とても重要なことですが、あらゆる契約書の全文に目を通して内容を把握することは、自動車売買のときに限らずにいろいろな売買契約を行う際に非常に重要になってきます。


サインと捺印をすれば、契約書の内容は全部法律的な効力を持ったことになるのです。


契約書に書かれた自動車の状態に問題はないか、金銭面で分かりにくい箇所はないか、じっくりと確認することが大切です。


分からないところがあったら自分が納得するまで担当者に相談して解決する姿勢も大切でしょう。


買取業者が来ていざ実物の査定をするとなると、タバコ臭やペット臭がある車だとやはり減点になってしまいます。


所有者は臭いがないと思っていることも多いくらいですから、運転者はその臭気自体に慣れっこになっていて他人に言われて改めて気づいた人も少なくありません。


不安であれば自分以外の人に車内のにおいをチェックしてもらうといいかもしれません。


消臭スプレーやルームフレグランスなどを用いても付着したにおいはとれませんので、マットや灰皿など洗えるものは洗い、車内はとことん拭き掃除をすることです。


査定の際には、以下の三点が大切です。


一社のみの査定で、安易に売却してはいけません。


簡単に利用できる一括査定サイトもあるので、買取の可能性がある業者を全て比較検討しましょう。


現物査定の前には、車の内外をきちんと清掃しておかなければなりません。


それから、現物査定には必要書類を持参しなくてはならないので、忘れず準備しておきましょう。


査定の専門家にはいい加減な嘘をついても瞬時に分かるので止めた方が良いでしょう。


実際には事故を起こしたり修理をしたことがあるのに、低い査定金額を付けられるのを嫌がって「ないです」と嘘をついても確認すれば瞬時に判明しますし、口からでまかせを言ったことが災いして査定担当者と信頼関係を築こうとしてももう手遅れです。


最終的に、嘘が原因で厳しめの査定をされることが起きても何ら不思議はありませんから、話しにくいことでも正直に隠さずに伝えた方が良いということがお分かりでしょうか。


車を売却して業者から代金が支払われるのは、売却の契約を締結してから一週間ほどあとになります。


たとえ訪問査定の当日に契約の意思表示をしていても、実印がなかったり必要書類が不足していれば本契約したことにはなりません。


印鑑証明などは役所に行かなければ取れませんし、早く入金してほしければ、中古車買取業者に査定に来てもらう以前に書類を整えておく必要があります。


必要な書類は軽自動車と普通乗用車の場合とで異なりますから、注意してください。


また、住所や姓などの個人情報が変わっている人も別途書類が必要になります。