「申し訳御座いません」
「…」
「さぞかし幸せな夢だったのでしょう?」
「夢は夢。所詮夢でしかない。それに甘えてしまうとは駄目だな…私は」
「…」
そうだ。父上は私達兄弟を殺そうとした。
今更優しくされても信じたくないし信じられない。
「お疲れなのでしょう。布団を敷きますので寝て下さい。」
「いい。また同じ夢を見てしまうかもしれない。まだ書類だってある。それに彰は用があってきたのだろう。」
「…手伝いにきただけですよ。」「ありがとう。わざわざごめんね?けど彰だって疲れただろう?彰こそ寝た方がいい。」
「無理に振る舞わなくていいですよ。俺の時くらい…」
「…弟なら尚更だろ。」
「兄上…俺は役に立ちませんか?」
「…」
「…俺が…貴方の辛いこと全てを消して差し上げたいっ」
「…」
逆に心配かけちゃったか…
「いつかきっと…そんな日がくるかもしれないな…」
「きっとじゃない…絶対…」
「…」
背中から冷たい風が吹いてきた
「…冬だな…」
「…」
庭に降る雪が冷たい。
「これも…夢だったらどうしよう?」
「人生そのものが一つの夢かもしれませんよ。」
「だね…。知ってる?幸せな時は嫌な夢を見るんだよ?」
終。
疲れた。
昨日の夜に気合い入れて書いたらログアウトで死んだ…(泣)
だから分けてのせたらまた消えたから、うろ覚えで書いた結果がコレ
終わりが浮かばなかったよ畜生!!
昨日のほうがまだましだったー!!
御免ね梁!!彰!!(ホントだよ
)
出直してきます。
「兄上!父上が帰ってきたみたいですよ!!」「ホント!?」
「お帰りなさい!!」「お帰りなさい〜」
「ただいま。梁、彰」
「父上早く行かないとご飯無くなっちゃうよ!!」「早く早く〜」「そう急かすな…」
「いただきまーす」
「梅干しいただき!」
「あっ!兄上が俺の梅干し取った〜!!」「コラッ梁!人の物取ったら駄目だろ!?」「って父上!私の秋刀魚!!」
「はいはい。仲がいいのはそれくらいにして、ご飯を食べましょう?冷めてしまいますよ?」
「はーい!!」
普通の日常。
でも凄く あったかくて …幸せな時間だった。
「兄上失礼いたします。兄上宛てに手紙が…」
そこには無防備に寝ている兄の姿があった。
疲れていらっしゃるのだろうか…この時間帯は寒い。
「兄上。起きて下さい。風邪を引いてしまいますよ。寝るのなら布団を敷きますから、そっちで寝て下さいませ」
「…母…上?」
「えっ」「彰…か…」
そんなはずない。
もう母上は死んでしまった。それに五歳頃‥私達兄弟は、まだ会ったことも…でも…
「もう少し…夢を見せてくれても良かったのに…」
「兄上…」
この部屋に入ったとき、兄上の寝顔はとても幸せそうだった。