最近のことですが、中古自動車販売の最大手で大衆向けの中古車査定アプリを出しています。


でも、プロ仕様の中古車査定支援アプリも存在します。


これは、実際の査定業務経験があまりなくても査定が簡単に出来るようにするためのアプリケーションです。


このプロ向けのアプリと専用の機械を同時に使うことで、目の前にある査定対象の車の昔何か修理する必要に迫られたことがあったかが瞬時に分かってしまう機能がついている場合がたくさんあるのです。


個人店ならいざ知らず、業界各社ではチェックシートをベースに中古車の価値を算定します。


未修理のこの項目はマイナス3点、走行キロ数はプラス2点といった感じで主観の入りにくい公平な価格が導き出されるのです。


実際に見るポイントというと、当然ながら事故歴、そしてボディの状態(キズ、へこみ)、過去の修復に関することと、走行キロなどで、当然ながらメーター付け替えは違法です。


これまで多くの査定をしてきたプロが査定するので、修理歴を隠蔽したところで一目瞭然です。


中古車を売るならまず査定を受けることからスタートです。


ネットの見積りサイトでわかるのはあくまでも簡易査定ですので、訪問査定などを経て買取額が提示されます。


納得がいかなければ断っても構いませんし、それで良いと思ったら車検証や自賠責保険証などの書類を整えて契約という運びになります。


それから業者から派遣された運転手が車を引取りに来たり、名義変更などの型通りの手続きをもって買取代金の支払いがありますが、現金ではなく口座振込みが主流です。


これで金額が合っていることを確認したら売却の手続きはすべて終わったことになります。


その時までに乗っていた車を買取業者に引渡してしまったら、次の車が手元に来るまでに車がない期間が長くなることも予想されます。


代車を貸すシステムのある買取業者も出てきています。


査定の時に希望を伝えておけばスムーズに代車を借りることができるでしょう。


あるいは、新車のディーラーで代車を出すところも多くあるので事前に聞いておきましょう。


買取依頼の際に車体に傷が入っていると、査定金額は下がってしまうのが一般的です。


ですが、だからと言ってその傷を修復して買取に出したところで、それほど良いことはありません。


修理店に修復に出したとしても査定の上昇額が修理費用を上回ることはありませんし、素人の手で直したりすると却って査定額が下がってしまうケースは容易に想像できます。


下手に修復を試みるのではなく、そのままの状態で買取査定を受けるのが結局得策でしょう。