仲の良い友人が自分の車を買いたいと申し出たときなどには、ややもすると支払いの約束などが適当になりがちです。


車売却はそもそも大きな金額が動く行為です。


親密な間柄のこととは言え、名義変更や支払いの期日、いくらで売るのかなど、重要項目については書類にしておくべきです。


書面に書き残すのを面倒くさがる相手は、いくら親しい友人でも後からトラブルが起きる可能性が高いので、なるべくなら売買するのを止めた方が良いでしょう。


ディーラーが前に乗っていた車の下取りをするのは、次の車を購入してもらうための奉仕的なものです。


中古車買取業者に買取を頼んだ時のように、古い車の等級や色、追加要素などの有無は下取り金額には反映されません。


業者に下取りに出すより先に、何社かの買取ディーラーの査定をの結果を知って相場を認知しておいてください。


ウェブの中古車売却見積りサービスを使うと、たくさんの加盟店からの電話連絡が入るでしょう。


確実な買取額は実物の状態次第で決まるので、お宅へ伺ってもよろしいでしょうかと、言葉こそ違えど内容は同じです。


そういった中には断っても幾度となく電話してくる営業マンもいないわけではないので、断るのが大変ならもう売却済みですと伝えるのも効果的です。


あるいは電話でなくメール連絡のみという一括査定サービスを利用するのも手です。


返済が終わっていない状態で車を売却する場合、残債を払ってしまわないと売却できません。


それは返済が終わっていない車というのはローン会社の所有物であり、名義もローン会社であることが普通だからです。


売却にあたっては残りのローンを完済できるのなら構いませんが、もし不可能なら売却額をもって自動車ローンの残額の支払いに充当するという方法をとれば大丈夫です。


もっともそれはローン会社が認めた場合だけであって、もし可能でも手続きも必要ですから普通の売却よりは時間がかかります。


天気の悪い日(曇天や雨天)の査定では、晴天時に比べて車のボディの傷や汚れが見づらいので、減点されにくいと言われています。


ただ、見落としやすいからこそ拡散タイプや高輝度のポケットライトなどを使い分け、しっかりチェックされてしまいます。


自分で洗車する人ならおわかりでしょうが、洗車して磨き上げた車は明るい晴れの日のほうが新しく美しく見えます。


ちょっとした自然条件の違いではありますが、それぞれ短所もあれば長所もあるわけで、天候には頓着せず、好きなときに査定してもらうのが一番です。