南波日々人×紫三世の妄想、
つらつらつらと脈絡ないです。
すみません腐ってるので注意ですよ!笑
いいですか?
想いのたけぶちまけてますよ?
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「紫さん、好きです」
「はぁ?」
ヒビト、そのジョークはナンセンスだ。
紫三世、35歳。
職業、宇宙飛行士。
そして同僚の南波日々人、26歳。
10も年下のこの男になぜか、俺は好かれているらしい。
「それは俺をからかってるのか?冗談だったらノってやってもいいが、本気だったら答えは“NO”だ」
「紫さんらしい答えですね」
俺の精一杯のソフトな拒絶に落ち込むかと思いきや、にやりと笑って惚れ直しましたよ、なんて馬鹿げてる。
「お前さ、俺が好きってつまり…ゲイってこと?」
「男が好きって意味なら、俺はゲイじゃないです。俺が男を好きになったのは、あとにも先にも紫さんだけですから。」
「はぁ…」
「あ、いまの顔は絶対わかってない顔ですよ」
「いいよ俺別に関係ないし」
「関係あるんですってば!」
ヒビトと深く関わるのは危険だ、俺の中のアラートが鳴っている。
傷つくのが怖い、本気で人と関わるのが怖い。
だからふざけた態度と飾った言葉で本心を隠す。
そうやって表面上はそつなく、誰にでも好かれる立ち居振る舞いで“紫三世”という人間を作り上げてきた。
けれどもあいつは、俺が張ったバリアなんかいとも簡単に突き破ってくるんだ。
大気圏を抜けるロケットのように、ただ真っすぐがむしゃらに。
「どうして俺なんだよ…」
もう俺に構わないでくれ、これ以上俺を暴かないでくれ!!
俺に熱々のコーヒーを手渡し、ヒビトは言った。
「紫さんは覚えてないと思うけど」
そう前置いて、ヒビトは話し始めた。
まるで大切な宝物を見せるかのように、少しずつ、丁寧に。
それは厳かな儀式のようだった。
「俺実は高校生の頃、紫さんに会ってるんです。」
すこしはにかんだ顔。
「学校でうまくいかないことがあって、その時もこうやってここで空を見てた。」
このままがむしゃらに勉強したって、本当に宇宙になんか行けるんだろうか。
確かなものなんて何もない。
宇宙飛行士になれる確証なんて、どこにもない。
「そしたら紫さんが現れた。ニンジャみたいにこっそり近づいて、『どうした少年!』って。」
「あの時紫さんが言ったんです」
『例えばW杯のMVPになった選手がいる。彼はどの瞬間に“ああ自分はW杯のMVPになれる”って確信したと思う?』
「俺がわかりませんって答えたら、紫さんは真新しいジャンプスーツ着てすげぇ自信たっぷりに言ったんですよ。」
『なれる、って思った奴がなるんじゃない。
“なれないかもしれない”なんて思わない奴がMVPになるんだよ!』
「最後に『まあ漫画の受け売りだけどな!』って笑ってたけど、俺はあの言葉に勇気づけられた。今俺がここにいるのは、紫さんのお陰でもあるんです」
だからあれからずっと、紫さんを追い掛けてここまで来た。
ふざけた言葉と態度の裏に、誰よりも熱い想いがあることを知っている。
そして紫さんが本当は、誰よりも優しく繊細だということも。
「お前…バカだろ」
たぶんその時俺は、泣きそうな顔をしていたに違いない。
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THE☆言い訳
・時系列的にはムッタが宇宙飛行士に応募する2年前のつもり。(ヒビトは現時点で28歳)
・紫三世は捏造、ちゅうかこうだったらいいな的な希望。ここから少し丸くなって大人になると今の紫さんになる、と。こんなおっさんは大変好みです。
・モノローグがころころ入れ替わるのは、思いついた場面をただ書いてるだけだから。お話ですらない、構想段階の前の妄想段階です。
・高校の時?にヒビトの成績がいきなり上がったのは、きっとこの出会いがあったからだな!出会いの場は一般人も見学できるJAXAの敷地内ってことで…(構造がよくわからない)
・紫三世の読んだ漫画は、め組の大吾に違いない。
続きはまたいつか…
想いのたけを綴って満足したので寝ます。