車を買い取ってもらうときは緊張するものですが、意外に手軽なんです。


査定が済んで査定金額に満足したら、売主がすることはほとんどありません。


名前の知れた業者の営業マンなら売主が必要書類を揃えておけば、業者がすべての手続きを代行してくれます。


わからないことは、どんどん聞いてください。


用意するのは名義人の印鑑証明書と実印、車検証、自賠責保険書のほか、自動車税の納税証明書です。


姓や住所地が違うと戸籍謄本や住民票が必要になります。


あと、忘れてならないのは車のキーとスペアキーです。


買取代金は現金払いのこともありますが、振込にしている会社も多いので、念のため口座を用意しておいてください。


銀行名、支店名、種別、口座番号が分かれば、通帳はなくて構いません。


車を手放す際、車を買取業者に持ち込んで査定を受け、売買することが決まり契約した後に減額するよう請求されることもあります。


しかし、詳しく点検した所、欠陥があったので買い取り額を下げさせてくれと要求されても応じなくてよいです。


不具合があることを分かっていたのに、契約時に隠していたというのならいけませんが、そうでなければ減額には応じないか、契約を取り下げましょう。


中古車の査定額の基準はいろいろあります。


その中でも、その見積金額に大幅に影響を及ぼすのが走行距離です。


ほとんどの場合、走行距離が長いほど査定額はどんどんダウンします。


総走行距離数が5万km以上の車は通常「多走行車」という呼び名があり、査定額をダウンする原因となることが多くあります。


10万kmを越えて走っている車は「過走行車」と呼ばれて、ものによっては査定額が付かないことも出てきます。


買取を決めた後、やはりやめたいという場合、契約から日が経っていなければ、無料で解除してくれるところが多いと思います。


しかし、名義変更、オークション登録といった段階に進む前、まだ売却先が決まっていない場合など、必要な条件がいくつかあるので、契約の際には、キャンセル可能な条件やその期間を念入りに確かめておきましょう。


基本的に、契約後のキャンセルはトラブルの元ですので、よく考えてから契約することをお勧めします。


ちょっとでも高値で中古車を売却するコツは、今すぐにでも売却したいという思いを強くアピールすることです。


取り敢えずの査定なんだけどというきっと売却は後回しになりそうな人よりも、話が決まれば直ぐに売却可能ですという相手の方が業者にとって有益なのは間違いないでしょう。


即決の意志があると知ったならば、他社に取られる前にうちで取り引きしてもらおうと査定額をアップしてくれる可能性が高くなります。