大樹の言の葉
『世界地図の下書き』
9月9日 11:44
話題:本の感想
だーいぶ前に読んだ朝井さんの作品。
「青葉おひさまの家」で暮らす子どもたち。
夏祭り、運動会、クリスマス。そして迎える、大切な人との別れ。
さよならの日に向けて、4人の小学生が計画した「作戦」とは……?
著者渾身の最新長編小説。
既読感パねえと思ったら、最初の話はアンソロジーで読んでた。
あの話を膨らませたのがこの一冊なわけですね。
ある児童養護施設で過ごす5人の子供たちの話。
別れのない出会いなんてないけど、この施設で暮らす子供たちは明確な区切りが見えていて実感が沸かずとも否応なく訪れる瞬間が切ない。
こういう施設に関して無知なので何とも言えませんが、そこで過ごす子供たちは勿論、運営していく大人もいろいろと難しいところが多いだろうなあと思います。
明るい話ではないし思うとおりに進む人生じゃないけど、それでも大切な思い出を胸に生きていく子供たちの逞しさを感じました。
それとこの装画ジブリっぽいなぁと思ったら本当にジブリの方が描いたんですね。優しい空気感。
小学生が主人公だけど内容は大人向けかな。
やっと風が涼しくなってきましたね。朝晩も過ごしやすいです。
最近はリヴァイ班の死をアニメで観るのが怖くて『進撃の巨人』を20話辺りから溜め込んでいる樹。
だってアニメのペトラさん超可愛いんだもんやだやだ絶望したくないよ。観たらきっと泣いちゃうよ私は。
BDで買い集めたいけどいつも通り金欠な樹でした。
あれは円盤を買うに値するよね。ジャンカッコいいジャン。
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