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霊感なんて皆無のオレだけど、まあちょっとした不思議な体験。 まぁオレまだ若いけど、人生にっていうか家庭に恵まれなくてさ。 いい兄妹はいるんだけど(因みにオレは長男)親に恵まれてなくて、母親はとっくに出てったし 二番目の母親もオレが中学2年の時に出ていきやがってさ。 因みにソン時、腹違いの弟がいたんだよ。オレ男の兄弟初めてだからテンションMAXだったよ。 野球が好きだからある程度大きくなったらキャッチボールとかしてぇなぁ、って感じで。 まぁ叶わない夢になっちゃったけどね。
んでまぁ、最悪なのは親父。オレが小ちゃいときからDVがすげぇの。 酷いときには妹にまで手出しやがる。その度にオレが食い止めるんだが、更なる謎の怒りがオレに向くわけ。 今、思い出すだけでもイライラしてくわ。ホント。 しかも会社クビになってやがんのオレが中学3年の時に。 そしたら何思ったかしんねぇけど、色んなトコに借金してバイク屋始めたんだよ。 まぁオレもバイク好きだから悪くは思わなかったけどね。 でもまぁ長続きしなかった。商人気質でもないしな。あの馬鹿は。 つか毎日、家にいて店に行かねぇんだもん。そら潰れるわ。 しかも去年の夏にパクられやがった。警察に。 兄妹だけで生活なんてできないから、祖父母のトコに行ったんだよ。オレもまだ高校生だしね。 そしたら同じ時期にばぁちゃん胃がんになっちゃった。 その時は手術すれば治るなんて言って胃の摘出手術受けたんだけどね。 因みに手術後に摘出した胃を見せてくるんだよ。医者が。まぁオレ自称グロマスターだけど、生はやっぱきつかったよ。 気持ち悪!ってなったもん。 いやまぁそれはどうでもいいだけど、再発しちゃったのよ。その年の12月頃だったかなぁ。 日ごとに衰えてくばぁちゃん見るのはホントに辛かったよ。省いてたけどオレかなりばぁちゃん子だったんだよ。 んで今年の三月に逝っちまった。 まぁ信じてない奴が大半だろうけど、一応信じてる奴のタメに言っておこう。神様なんていねぇよ。
まぁそこからちょっとやさぐれちゃってさ。学校なんて行く気無くして、自主退学したんだ。 まぁ学校行かなくても友達とは遊ぶっつうんで、バイトを新しく始めたんだな。 O阪のK橋の立ち飲みバーで。 バーテンなんかしてると色んな人に色んな話を聞けるんだよ。 中には守護霊が見えるなんて人も居るわけ。オレ、オカ板来てるけど霊の存在なんてホントは信じてなかったんだよ。 でも、その考えは変わった。 ちょっとした好奇心で、守護霊が見えるって人に「じゃぁボクの守護霊見て下さい」なんて軽く言ってみたら その人ポロポロ涙流すんだ。 「どうしました?」って聞いたら 「苦労したんやねぇ・・・」だって。 びっくりして(゜Д゜)ポカーンってしてたら「おばぁさんに聞いた」って言い出した。 続けて「おばぁさんは、ホンマに今キミの事を心配に思てる。学業の事も将来の事も」って言ったんだ。 「どこに見えますか?!」ってオレが聞いたら、黙ってオレの後ろを指差した。 バって後ろ向いて、ここにばぁちゃん居てるんか。って思ったら涙止まらなかったよ。 そしたらマスターが気きかせてくれて、はや引きさせてもらった。いつもは始発で帰るのにその日は終電で帰ったよ。 電車に乗り込んで座席に座ったんだ。気がついたら家。リビングの入り口に立ってるんだ。真ん中にコタツがあるんだけど、ばぁちゃんがテレビの方向いて座ってる。 「ばぁ!」って叫んだらばぁちゃんがこっち向いて、生きてた時と同じ笑い顔で「がんばりや。」って優しく言った。 そこで目が覚めた。電車で寝てたんだな。コレが。 さっき店であんな事言われたから見た夢かな?って一瞬思ったけど、ばぁちゃんがオレを励ましてくれたんだって今は思いたい。 とりあえず、じぃちゃんまだ生きてるし、じぃちゃんと妹を大切にしながら生きてこうと思う。 来年には高校生やり直すよ。通信か単位制で。ホントは九月に入学できたんだけどそれだと奨学金でないから。来年受ける。 ばぁちゃんが、いつでも後ろに居るとおもったら心強いしね。
某有名作品についての話。 局地的に流布していた都市伝説の可能性も充分有るけど、一応書いとく。 20年ほど前、とある少年漫画が大人気を博した。 その少年漫画は、連載漫画も大人気ならアニメ版も大人気だった。 原作に於いては序盤の数話で完結する悲恋の話を、アニメ版では 独自の話を多数増やし、大組織VS拳法家1名+子供2人という半ば 道中記型の時代劇か怪人中心型の特撮のような構成になっていた。 そのアニメ版の序盤完結の際に、原作と同じくヒロインが高いビルから 飛び降りて氏ぬんだが、なぜかあの岡田有希子がそれの影響で飛び降りて 氏んだという話が出回って、原作の方で急遽、問題のヒロインを復活させたらしい。 漫画の作者は、編集者からしきりに没したキャラクターの復活を促されていたが、 後にも先にも氏んだものを復活させたのはそのヒロインの一例のみ。 近年も、ごく一部で窪塚洋介とコラボしたみたいなパロディが人気を博していた・・・ ネ申関係によると、アニメ版でのビルの配置が良くなかった、とのことらしいが なんかの教団の会報か無料配布の薄い冊子かに載ってたことだから、今となっては 確認のすべは無い。 宗教無関係の業界でも、某有名作品に対しては映像を加工してキャラクターの顔などを 歪める描写がキショイとか、暴力的だとか批判の類は少なくなかった。
某有名作品は、今も続編や関連商品等が続々と発行されているし、アニメ版も 続編が深夜で放送、DVDのリリースも映画化も、何もかもが20年前のように大盛況。 また、岡田有希子みたいなことないかな、と思ったりしてる。 ドラゴンボールの影響で飛び蹴りもどきをして着地時に脊髄か頚椎の逝ったガキが 居たらしいけど、影響氏という被害の大きさで言えば非オカルトな原因の方が断然多くて 因果関係も確実なんだろうな、メジャー商業作品・・・・・・ その分、なんてことないシーンにもいわくどっかに有りそうで面白いけどねwwwww
十年くらい前、母と当時中学生くらいだった私の二人でアルバムを見ていた事がありました。 暫くは私のアルバムを見ていたのですが、気に入らない写真はすぐ処分してしまう私のアルバムはすぐ見終わってしまいました。 そこで母が兄の部屋にあったアルバムを持って来ました。
主に私の生まれる前に住んでいた家の写真ばかりだし、私以外の家族は写真を大切にする人達なので、アルバムは殆ど埋まってます。 歳が十以上離れた兄や姉が幼かった頃の写真や、若い母の写真を初めて見る私は結構夢中でアルバムを見てました。
その中の写真の一枚に、誰も入ってなくて、ただ部屋だけを写したものがありました。 特に何か目に付くもののない、普通の日に普通に部屋を写しただけの様な写真でしたが、私の記憶にはない『我が家』の写真は、私にとっては新鮮でした。
よく見るとその部屋の棚は一部がガラス張りになっていて、貴婦人の様なドレスを着た女性の肖像画が入っていました。
私「へぇ、こんなのうちにあったんだ?」 母「え? なぁに?」 私「この肖像画」 母「は? 何の事?」 私「だから、この飾り棚に入ってる綺麗なドレス来た女の人の絵だってば」
なかなか要領を得ない母に、写真の飾り棚を指差すと、母は無言で暫くその写真を見てから言いました。
母「そんな絵うちにはないよ」 私「えー……、だってここに写ってるじゃん」
もう一度写真を見ると確かに写ってるので、こう言ったんですが、母はうんざりした様にアルバムを閉じます。
母「悪いけどこの写真にそんなの写ってないし、この部屋に飾り棚もなかったよ?」
そう言って母は煙草を吸いに台所に行ってしまったので、アルバムにも興醒めした私はそのまま居間でTVを観ていました。
やがて姉が帰って来ると、台所から姉の「アハ、……え? 本当?」という声が聞こえました。 どうやら例の写真の話をした様で、姉はそのまま居間に来てアルバムを開きました。
暫くアルバムを凝視していた彼女ですが、少し気の抜けた様な笑みを浮かべて私に声をかけてきました。
姉「ね、これに女の人写ってたって本当?」 私「女の人の絵」 姉「絵? どんな人?」 私「ドレス着た人」 姉「もしかして髪にパーマかかってた?」 私「そうそう、やっぱりちゃんと写ってるよね」 姉「否…………。 髪の長さは?」 私「セミロングくらいかな、そんなに長くはない」
姉「あぁ、誰もいない部屋だもんね。 棚に絵が入ってると思うよね」 私「ん? 何どういう事?」
姉「これね、飾り棚じゃなくて箪笥だよ」
姉の話だと私がガラス張りの飾り棚だと思っていたものは鏡の付いてる箪笥だったのだそうです。 そして、そこは姉が昔寝ていた部屋だったと言うのですが、姉はこの箪笥にまつわる妙な体験をしたそうです。
姉がまだ二歳か三歳くらいの頃、その鏡にドレスを来た血まみれの女性が写ってるのを見たそうです。
姉は「夢だったんじゃないかと思うんだけど」と言っていましたが、その時一緒に寝ていた母は、姉が泣き叫びながら部屋を駆け回ってて目が醒めたと言います。
その箪笥の入手方法は詳しく聞かなかったのですが、母の口ぶりからどうやら中古だった様です。
結局母にも姉にもその写真に女の人が写ってた様には見えなかった様です。
姉からアルバムを受け取り、私は釈然としないながらも再びその写真を確認しました。
そして見た瞬間、二人の言い分が正しい事に気付いて、黙ってアルバムを閉じました。
まぁ、そもそもその写真が撮られた時に影も形もない私が間違っているに決まっているのですが、その箪笥の鏡に写っているものが先程と違っていたのです。
否、写っているのは相変わらず女の人なのですが、先程は全身(だから絵だと思ったのですが)だったのが、今度は左側のみのバストアップ、絵ではない事は明らかでした。
変な写真を見つけた場合、それが余りに気味が悪い時は塩かけて焼いてしまうのですが、その写真に女の人が写って見えるのは私だけの様でしたたし、元々兄の物なので、兄には誰も何も言わずにアルバムを兄の部屋に戻しておきました。
後日母に写真が変わっていた事を言ったら、母は冗談っぽくこんなリアクションを撮りました。
母「それって何だかどんどん近寄ってきてるみたい。 次見る時は顔のアップになってたりしてね。 あ、でもお姉ちゃんにはこんな事言っちゃ駄目よ、あの子ビビりだから」
姉程ビビりじゃない私でも、写真そのものや姉の昔話よりもその言葉の方が余程不気味で、二度とそのアルバムは見ませんでした。
まぁ、急にこんな事を思い出したのは、鏡を見て『なんだか自分の顔、あの写真の人に似て来たなぁ』と思ったのがきっかけなんで、発想の悪趣味さはしっかり遺伝している様ですが。
トゥルルルルルル… トゥルルルルルル…
なかなか出ないな、槌田のヤツ何してるんだ…
二週間前。 石塚は電話を待っていた。 槌田からの電話、友人の槌田からの電話を待っていた。 携帯電話は電源が入ったまま、じっと石塚の顔を見上げている。 電話は石塚を待っていた。 ひたひたとそれは近づく、電波は忍び寄る。 トゥルルルルルル… トゥルルルルルル… 電話は鳴り響く、石塚は電話を取る、電話は石塚に取られる。 「おい、遅いじゃ…!」 石塚は気づく、電話は知っている。 青白い画面に浮かび上がるのは「非通知」の文字。槌田ではない。 石塚は慌てて電話を切ろうと思う。ボタンを押そうと思う。 電話の相手は許さない。 電話の相手は語りかける。
「 暗い、暗い、暗い、暗い、暗い 」
石塚から血の気が引いた。 この電話は普通のものではないと気づいた。 石塚は電話を切った。 同時に石塚の手首が切れた。 石塚は痛みから叫んだ。 傷口は滴る血で叫んだ。
一週間前。 石塚は電話を待っていた。 槌田からの電話を待っていた。 手首には包帯、滲むような痛みがまだ続いている。 トゥルルルルルル… トゥルルルルルル… 電話が鳴った、石塚はそれを取った、ボタンを押してから気づいた。 また「非通知」の文字。 急いで切ろうとする、だが電話の相手は許さない。
「 痛い、痛い、痛い、痛い、痛い 」
石塚は電話を切った。 同時に石塚の足首が切れた。 石塚は痛みから叫んだ。 傷口は滴る血で叫んだ。
三日前。 石塚は電話を待っていた。 槌田からの電話を待っていた。 両手両足には包帯。 ズキズキと耐えられない痛みが続いている。 傷口がただれ、模様のようなものが包帯からにじみ出ている。 時々、ふさがったはずの傷口が裂け、痛みが走る。 そのたびに石塚は叫ぶ、痛みで叫ぶ。 トゥルルルルルル… トゥルルルルルル… 電話が鳴った。 震える手で携帯電話の画面を覗きこむ。 「槌田文也」の文字。 石塚は今までのことを相談するため、ボタンを押した。 フッと名前の文字が消えた。 「非通知」に変わった。 汗が吹き出た、また傷口が裂けた、血が流れる、包帯が赤く染まる。
「 アハハ!アハハ!アハハハハハハ!アハハハハハハ! 」
電話は笑った。けたたましく笑った。 ビリビリと窓が震えるほどに笑った。 石塚は耳を塞いだ。手がべったりと何かで濡れた。血、だった。 鼓膜が破れた、耳からどくどくと血が流れた。 石塚は叫んだ、聞こえない自分の耳は叫びを聞く事はなかった。 電話になんとか血まみれの手を伸ばした。 石塚は、電話を切った。 同時に石塚の首が切れた。 石塚の首は、落ちた。 傷口は噴出す血で叫んだ。
トゥルルルルルル… トゥルルルルルル…
まだ出ないな、槌田のヤツ何してるんだ… 石塚は携帯を血にまみれた手で握り締め、ただ槌田に電話をかける。
ふと、電話が繋がった。 槌田の声がした。
「 暗い、暗い、暗い、暗い、暗い 」
石塚は含み笑いを込めて、繰り返した。 血まみれの体で繰り返した。 石塚の周りからも声は繰り返されていた。 何十人もの血まみれの人間達が、ただ電話をかけていた。
トゥルルルルルル… トゥルルルルルル…
槌田は電話を切った。
19の時、免許取立ての友人の車に乗り、 夜中に山へ4人でドライブに行ったときのこと。 山道を登り、頂上に着き、しばらく休憩してから 山道を下り始めた。 途中で道が二つに分かれていて、片方は下り坂、 もう片方は上り坂で舗装されていない砂利道だった。 時間もあったことだし、こっちの砂利道の方を行ってみようと いうことになり、坂をどんどんあがって行った。
しかし、道は狭くなり、また真っ暗だったので、免許取立てということもあり、 引き返すことに。だがその場ではUターンできないので、 出来る場所までバックで戻ることになった。
運転手以外は車を降り、脱輪しないか注意しながら車はゆっくりとバック。 と、その時、砂利道だったせいか車はスリップし、スピードを出して 下がってきた。後ろにいた友人は何とか車をよけ、車は道の端に出来てた くぼみに後輪がはまって止まった。 とりあえず後輪をくぼみから出すために、 車外に出ていた俺たち三人は、後ろから車を押すことに。 ふとその時、ライトが照らす土手の斜面を 何気なく見た。そこには、
「車は、ここで止まる」
と白い文字で大きく書かれていた・・・。
俺は頭が真っ白になった。どうしてここで止まるってわかったんだ? っていうか、これ書いたの誰だよ・・・。 ヤバイ!と思った俺は、友人にこの事を伝えた。するとみんなも ヤバイと思ったのか、大急ぎで車をくぼみから脱出させ、 慌てて逃げ帰ってきた。
あの文字を見た時はほんと寒気がしたよ・・・。