おっひさーですみなさん^^
最近パズコレに入り浸りしています。
ジグソーパズル楽しいww
おかげでお絵かきとかできないんだなー‥‥‥‥←
今回の初登場は無し!次の章にはいますけどねw
後、この後のやつで、初の短編でも載せるですー^^
ということで、追記より〜⇒
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私たちが自由気ままにつづる日記ー! というよりブログサイト!!
おっひさーですみなさん^^
─────「‥‥‥‥たくあの年増め‥‥‥」
ヴィータは、さっきぶたれた頭をさすりながら、ぶつくさ文句を垂れていた。
星の付いていない方だったから命に別状はないけども、痛いものは痛い。
愚痴を言いつつも、棚に沿って歩くと、ティーラが本を読んでいるのが見えた。
話しかけようとティーラに近づくと、彼女は急に本棚の上を見る。
そこには、棚の上に座るウィシュアの姿。
「ティーラ、何してるの?」
彼女は足をばたばたさせて、ティーラを見下ろしている。
ヴィータは、彼女らに気付かれないように本棚の陰に隠れて聞き耳を立てた。
「‥‥‥‥‥‥何かあったの?」とティーラが訝しげに聞く。
しかし、ウィシュアは、手を頭の上で組むと、あくびをし、「つまらなかったから、ね。」と言った。
その言葉に、呆れたよな顔をすると、持っていた本からもう一冊の本を出して、外側の本を本棚に入れる。‥‥‥‥‥中から出てきたのは漫画。
先程本を入れた棚に背持たれ、漫画を片手に持つ。
「大丈夫なん?‥‥‥‥ウィシュア。」
少し心配そうなティラに、ウィシュアがにっこりと笑いかける。
「うん、当たり前だよ。私がやられるはずないじゃん^^」
これ以降は声が小さくなって聞こえなかったが、ウィシュアが棚の向こうに行ったのか姿が見えなくたって‥‥‥‥ティーラがこちらへ来る。
盗み聞きをしていた以上、見つかっては不味い。とにかく逃げなくては!と全力で走りだすヴィータ。
本棚の角を抜け、勢いよく曲がる、と何かにぶつかった。
「きゃっっ;;な、何?」
ぶつかったのはアリシアだった。彼女はすぐに体勢を立て直す。
「ヴィータですか、びっくりしました‥‥;;」
そういうと、髪をさらっと揺らす。普段髪に隠れて見えない耳が見えたのだが、
「あれ?なんかちょっと耳が尖ってる?」
そう、彼女の耳は他の人より少しばかり尖っているようだ。
アリシアは、あぁそれは、というと耳を出して見せる。
「私はエルフだと言いませんでした?エルフの耳は少しだけ、尖っているんです。」と言ってから髪を戻す。
「オレは人間しか見たことなかったぞ?この星‥‥えっとハラート星?に来てから天使やらエルフやら悪魔‥‥‥‥‥意味分かんねー‥‥‥」
ってか夢でも見てんじゃねーか?というヴィータに、アリシアが笑いかける。
「きっと人間さんしかいない星に住んでたのですね。
どうせですし、各種族の特徴の説明もしてあげますね。」
彼女は一旦息をつくと、じゃべり始める。
「最初にエルフ族はさっきに言った通り耳が尖っていて、年の取り方が、少し、特別なだけであまり人間と変わりません。
つ火に天使は、背中に白い羽をもっていて、基本は働いている大天使様によって宝珠の色が変わる、らしいです。アプリーレちゃんから聞きました^^
最後に悪魔です。
黒い翼の先端には赤い爪があるんです。私が小さい頃にエルフ星に住んでいた悪魔さん‥‥‥名前は忘れちゃいましたが、真っ赤っかでした。
という感じです。^^」
そしてもう一度アリシアが息をついた。
どうでしょうか、と聞こうとするも、目の前からヴィータはいなくなっていた。
「う〜まだ頭がくらくらするぜ‥‥これだから難しい話は嫌なんだ。」
まだアリシアが話している最中に、ヴィータは足音をくらませ脱出をしていたのだった。
「そういやまだ二階に行ってねーな。」
彼はそういうと、階段を駆けだす。
そこの本棚もさして一回と変わりなかったのだが、とりあえず本のタイトルだけでも流し見てみる。
(ハラートの歩き方、ウルドの歴史、ウルド大全、ウルド食文化集、料理のコツ、えry(‥‥‥‥‥はぁ;;)
やはり一階と大して変わりなかったため、ヴィータは肩を落とす。
ちらっと奥に目をやってみる。目に映ったのは、本棚の前でじーっと立っているラッドの姿。
近づいてヴィータが声をかけるも反応がないため、つんつんと背中を小突いてみると、彼が勢い良く振りかえった。
「な、何だ!?俺はちゃんと本を読んでっ;;‥‥‥‥」
こう言うラッドの口元には一筋のよだれ。完璧に寝ていたことがばればれである。
「完全に眠ってたな。」とヴィータが少し憐みの入った目で見ると、彼はバレちまったかーw、と頭をぽりぽり掻いて笑った。
それにヴィータは渋い顔をする、がすぐに真剣な表情に変わる。
「アリシアから聞いたんだが、‥‥お前がオレの兄貴だって‥‥‥それはどういうことなんだ!?」
その言葉に、ラッドがちょっとの間首をかしげる。
「オレ、あいつにそんな言った覚えがねぇんだけど‥‥‥‥?」
うーんと首を傾げるラッドを、ヴィータがキッと睨みつける。
「俺には兄貴はいない、そんな記憶は一切ないからな。
それならただの勘違いだな。服が似てるのも大天使様(w)の趣味だしよ。」
はーすっきりした、とヴィータが胸をなでおろす。それにまた首を傾げるラッド。
ふと後ろから声がかかる。
「お二人様、調べ物はどうなったのでしょうか?」
振りかえると、アプリーレが飛んでいた。その表情はどこか黒い。
びっくりしてヴィータが固まり、ラッドが飛び退く。
すると、とびのいたラッドが勢い余って本棚にぶつかり、本がバラバラと落ちてしまった。
「いってて;;」ラッドが下敷きになっていた本を投げ捨てると、その本はちょうどアプリーレと一緒に来ていたヴィータの手元に。
「それで、こちらは何か情報は手に入れましたでしょうか?こちらは収穫0でしたわ。
アプリーレの言葉に、二人ともないと首を振る。
「そうですか‥‥‥行き道が途絶えてしまいましたわね‥‥‥」
そう言い彼女はあごに手を当て、考えるポーズをとる。
その時、後ろから、さっきまで本を読んでいたティーラが話しだした。
「なあ、ここに書いてあるスクルドって町には何でも知っていり情報屋がいるって書いてあるお?」
3人がティーラに近づいてその本を読んでみる。
「これってハラート星の全体のマップか?
今いるところがここで、昨日までいた村がここか‥‥‥‥なかなか詳しいな、この地図。」
ヴィータがそれぞれの町の位置を指差しながら言う。
だが、読んでいたアプリーレの表情が険しくなる。
「ですが、このスクルドは向こう側の大陸ですわ。今、マクスードの西の端は復旧作業中だと聞いております。」
突如ラッドがあ!と叫ぶ。周りが驚いて振り向き、うるさい!とアプリーレに殴られることになったが。
「いっつー;;悪ィ悪ィ、この下の町に港があるって書いてあったからなー」
そう言ってウルドの下にある街を指差す。森に囲まれた小さな港町『アクアタウン』だ。
「森の中にあるんだな‥‥‥。」ヴィータが腰に両手をあてる。
「では、この本を借りましょうか。‥‥‥‥‥‥皆様は先に宿屋に行ってて下さいませ^^」
アプリーレがによっと笑う。きっと笑っている。
「じゃ、じゃあ先に行ってるな‥‥‥」
そうしてアプリーレ以外の4人は宿へと向かった。
性 別 | 女性 |