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シンケンss『笛の音』

台風ですね

うん、台風です


この頃雨が続いているせいか仕事のない日はゴロゴロしてベッドに八割布団中(笑)



これをヒッキーと呼ぶんですねわかります。



さて、飛びそうなモノは我が家のじぃ(父)が片付け、網戸を閉じやるだけやったんで……。



あとは、家が飛ばされんよう祈りながら寝るのみ!!



明日、会社行けるかな?




今回は……。
【シンケンジャーss】
CPはもちろん殿黄
初書きです

不快に思われる方は閉じて下さい

大丈夫な方のみスクロールを願います













志葉家では夕飯が終わりると各々寝るまで自由時間となる

当主となる丈瑠も例外ではなく、日中の稽古の疲れを癒す時間でもある




熱いお風呂に入り、体を温めた丈瑠は自室に帰るため廊下を歩いていた


縁側近くにくるとやわらかく心地よい風が吹き抜けると共に笛の音が聞こえてくる



「この音色は」
志葉家の中にも笛の吹く者は何人もいるが、このどこまでも真っ直ぐで清んでいる音色を奏でるのはひとりしかいない

誰よりも純粋で健気な最年少の家臣


「あっ、とのさま」
「こんなとこにいると風邪引くぞ」


丈瑠に気付いたことはは笛の音をとめ、慌てて立ち上がる

ことはも風呂に入ったのだろう髪がまだ濡れている


「あっはい。でも、お月さんがきれいやったから……つい」

ばつの悪そうに笑いながらも丸く光る月を見上げることは


「フッ、確かにな。月見日和かもしれん」

「そうですやろ。でも、なんかうち嬉しいわ」

「なぜだ?」

「え〜と、うちな、あの綺麗なお月さん見つけたときとのさまにも見せたいなって思ったんです。それで、いまとのさまと一緒にお月さん見れるのがうちすごく嬉しいんです」

照れ笑いをしながら丈瑠にやわらかく微笑むことは


「そうか。なら、少しばかり月見でもするか」

そういうと丈瑠は縁側に座り隣をポンポンと叩き、ことはを座らすようにする


「えっ、でもとのさまお風呂から出たばっかやから風邪引いてしまいます」

「俺はそんなにやわじゃない。それに、おまえだってそうだろ。とにかく座れ」

「うぅ、せやけど……」

納得いかないと思いながらも、丈瑠の言っていることは正論であるため反論すらできない

とぼとぼと歩き丈瑠の隣へ腰かける



「笛を吹いてくれるか?」

「えっ、笛ですか?」

少しばかり言葉なく、月を見ていた丈瑠から声がかけられ驚く

「あぁ、笛だ。ことはの笛の音が聞きたい。ダメか?」

「ダメやなんてそんな。うちの笛でよければ……」

そう言い、ことはは笛を構え澄んだ音色を奏でる

今まで、いろんな音を聴いてきた

志葉家は近年でも珍しい純和風に家系
和楽器は作法の一貫として基本は習っているし、聴いてもいる


たが、ことはの音色はどの音よりも心に響き落ち着かせてくれる

その音を名月とともに聴ける

「贅沢だな」

「えっ、なにか言いましたかとのさま?」

一曲終わり間違わずに吹けたとホッとしていたことはは丈瑠の呟きが聞き取れなかった

「いや、何でもない。いい音色だった。また、聴かしてくれ」

ことはの頭を撫でながら、やわらかく微笑む丈瑠


「///はい。こんなんでよければいつでも……」

めったに笑わない丈瑠の微笑みを見て心臓が早くなる

「フッ、あまり長居はするなよ」

立ち上がり部屋へ向かう丈瑠

「はい、ありがとうございます」


部屋に帰る丈瑠を見えなくなるまで眺めながら、笛を胸に抱きしめる


「今日がこんないい日やからきっと、明日もいい日やな」

そして、ことはは今夜最後の曲を奏で始める











反省文

うわわわわ〜、殿黄書こうとしたのに殿←黄になってるやんか(汗"

しかもオチが……。

ほんと、切実に文才が欲しいです(泣"


ちと、オリ設定ありです。
・夕飯後は自由時間でしょ
・志葉家ぐらいの家系なら音楽も習っているはずだよね


殿の癒しは、ことはってことで決まってます(←おぃ

感想頂ければ幸いです
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