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Kの呪い

Kはそこら中にいます。 あなたがざっと周りを見渡すだけでも見えないKが3人はいます。 Kとは、Kから始まるある特定の人名です。 その名前を親に付けられた人は死ぬと幽霊となり現世に留まり苦しみを味わい続けます。 Kが成仏する為に与えられた条件は 「人を一人殺すこと」 生きた人間がKのことを考えるとKは寄ってきます。 頭の中にKがあるとKはあなたと接触しやすくなるからです。
今この話を読んでいるあなたの周りには あなたを殺そうとKが集まってきているはずです。 Kの気配を感じたらお腹に力を入れてください。Kは何も出来ません。 ですがKは増えていきます。
決して鏡の前でKのことを考えてはいけません。 鏡の前でKのことを考えてしまったら決して振り返ってはいけません。 鏡の前でKを考え鏡から目を離すと鏡の中からKの手が大量に出てきます。
夢にKが出てきたら赤信号です。 Kはあなたをターゲットに絞り あなたを殺す機会を常に伺うようになります。
この文章を読んだ瞬間、「Kの呪い」にかかってしまいます。
Kの呪いを解くには 「Kを一人成仏させること」 が条件です。 Kを成仏させた人間を殺しても 殺したKは成仏しません。 Kはあなたから去っていきます。

 

Kを成仏させるには、 まず紙とペンを持ちお墓に行って下さい。 出来れば夜のがいいです。 そしてKのことを考えKを集めます。 そしてKに命名します。紙にKの新しい名前を書くのです。 「命名 ○○○ 」 といった感じで大丈夫です。 その紙を、お墓のまだ立てられていない所に埋めます。 後はK達が勝手に名前を奪い合い、名前を改名出来たKが成仏出来ます。

抑えられないもの

この御話は正確には私の体験談では御座いません。 私が中学生時代に通っていた学習塾の友人の体験です。 その体験について相談された私は『あるもの』を抑える事が出来ませんでした。 その『あるもの』とはいったい? この話を読まれる方に一つ。 体験者であるG君(仮名)はいたって正常で嘘のつけない男である事をお忘れなく・・・・・。

上記しましたが中学生当時、私は学習塾に通っておりました。 その学習塾内に於いても、私の霊体験は結構知られておりました。 休み時間になると塾生達が私の話を聞きに来ていたものです。 その中にはG君もおりました。 他の塾生たちが私の話に恐怖と驚きの声をあげる中、G君はいつも私にこう言っておりました。 『馬鹿じゃねぇの!霊なんているわけねぇじゃん!?おまえの嘘話はもう聞き飽きたよ!』と。 もちろん私の体験に嘘、偽りはおろか、脚色も御座いません。 しかしながら霊の存在を信じていない方に信じろと言うほうが無理な話。 「信じたくなければそれで構わないよ。」とG君にも常々申しておりました。

そんなある日、そのG君が血相を変えて私の元にやって来たのです。 『お前しかいねぇ!!俺の話を信じてくれるのはお前しかいねぇんだ!!』 涙ながらに訴える彼に気圧された形で、私はG君の話を聞く事にしたのです。

 


その日、G君はいつもと変わらぬ一日を終え、寝床に就いたのだそうです。 眠りに就いてから二時間程した頃。 G君は妙な感覚に陥って目を覚ましたのです。 閉まっていたはずの窓の方向から生暖かい風がG君の頬を撫でるのです。 G君は恐る恐る窓の方へと向かいました。 しかし、戸締りをしたはずの窓は当然のごとく閉まっており、G君がカーテンを開けた時には生暖かい風も止んでいたのです。 気のせいだったのだろうとG君は再び寝床に入りました。 すると、いままで自由に動いていた体が一瞬にして凍りついたかの様にまったく動かなくなってしまったのです。

指の先一本でさえも動かす事ままなりません。いわゆる『金縛り』です。 目を閉じる事も出来ない彼の目に映ったのは世にも異常な光景でした。 天井の木目がグニャリと歪み、水滴が落ちるかのごとくG君の顔面に向かって来るのです。 そしてあろう事かその落ちてくる天井が人の顔の形を成していったのです!!年の頃は五十代。 脂ぎったその顔に付いている二つの眼の片方(どちらだったかは記憶していません)はケロイド状に潰れ、正視に耐えるものではありませんでした。 G君の意思とは裏腹にその顔はG君の目前まで迫って来たのです!! G君の鼻っ柱に当たるか当たらないかの位置でピタッと止まった霊の顔。 合せたくない目線を合せずにいられない状態のまま4、5分が経過しました。 いや、実際にはもっと短かったのかもしれません。 しかしG君には1時間にも2時間にも感じられる程のものであったと推測できます。 そしてついに男の霊が口を開いたのです。 どすのきいた野太い声で男の霊はG君にこう言ったのです。

『 あ ん ま り 幽 霊 な め て ん じ ゃ ね ぇ ぞ!!』

男の霊はそれだけ言うと一瞬にしてG君の眼前から消え去り、金縛りも嘘の様になくなったのです。 『お前しかいねぇ!!俺の話を信じてくれるのはお前しかいねぇんだ!!』 悲痛な彼の叫びの中に偽りは感じられません。

 

そして私はG君にこう言ったのです。 「信じる。信じるよ。」 しかし、そうは言ったものの私は『あるもの』を抑える事が出来ませんでした。 もうお分かりですね? 『笑い』です。 G君の話を信じてはいるものの笑いが込み上げてきてどうにも抑えられませんでした。 『お前ならと思って真剣に話したのに!!もういいよ!!』 G君は激怒して私の元を去って行きました。

この場を借りて改めてG君に謝罪します。 笑ってすまなかったG君。 君が見たのは間違いなく霊だったのだろう。

・・・・・しかし、霊に脅されるって・・・・・。 この話を執筆中もやはり抑えられませんでした。 『笑い』を。 失礼・・・・・。

作った七不思議 2

特に何もなかったのか、先生達が返ってくると、今度は責められる番でした。 なんで体育館に行ったのか?何を見たのか?と質問され、学校の怪談を調べに言ったことがわかり 強烈な一撃を喰らって、その日は帰されました。 翌日、放課後になって担任の先生から呼び出しを受け、私達は図書準備室に集められ、 そこでこんな話を聞かされました。

体育館から聞こえてくるあの音の原因は、先生達の間でもはっきりとはわかっていないそうです。 しかし、8年ほど前にこんなことがあった、教えてくれました。


体育館の壁には、収納式のボックスのようなものがあり、そこには式典などで使うパイプ椅子がしまってあります。 8年前、あるクラスでいじめがあり、その中にいじめらっこ1人を閉じ込めて一晩放置した事件があったそうです。 夜になっても帰ってこない子どもを心配しご両親から電話があった学校側は すぐに校内をくまなく探しました。しかし、どこにもみつかりません。 生徒達の中で知ってるものはいないかと、緊急連絡網を使って調べたところ いじめっこの1人が体育館のパイプ椅子入れに閉じ込めたことを白状しました。 体育館は一度調べてあり、いたら助けを呼ぶのではないのか?と思いつつも先生達はもう一度、体育館に行き その場所を調べました。 するとそこにはその少年が、小さく体を丸めて脂汗で背中を濡らしながら、ガクガクと震えていたそうです その子は酷く何かに怯えていて、何のショックが声が出せなくなっていたそうです。 始めは暗い闇の中に何時間も閉じ込めらていたことが原因だと思ったそうですが、その子の話を聞くと 体育館に誰かいて、何かを叩いている。そして笑っていた。もし自分が少しでも声を出したら きっと自分もそうなると思った。 そんなことを筆談で伝えたそうです。 しかし、夜の学校に何者かが侵入したとしたら警備会社に連絡がいくはずです。 ですが、機械の故障もなにもなく、警備会社からの答えはその子の聞き違えかなにか。ということでした。

「きみ達が見たのはそれかもしれない。先生もそんなこというのはばかげているとは思うが 先生はきみ達のいうことも信じてる。だからこそこのことも、それから七不思議のことも言わないで欲しい。」

それからというもの、火付け役だった私達が一切七不思議のことを口にしなくなったせいか 噂は自然と消えていった。 体育館に住んでいる、あの霊はいったいなんだったのか? あそこで何をしていたのか?私にはもう分からないし、知ろうという気もない。 ただ、あの後教えてもらったのだが、純一がこんな声を聞いたらしい 「あなたも?」 それにどんな意味があるのか。それは私達の誰一人としてわかるものはいませんでした。

作った七不思議 1

これは私が小学生のときの話です。 当時は所謂「学校の階段」がブームになった時期で「七不思議」といった怖い話が非常に盛んな時期でした。 子どもだった私達は、「自分達の学校に七不思議がないのはつまらなから、七不思議を作ろう」と考え 仲の良い友達6人で、休み時間になると校内探検にでかけ、立て付けの悪いドアを見つけてはいじめて死んだ男の子。 奇妙な染みがあれば幽霊、行き詰ると「深夜の2時に?」といった方法で次々とデッチ上げの七不思議を作っていきました。 そんな中で自分たちの傑作が、放課後に体育館から聞こえてくる「トントン トントン」という金槌で何かを叩くような音でした。 これを私達は「体育館の建設中に死んだ作業員」として「実際に確かめられる七不思議」としてスパイスし たったひとつの真実だけであたかも他の全ても正しいというような錯覚に陥らせることができました。

私の作った七不思議の噂は2週間程で学校の大部分に広まりました。 しかし、ある日先生が朝のホームルームで、こんな警告をしました。 「この学校に七不思議なんてものはありません。誰かが作った性質の悪い悪戯です。 最近七不思議を確かめようと遅くまで残る生徒も出ているようですが、決してそんなことはしないように。 見つけた生徒は厳しく注意します」 しかし私達はそこであることに気がつきました。 私達が実際に確かめることができるような噂は、真っ赤な夕焼けの日に階段を落ちる生首と 例の体育館の話。この二つしかなかったのです。 どちらも他愛のない話でしたし、別に危険な場所でもありません。 今考えてみれば放課後に遅くまで残ることを危惧しただけと考えたのでしょうが、私達はそれを 「きっとどちらかがほんとうのことで、それがばれてしまってはまずいからだ」 と思い込み、むしろ確かめてやろうと思いました。

 


まず私達も実際に聞いている、体育館を調べようと決めました。 音はいつも聞こえるわけでなく、週に1度か2度、全く聞こえないときもままありました。 そこで私達は放課後サッカーやバスケットに興じながら、密かに耳を澄ませその機会を伺いました。 それは以外にも早く、調査開始から4日目。 「トントン トントン」とあの音が聞こえてきます。 私達は興奮しながらも、一度校門から外に出て、裏のフェンスの間からまた学校に忍び込み、体育館に向かいました。 幸いにも鍵はかかっておらず、重い扉を横に押しやり、まんまと中に侵入することができました。 「トントン トントン」 果たしてこの音はどこから聞こえてくるのか? 用具入れ、トイレ、それとない場所を探しますが、どこもはずれです。 「ステージとか、その裏じゃねーの?」 祐介がそう提案します。 「えー、それはまずくないか?」 ステージに一般の生徒が上がることは普段めったになく 先生に見つかったら激しく怒られると思いました。 「俺、放送委員だからよくあそこにいくよ。大丈夫大丈夫、もし見つかったら鉛筆落としたから探しにきた。って言えばいいんだよ」 結局彼に押された形で、私達はステージへと足を運びました。 心なしか、音が近くなっているように感じます。 「ほら、やっぱり。こっちでいいんだよ」 得意げになる彼を見て、少々イラつきながらカテーンの裏や放送室の辺りを探ります。 しかし、なかなか見つかりません。 そんなときでした、1人が上を見つめながら呆然としているのです。 「おい、上になんかあるの・・・・!?」 私達は一斉に上を見つめ、そして戦慄しました。 ステージの上には、2階から更に上に、2.5階とも言えるスペースになっています。 そこには体育祭や卒業式などで使う用具など、今では殆ど使わない類のものが置かれています。 そこは丁度いたを張り合わせたような床で、その感覚が広く間に隙間があるため、下から覗くこともできますし 逆にあちらから下を覗くとかなり怖い思いをしました。

 


その場所で、何かがいたのです。 人でした。それは間違いありません。白い布を被った誰か。 それは私達をみていました。 人のような、人ではないようなそんな何か。 それが私達をじっと見つめ、そして動き出しました。そう、奥ではなく手前に。 そちらには降りるための階段が・・・ 「逃げろ!」 誰かが叫びます。 私達は蜘蛛の子を散らすように「わー」 と叫びながら、一目散に出口へと走りました。 「追ってきてるよ!!」 後ろから純一の声がしました。 「急げ!」

靴も履かずに、渡り廊下を駆け抜け校舎に入ると私達はすぐさま職員室に駆け込みました。 驚いたのは先生達で、6年生の問題児達がドアを壊しそうな勢いでなだれ込んできて 「体育館に幽霊がいた!」だの「やばいよ、先生やばいよ」などと要領を得ない言葉で騒ぐのですからたまったものではありません。 男の先生達が変質者か何かが紛れ込んだのかと職員室を出てゆき私達は、女の先生達に慰められながら、先生達が帰ってくるのを待っていました。

人の気も知らないで

海外住んでもうすぐ8年になるんだが、霊能者に自分はいつごろ日本に戻るのか聞いてみた。 そしたら「あなたの守護霊達は、貴方がここにいることにとても喜んでます。日本はこれから2年、 自然災害や社会情勢等の色々な面で大変な時期を迎えます。なのでその間に貴方が安全な場所に 避難するのは、貴方のこの先を踏まえた上で正しい行動だと言っています」と言われた。
霊能者に悪気は無いんだろうけど、家族や大事な友達がみんな日本にいるのにそんな怖いこと 言わないでよー!!!
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