)



呑気にそんなことを考えている帝人は気づいていなかった。
その身に危険が迫っているということに……。










しばらく歩いていると、前方にある電柱に人が寄り掛かっているのがみえた。
よくよくみると、普通の恰好ではない。
何か、黒いマントを羽織っているのだ。

いつもならここで不審者か!?と思うが、今日はハロウィンである。恐らくはコスプレとやらをしているのだろう。
そう判断した帝人は前を通り過ぎようとしたが、ふとその人物が見知った顔であることに気がついた。



「あれ…?もしかして静雄さん、ですか……?」
「あー?…おぅ、竜ヶ峰じゃねぇか」



そう、黒マントを羽織っているその人物は友人……ではないが、知人ではある平和島静雄であった。



「あの、その恰好…」
「ああ、これか?まぁ会社のほうでイベントがあってよ、クジ引いたらこれを着て今日一日仕事しろ、ってな」



納得というか何と言うか、恐らくは今日静雄に取り立てられた相手は色んな意味で忘れられない日になったことは確かである。
そう思いながら少し世間話をし、時間も遅いので帰ろうとした帝人だったが、そこで静雄が



「時間、遅せぇだろ?…家まで送る」



と、ちょっと照れ臭そうに申し出たので、帝人はその申し出をありがたく受けることにした。















何事もなく家に着いた帝人は、送ってもらったお礼にと静雄を部屋に案内した。

そして、事件?は起きた……







「どーして臨也さんが僕の家の中にいるんですか……」



家のドアを開けようとしたら、ドアは勝手に開き。
ついで、



「Trick or treat!!!」



の掛け声と共に、狼男の恰好をした(狼の耳と尻尾がついているだけだが)臨也が抱き着いてきたのだ。
条件反射的な動きをした静雄のお陰で抱き着きからはすぐに解放されたが。



「はぁ…シズちゃんたら酷いよね…。いきなり殴るんだもん」
「人の質問に答えてください!!」



やれやれといった感じで喋る臨也に帝人は質問の答えを催促する。
まぁ実のところ、理由はどーでもいい。ただ、臨也に早く帰って貰いたいだけなのだ。



(じゃないと静雄さんがいつ爆発するか…)



今のところは落ち着いているが、いつ怒りだして家を破壊してしまうかわからないからだ。
そう考え、ふと静雄のほうをみる。

そして、ある違和感を感じる。

臨也と静雄の喧嘩……というか戦争は、池袋の名物ともいえるもので、帝人自身もよく見かけていた。まぁその戦争の原因が自分であるとは夢にも思わないだろうが。
そして、その時の静雄のオーラというのだろうか、それは見ていて鬼気迫るものであるのだが。
だが今の静雄はというと、ホントに臨也と相対しているのかと思えるくらい大人しい雰囲気なのだ。
それを少し疑問に感じた帝人は、静雄に話かけようとするが臨也の言葉に遮られる。



「あの、静雄さ…」
「ねぇ帝人くん、お菓子ある?」
「はい?」
「だ・か・ら。お菓子」



一瞬疑問に思うが、直ぐにそういえば今日はハロウィンだったなと思い、答える帝人。



「えーっとですね、ハロウィンパーティーが延期になったので、まだ買ってないんです」



だからお菓子はないと、言外に伝える。
そして次に返ってきた言葉に帝人は驚いた。



「うん、知ってる。だって、延期にさせたの俺達だもん」
「え?」



延期の原因が臨也というのも驚きだったが、何より。



「俺達……?」
「そ。俺と、……そこにいるシズちゃん」
「どういうことですか……!?」
「首無しの方には俺が仕事を回して、新羅の方はシズちゃんが、ね。…それもこれも、全部帝人くんのためなんだよ?」



その台詞と同時に、今までだんまりだった静雄が動いた。
そして、気がつけば帝人は天井を見つめていた。
……つまり、押し倒されていた。



「は、え…?」
「あーその、竜ヶ峰。…スマン」
「あの、静雄さん……?」


頭に?しか浮かばない帝人に、親切に?臨也が説明をしてくれた。



「俺とシズちゃんでさ、話し合ったんだよね。…帝人くんを二人のモノにしちゃおう!ってね」
「なっ………!!」
「だってさー、帝人くん俺達の気持ちに気づいてくれそうにもないしさ、このままだと幼なじみとか後輩とかに取られそーだし、でも俺が抜け駆けすると後々シズちゃんが煩いし。なら、この方法が一番いいかなぁってさ」
「理不尽です!!」
「はいはい、苦情は後でね」



暴れる帝人の腕を掴むと、臨也は足に巻き付けていた包帯(コスプレの一部だろう)を使って胸の前で腕を縛ってしまった。



(やばいやばい……!!)



抵抗する術を失った帝人は焦るばかりである。
相手は二人なのだから、元から逃げる術などは存在しないのだが。



「じゃあ、……頂きます」



臨也はそう言うと、帝人のズボンを剥ぎ取る。



「やめっ、静雄さん!!」



無駄とわかっていても静雄に助けを求めるが、



「………スマン」



そう言われ、吸血鬼の恰好だからだろうか、首筋に噛み付かれただけであった。
人間は、追い詰められるととんでもない行動をおこすというが、今の帝人はまさにそれであった。
つまりはヤケクソだったのだが。



「あーもうっ!じゃあどっちが僕のハジメテの相手ですか!?」



狩沢さんたちと話していると、自然とそういう知識は入ってくる。
なので、男同士の…ソレの仕方は知っていた。なので思わず言った言葉だったのだが。



「「え」」



二人の声が重なった。
……どうやらそこら辺は話していなかったようである。



「もちろん、俺だよねぇ?計画立てたの俺だし」
「立てたのはテメェでも働いたのは殆ど俺じゃねぇかな?臨也くんよぉ」
「ハハ、笑えない冗談とか言わないでよ。…ムカつくからさぁ」
「それはこっちのセリフだっ!」



一応場所を考慮してるのか、口喧嘩を続ける二人。そのうちいつもの戦争になるのだろうが、今は帝人に意識が向いていない。
だが、腕を縛られていては何もできない。
だが、救いの女神はどうやら帝人の味方だったようだ。
口喧嘩を続ける二人は気づいていないが、外から階段を昇る音が畳に倒れている帝人には聞こえてきているのだ。
そして、その音が自分の家の玄関前で止まったことも。



(たしか、正臣の忘れ物を渡す約束だったんだ)



今日のパーティーて渡す予定だったが、延期になったため夜取りに行くとメールが着ていたのだった。
案の定、扉を開けたのは正臣であった。
ただ、開けてすぐの光景に驚いたのか、一回扉を閉めたが。
だがまたすぐ扉を開けると部屋の中に入ってきてくれた。
臨也と静雄もさすがに気づいたが、如何せん反応が遅すぎた。気づいた瞬間には、すでに帝人は正臣の腕のなか。



「ちょっと、帝人くん!」
「竜ヶ峰っ!?」

「状況はよくわかんないんですけど、」



帝人は貰ってくんで☆



そう言って、王子様(正臣)はお姫様(帝人)をさらってしまいました。
部屋に取り残された二人は、追えば良かったのですがまぁ仲の悪い二人だったので。



「シズちゃんのせいだよ!?帝人くん、取られたじゃん!!」
「あ”ぁ”!?テメェが鍵かけてねぇからだろぉがっ!!」



帝人の予想通り、戦争を始めたとさ。










(正臣ぃ〜ホンっトにありがとぉ〜!!)
(いや、ホントに何がなんだかわかんねーけど……ま、役得ってことで、いっか)





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(^q^)



我輩が、臨也の顔が描けない!!

ということで、先輩に(^q^)←これでお願いしたところOKをもらい、結果この臨也が完成しました。


顔の輪郭等→我輩
顔 →Y先輩


てことですね。はい。
しかし、顔が描けるようになりたいもんですな( ̄▽ ̄;)

気づいたその気持ち

「帝人くーん♪」
「はぁ…………」
「いきなりため息なんて、つれないなぁ」
「あ、そうですね…すみません」
「?いつもの帝人くんらしくないね。何かあった?」
「まぁ、それは…かなり凄いことがありました」
「かなり、ねぇ…。もちろん、教えてくれるよね?」
「いやですよ。臨也さんにだけは絶対に言いたくありません」
「へぇ……そんなこと言っちゃって、大丈夫かなー?……俺、情報屋だよ?」
「………そういえばそんな事もしてましたね…。うーん…あまり言いたくないんですけどね…」
「いいからいいから♪」
「僕が良くないんですけど。えーとですね、」
「うん」
「恋を、したんです」
「へぇ、恋ねぇ……は?恋?」
「はい、恋です。魚じゃありませんよ」
「それは解るから。ふ、ふーん…恋したんだ。一応聞くけど、相手は誰」
「それは、………秘密です。どんな人かだったら教えてあげますけど、…高いですよ?」
「今冬でる最新型のパソコンでどう?」
「いいですよ。…その人はですね、嫌みなくらいかっこよくて、スタイルもいいんです。しかも何でも知ってて、だから女の人に凄くモテるんです。……唯一の欠点は、頭の中が残念な所ですが。まぁそんな人を好きになっちゃってしまったんです。といってもすぐに好きになったわけじゃないんです。紆余曲折があったんですよね、色々と。というか、最初はウザいなーとしか思ってませんでしたからね。でも、いつも愛してる、って言われたからかわからないんですけど、気がついたらその人のことばかり考えるようになってて。そのことを友達に言ったら、それってその人のことが好きなんだろ?って言われて。それで初めてその人が好きなんだって知ったんです。それが、昨日のことなんです」
「……………………」
「それで、思いを伝えたいな、って考えたんです。いつも僕ばかり思いを貰っていたんで、ちゃんと返してあげなきゃ、って」
「帝人くん………」
「まぁ…そういうことで、臨也さん」
「う、ん」
















僕は、貴方が僕を思う以上に貴方を愛してます!!


どうしよう、俺、今ならシズちゃんと仲良くできそう……
















ところで、ため息ついたのは何で?

いえ、心の準備をしてる途中で臨也さんが来ちゃったので、タイミングが悪いなぁーって…
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言葉か行動

「帝人くん、愛してるよ!!」
「はぁ…臨也さん。今日もウザいくらい元気ですね」
「帝人くんのおかげだよ♪」
「僕のせいにしないでくださいよ。まったく……」
「これも愛だよ」
「そんな愛いりません。クーリング・オフで返品します」
「えー。じゃあどんな愛ならいいのさ」
「いえ、そもそも臨也さんからの愛自体いりません」
「人間全てを愛する俺からの、個人に対する愛ってかなりレアなんだよ?まぁ、帝人くん以外にあげる気は全くもってないけど」
「………人間全てを愛してる臨也さんの語る愛は軽いんですよ」
「軽い、ねぇ………てことはさ、帝人くんは俺からの本気の愛が欲しいってことだよね!」
「はい?」
「だって俺の語る愛が軽いから嫌なんだよね?それってつまり軽くない愛、重みのある愛が欲しいってことだよね」
「え、いや、重いも軽いも臨也さんからの愛自体いらな」
「ああ、ごめんよ、帝人くん!そんな大事なことに気づいてあげられなくて!」
「いえ、ですから」
「そっか、やっぱり言葉だけじゃ満足できないよね!そう、行動で示すのも大事だって波江も言ってたしね!」
「だから人の話しを…」
「よし、帝人くん!!」
「!は、はいっ!!」















俺の家とホテル、どっちがいい?


?…よく判りませんが、もう臨也さんの好きにしてください……


じゃあ俺の家で……


いーざーやーくーん?なぁーんで蚤蟲の分際で帝人に話しかけてんだぁ?


げ、シズちゃん…タイミング悪いなぁ、もう…









てか、そのセリフが一番ムカつく!!!
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