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煮こごり







煮こごりや命のはての鯛の粗






寒い台所に煮魚を一晩おくと、

汁がかたまって

煮凝り”にこごり”になる。

これを残り物と思って食べれば

わびしいのだが、

こごなった汁が舌の上でとろりと溶ける味わいは

なかなか乙なもので、

ご飯が足りないくらいだと父が言う。

だからわが家では、

魚を煮る時は煮こごりが沢山できるように、

魚も汁も多目に煮付け

翌朝できあがった煮こごりに

魚をほぐし混ぜた煮こごりありきの

特別な"おかず"が出来上がるのだ。



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