中古車買取専門店が査定時に確認することは、大別すると車体の色や車種などの基本的なスペック、外装に傷があるかどうか(ナンバープレートも含めて考える)や総走行距離について、車内の臭いや内装の状態確認、以前事故などで修理した箇所があったかどうかなどを確認します。
このような事項にあてはまる場合はマイナス査定になり、査定アップする場合としては、たとえば最新式のオーディオやカーナビなどが付いている場合です。
以上の結果にその時点での査定相場価格を加味して、最終的な査定金額が表示されるのです。
買取にはいくつか書類が必要ですが、その一つが印鑑証明です。
実印が必要になるので、登録をしている市役所、または出先機関でも結構ですが、忘れず2通発行しましょう。
今時ならコンビニなどで発行できる場合もありますし、役所によっては自動の機械ですぐに発行できる場合もあります。
注意すべき点としては、証明書は新しいもの、具体的には一ヶ月以内に発行したものを用いることです。
以前に取得した証明書は使えないということです。
出張買取を申し込んだとしても、必ずしも車の売却に応じる必要性は存在しません。
買取価格に満足いかなければ拒否することもできるのです。
車買取の一部の業者は車を売るまで居座ったり、出張費用や査定費用などを要求してくるところもあるので、気を付けたほうがよいでしょう。
あらかじめ口コミを確認してから出張買取を申し込むのがよさそうです。
中古車の査定士は訪問査定時に決まった項目に従い、買取対象となる車の査定をしています。
項目ごとに、標準的であれば0点、上ならプラス何点、下ならマイナス何点と客観的な価格決めを行うわけです。
実際に見るポイントというと、当然ながら事故歴、そしてボディの状態(キズ、へこみ)、過去の修復に関することと、走行キロなどで、当然ながらメーター付け替えは違法です。
専門家は多数の車を見てきていますし、キズの目立ちにくい夜に査定に来てもらったり、なにかしら隠蔽工作を行っても、バレずに済むはずがありません。
夕方以降や雨天など暗い時を狙って車の査定に来てもらった方が金額的に有利だという意見は根強いようです。
晴天ほど車体のキズがくっきり見えるわけではないので、マイナスポイントがつきにくいというのがその根拠だそうです。
けれども実際にはそんなことより、時間を問わず多くの業者に来てもらったほうが良いに決まっています。
ひとつの契約のために複数の業者に張り合えば、結果的に査定金額も高くつけざるを得ません。