2015/6/29
Mon
20:37
ドーナツとコーヒーの魅力 前
話題:あなたの自作小説
がうです。
日差しはもう夏ですね。
色々な夏限定のお酒が飲みたいです。
以下本文
↓
学園の話、登場人物
(木戸未来)
男子高校生、ピアニスト。
時々ミツキのホテルでバイトをしている。
(霧山ミツキ)
女子高校生、親が世界のホテル王。
日本支部を任されている守銭奴。
***
帰るのが遅くなった。
これから明日の打ち合わせのためにミツキのホテルへ向かう。
道中、今の世は小さな欲は何でも満たしてくれる。
ケータイを取り出してダイアル、呼び出し音が3回鳴るかどうかで「はい、○○ホテル、霧山が承ります」と仕事中のミツキが出た。
「あぁ、俺、木戸だけど。今からそっち行くから。何かいるもんあるか?コンビニなら寄って行ける」
「なんだ、木戸か。別に平気よ、お気遣いどーも」
背後があまり賑やかでないから今のみつきはそんなに忙しくないのだろう。
電話を切らずにそのままコンビニに入った。
すぐにレジ横にあるドーナツが目にはいる
「そーいや、この前言ってた新作もう食べたのか?」
「いえ、まだよ」
それがどーした、という言い方に俺は少し笑った。
ミツキはきっと喜ぶだろう。
狙っていたものが手にはいると知れば。
「買って行ってやろうか、ちょうど売ってるし」
「ダメ!!」
急な大声に俺は驚いて思わずケータイを耳から離す。
予想とは違う反応にさっきの言葉が何だったのか、文字として認識出来なかった。
反射的に出た「うるさっ」という声が向こうに聞こえたのかは分からないが、再びケータイを耳に当てると「ごめんなさい」と呟いた声が聞こえた。
「私の分はいらないから…、自分の分だけ買って来なさいよ」
「お前なぁ」
親切を無下にされていい気分な訳がない。
つづく
***
この夏は某テーマパークの海賊ショー見に行ってくる。
暑いけど、頑張る。
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