ローン完済前の車を売るときは、まずは売却前に完済を求められるでしょう。
というのは、返済中はローン会社が車の所有権を持っているため、書類上の名義もそうであることがほとんどだからです。
売却にあたっては残りのローンを完済できるのなら構いませんが、もし不可能なら売却額をもって自動車ローンの残額の支払いに充当するという方法をとれば大丈夫です。
しかしこれにはローン会社の許可が不可欠で、いくつかの手続きを踏まなければいけません。
一般的に買取業者が中古車を見積もるときに見る点と言ったら、大きく分けると車体の色や車種などの基本的なスペック、総走行距離数および外装の傷の有無(ナンバープレートも含む)、車体内部の汚れや臭いがあるかどうか、故障歴や事故歴があったかどうかなどのチェックをするのです。
以上のような項目に該当するものがあればマイナス査定していき、査定が高くなる場合には、新型のカーオーディオやカーナビシステムが搭載されているケースなどです。
これらの結果とオークションの相場などを判断して、見積額が提示されるのです。
できるだけ多くの買取業者に査定をお願いした上で実際の売却先を決定するのが、中古車売却を成功させる秘訣のひとつでしょう。
同じ時に多数の店舗のスタッフに来てもらい、皆で価格競争をするように仕向けるのも自分にとってかなり有利にはたらきますね。
何か後ろめたく思う人もいるかもしれませんが、結構あることですので、気に病む必要はありません。
また、契約を取り交わす時には売買契約書の全文をしっかりと把握してから契約することも必要です。
サギ紛いの不当な契約を結ばないよう、中古車業者に車を売る時にけして疎かにしてはいけない点があります。
簡単にいえば、契約書をよく読むことです。
契約書というのはあとになって「よく読んでいなかった」と言っても、各自が署名捺印すれば「納得したもの」と見なされ、効力が生じます。
営業マンの口約束と契約書の内容に差異はないか、特に契約金額に関する文章はかなり注意して読まなければいけません。
裏の小さな文字の文章にも大事なことが書かれていますからすべてに目を通した上でサインしてください。
「無料」好きというのもあって、一度無料出張査定サービスというのを使って車の売却をした経験があり、その時のことなのですが、出張してきた査定の人の作業の様子に少し感動すら覚えました。
かなり隅々まで細かく点検をしていきますが、なにしろ丁寧かつテキパキと進んでいくのです。
ドアのところにわずかな傷が発見されましたが、これは自分では知らないものでした。
「こんなのまで見つけるんだ、さすがプロの目はしっかりしている」と思いました。
でも、あまり大きなマイナスにはならなかったみたいなので、ラッキーでした。