車を売却する際に販売店との間で起こるかもしれないトラブルには何個か考えることができますが、中にはとても酷いケースもあります。
例えば、査定金額を表示して納得して車を手放した後になって、ふたたび確認したら問題になる箇所が出たなどといわれて実際の買取金額をグッと低下させられる場合も少なからずあります。
もっと酷いケースになると、手元から車だけなくなって、料金が入らない場合だって存在するのです。
このような悪質な業者に出会ったときには、何はともあれ消費者生活センターなどの相談機関に出向くようにしてみましょう。
愛車を買取に出す場合、複数の業者の査定を受けて、最も高い所を選ぶのがいいですが、他の業者にも一度査定してもらった以上、どう言えば上手く断れるか分からない人もいるかもしれません。
しかし、あれこれ考えなくても、他の業者で買取が決まったと隠さず言えばいいのです。
業者名や買取額を具体的に言ってもいいと思います。
また、いちいち他を断るのが面倒だという人は、はなから同時査定を受けるのが楽です。
中古車販売業者のほとんどに当てはまらない事ですが、ごく一部に見られることですが、極悪非道なことをする業者も紛れています。
例を挙げるならば、見積もり査定の申し込みの時に、「見積もりを出した後で直ぐ車を運んでも良いならば価格アップしましょう」などと言われて、車の即時明け渡しを半ば強制されて、その車を明け渡した後で料金を支払わずに、その会社の連絡先がなくなっているという手口の詐欺も横行しています。
通常行われる手続きをせずにせかせかと車を持っていこうとする会社は特に注意した方が良いでしょう。
喫煙の痕跡のあるなしが、車買取のとき、査定額決定の大きなポイントになります。
タバコの臭い、煙やヤニなどはどうしようもなく車内から完全には取れないのです。
タバコを吸わない人は年を追って増えているのが現状です。
タバコを吸った痕跡がない車を希望することが多いので、タバコの臭いのする車は評価が下がるというのが昨今の実態です。
程度問題というところもありますが、車内がたばこ臭い場合は買取の見積もりをする際にマイナスになります。
喫煙の形跡がある車というものは、禁煙車にしようと考えているユーザーには確実に売れないからです。
この煙草の臭いの元は、車の中のどこかに残っているヤニ汚れのはずです。
査定してもらう前に丁寧に車内を清掃してあげれば、大幅に臭いを抑えることが出来るでしょうね。