中古車売買は査定に始まり売却で終わります。


流れとしては、売却の第一歩は査定です。


まず査定サイトで車のデータを登録し、年式や各種条件から簡易的な査定額を出してもらい、買取業者による現物査定が行われ、車の状態に応じた査定額が決まります。


必要に応じて金額アップの交渉などを行い、満足な価格になったところで契約書を交わします。


契約締結後に車を業者に引き渡し、それから業者側で名義変更の手続きなどが行われたあと代金の振込があります。


金額を確認して契約書と相違なければそれで完了です。


買取業者による中古車の査定では、外観や走行キロ数などいくつかの項目で標準値を設定し、減点、ないし加点をして最適な査定額が提示できるようにしています。


これは確実にマイナス評価になるだろうというポイントは、誰が見てもわかるところで車体の傷やヘコミ、塗装浮きなどです。


そういった傷をプロに頼むのではなく自分でなんとかしようとすると、却って減点が大きくなる事態になりかねません。


プロ並みの機材と労力があれば構わないですが、そもそも使用機材からして及ばないのですから修理はしないほうが良いでしょう。


自分が持っている車を売ろうとして査定に出したときに、「買い取り金額は0円です」と言われることがあるでしょう。


一般的に、過走行(走行距離10万キロメートル越え)の車だったり、事故の状態が大きくて修理の後も大きい場合などは買取額が出ませんと言われることがあるでしょう。


幾つかの中古車販売店で査定をお願いしても同じように買取額はつかないと言われたときにも、廃車を専門とする買取業者に買取をお願いする事ができますので、その車を売ることを止めてしまう必要はないのです。


買い取りする車を査定する時に、査定金額に大きく影響するのが走行距離です。


ほとんどの場合、走行距離が長いほどその車の査定額というのは下がってしまうものです。


走行距離が5万キロメートルを越えてしまった車は一般的に多走行車と呼んでいて、中古車のマイナス査定に影響を及ぼし始めるケースがほとんどです。


総走行距離が10万キロを越えた場合には「過走行車」と呼ばれて、ものによっては査定額が付かないことも出てきます。


車を手放す際、車買取業者で査定し、買い取り金額が確定して契約成立した後で値を下げるよう言われることもあるようです。


そんなことが起こっても、精査すると欠陥があったので買取価格を減らすとなっても、応じなくてよいです。


その不具合を知っていたのにあらかじめ伝えなかったのならば問題ですが、違うのであれば断固減額を拒むか、契約を白紙に戻しましょう。