お久しぶりです名無しです。
先程フェアクリのパズルを作ってきてみました、非公開ですけど!
パズルって楽しい‥‥‥‥です^^
しかし何故かその後固まったっていうね;;何故や;;
ということで(?)追記〜
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お久しぶりです名無しです。
第八章 「悪魔襲来」
──── ウラノス星 首都ミカエル
「では皆さん、わたしは用事がありますのでこれで」
とチョコリーは言うと、五人のいる方とは反対へ走って去る。
キラキラと光る店の飾りの下を駆け抜けると、間もなく姿が見えなくなった。
地面には少し赤みがかった茶色のタイルと、薄く曇った透明なタイルが交互に敷き詰めてある。
中世的な温かい色のレンガの家には、きれいな透明だが、光の当たる角度により様々な色に輝くランプがつるされている。
ここにいると、まるでどこかのアトラクションに来ているように思える。しかし、見えるのは皆純白の羽を持つ天使、天使、天使。
「キレイなとこだね〜^^」とアリシアはうっとりとした表情で言う。
その目はすぐに上に移った。
「あれがここのお城なんだ。」彼女はくすくすと笑う。
そんな彼女をよそに、ヴィータとラッドとティーラは、傍にあった白い柱の下に集まる。
ヴィータが手に持っているのは、この旅が始まった時にアプリーレに渡された手帳。これまであった出来事が色々とつづってある。
「ミカエル城で待ってるって言ってたって書いてあるなー。」
ティーラはヴィータの手から手帳を取ると、自分の目でも確認してみる。
「城ならこっち行けばいいんだよなッ」とラッドがうれしそうに城を指差す。
そんな彼を、ヴィータは憐みの目で見ると、その指差す方向へ歩き出した。
しばらく歩くと、純白の柱が一本、二本と続く。
そのうちに奥に大きな扉が見えた。
アリシアが軽快な足取りで、巨大な扉に駆けていく
城など初めて見るヴィータが、走っていく三人から外れて好奇心に任せて辺りをぐるぐる見回す。
真っ白な城の壁には、女神を象ったような像が置かれ、左側には巨大な噴水。真ん中にはたくましそうだが、どこか優しげな男の銅像。足元には『ミカエル』なんたらと書いてある。
「ヴィータ?」と前からラッドの声がかかり、目線を扉に移す。
ふと目の前を黒影がよぎる。それは白い柱の後ろに。
「ラッド!その横の柱に何かいるぞ!!」
彼は影が隠れた柱のすぐ隣にいたラッドにそう叫ぶと、自らも剣を抜き、その柱へ走る。
とたんに影は彼らがいるのと正反対の方向へ逃げた。
「何や!?」と叫ぶティーラ。両手にはラリアット大会に出ていた時とは違う斧。
「あいつを追うぞ!!」というヴィータの号令に、四人は建物の裏に隠れた黒い影を追った。
大きな建物の横を添って走る。ずっと左側に続く白い壁。
数百メートルくらい走り続けると、そこには上をじいっと見つめている先程の黒い影がいた。
その目線をたどると、とても大きな飾りのついた窓が全開しているのが見えた。
先頭を走っていたラッドが大剣を振りかざす。
「お前はなにもんだー!!」と叫ぶと、その影に切りかかった。
ふと黒い羽が散る。そこには黒い影がいなくなっていた。
飛んで行った黒を見送ると、何かアリシアがつぶやく。
どうした?と声がかかると、彼女はうん、とうなづいた。
「さっきのって悪魔さんですよね、ここは天使の町なのになんで天使とあまり仲の良くない悪魔がいるんでしょう?不思議ですー‥‥‥」
そういうと、あごに手を当ててうーん‥‥と呻る。
ティーラが考え込んだ三人の前に飛び出て、「そんなことよりアプリーレが呼んでるんじゃないん?早く行かないと文句言われるんとちゃう?」と言う。
そして、動くのを渋るヴィータの背中を押して城の中へと向かった。
性 別 | 女性 |