ついに来ましたこの章!
やっとラスボス登場だよラスボスさん!!(←
新キャラは二人!
アシュウィーさん(ラスボス)とブランドさんです。
追記!!⇒
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ついに来ましたこの章!
──── 一方‥‥‥
「ってて‥‥‥」
ラッドが岩にぶつけた頭をさすりながら起き上った。
周囲を見渡しても誰もいない。
「?、みんなどこだー?」辺り一面に呼び掛けても返事もない。
ふと足元にあった白い紙に気がつく。
「えと?、ミウへ、オレ達は一度上まで行って来る。先にここに戻ってた場合は待っててくれ。BYヴィータ‥‥‥‥‥」
その紙に書いてあったヴィータの汚い字を、声を出して読み上げるラッド。
そしてある事に気が付いた。
「置いてかれたーーー!!」
その声は、岩に反射して空しく彼のもとへと帰る。
────……‥‥‥
「これ、どうすんだ?」
ヴィータが目の前にある洞窟を見て言った。
その洞の中には、数体ものモンスターがおり、どうやらそのモンスターたちの巣窟らしいことがうかがえた。
しかし、その先には道が続いているかも分からない。辺りには邪魔な岩ばかり。
「しゃーないわ!ウチはこのモンスターどもに突っ込むお!!」とティーラが武器を分と振り回し、モンスターへ突っ込んでいった。三人もそれに続く。
が、追い返されてしまった。
「…‥‥‥‥どーするお?」
すっぱりとした顔で言うティーラ。さっきの事がまるでなかったように。
皆がうーんと考え込む。すると───
「てぇぃやー!!!」と大きな声が轟き、後方にあった岩ががつっと音を立てた。
砂埃が舞い、周囲を覆う。砂塵が引き、視界が開けた場にいたのは、大剣を手に肩で息をしているラッドの姿だった。
その前には粉々に砕けた小石が幾数。
「おまえら‥‥‥‥お、置いていきやがって‥‥‥‥」
そんな様子の彼を見て、アプリーレがポンっと手を鳴らした。
「そうですわ!ラッド様にこの岩を全部壊して頂けばいいんですわ!!」
彼が疲れているのにもかかわらず、相変わらずである。
うなだれたラッドが、数秒後彼女に蹴りを数回お見舞いされて言う事を聞かされた事は言うまでもない。
頂上に登るにつれて、道はどんどん狭くなり、険しくなっていく。
やがて、大きく開けた場所に出た。
真ん中の岩からかかる虹色の橋が、奥にある逆さな凸岩に繋がっている。
「すっげー!」とラッドが七色に輝く橋に駆けよった。
他の仲間たちも会話をしながらついてゆく。
「何かさっきよりも暗くなってないか?」
橋から出る光に照らされているが、この空間が少し‥‥‥‥というような事をヴィータが言うが、アプリーレは取り合わず、ティーラはさっきからずっと俯いている。
突然黒い閃光が走り、後方へラッドが突き飛ばされた。
その黒い光が消えると、もの凄い暗黒が辺りを覆う。
まるでオニキスのようにまっ黒な闇色の髪は後ろで一つに結ってあり、赤く血色の瞳の女が、その漆黒の中で異彩を放っている。彼女の背中には大きな黒い羽。
彼女は、ヴィータ達の方を向くと、おもむろに闇の中からにび色に光る鎌を取り出した。
「私の名前はアシュウィー、この先のクリスタルは私が頂く。」
そして鎌を強く振る、するとその軌道から三つの衝撃波が発生して、それが先程の閃光で気絶したラッド以外の四人に襲いかかる。
軽く悲鳴をあげて横に飛ぶアリシア、それは地面に当たると、細かい石が飛び散り、そこに小さな穴を作る。
彼女が周りを見渡すと、立っているのは自分一人。
アシュウィーが鎌を右手にずんずん近づいてくる。それに合わせて、アリシアも一歩、一歩と下がる。
「あの時は出来なかったが、今ならお前を殺せる。」
そうアシュウィー入ったかと思うと、巨大な窯を上へと振り上げた。恐怖に目をギュッと閉じるアリシア。
風を切る音とともに聞こえてきたのは、カンカンッという何かの金属をはじく音。
「誰」と鎌を下し、身を引くアシュウィー。
恐る恐るアリシアが目を開けてみると、そこには青い髪の青年が、アシュウィーに向かって、両手に持つ銃を突きつけている。
アシュウィーは大きく舌打ちすると、奥にある七色の橋へと駆けてゆき、青い髪の青年も彼女を追いかけて行ってしまった。
性 別 | 女性 |