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狂詩

先日
嫁と二人で
映画
【ボヘミアン・ラプソディ】
を観に行った。


オーケン&うちの嫁曰く

「髭モジャ達が
ぶちゅぶちゅ
キスしてる映画」


間違ってないかな?😅


売れれば売れる程
好奇の視線に晒され

取り巻きは増え続けても
常に孤独感が付きまとい

現実逃避的な
奇行が増える程

周りからは更に
大切な人達が
次々遠退いていく

まさに
【ロック・モンスター】然に
滑稽なイメージが肥大し

それに苦悩する
【コンプレックスの塊】
フレディの生涯

そんな映画でした。


思うに…
世間で浮きやすい人や

逆に世渡り上手な人が
ハマる映画で

現実と現状受け入れて
身の丈で生きてる人は
退屈で暗いと感じる

そんな映画なのかな?
とおもいますが…

大音量で
Queenの曲が
聴けるだけでも

俺個人は
好きな映画に
ランクインしました。

続編

気になるんだけど…
心の声。


実写映画【銀魂】は
すぐ翌年には
第二弾が公開されたがぁぁぁぁ

あの実写版のぉぉぉぉ
昔の劇団ひとりのコントみたいなぁぁぁ
妙チキリンなぁリーゼント頭のぉぉぉ
主人公のぉぉぉ
クソ大根芝居のせいでぇぇぇぇ

劇場で最後までぇぇぇぇ
俺は
半笑いだったぁぁぁ

やっぱり続編はぁぁぁぁぁ
Vシネマなのかぁぁぁぁぁ…


ウゥゥゥリィィィィィィ!!!

老眼

昨日
近所のショッピングモールで
新作の映画
【ローガン】

を観た


公開中の映画だから
あんまし
核心には触れないが…


成り行きとはいえ

衰えた老兵が
未来ある若い命の為

自らの命すら賭けて闘う

老兵は
その闘う背中で

闘うということ
他者の命を奪うことの

大切なことを伝える…


とにかく
ハードボイルド風で良かった。


明らかに
【XーMEN】シリーズとは
また一線を画す作品

残酷シーンが多く
R15指定だが
アクションも派手だし

俺は好きな映画だった。



…パンフレット買っちまった(笑)。

怪獣

先日
一気に読み終わった書籍。

【人間椅子】のギター&シンガー
【和嶋慎治】氏

の自叙伝
【屈折くん】





飄々とした
でも
丁寧な文体とリズムで
一気に読みきった。


【あらすじ】
弘前の普通な家庭に生まれた著者(和嶋さん)は

若くしてすでに
普通の人になることを拒絶。


人生
楽チンをすると
本質的に大成しないと

どこかで嗅ぎ取っていたからか

敢えて苦難の人生を選ぶ
そんな和嶋さんは


…メンヘラでもない
こじらせでもない
ただの【屈折】…


そんな和嶋さんは
音楽で食っていくことを誓う。

一大バンドブームを興した
テレビ番組【イカ天】に
アマチュアでエントリー

当時誰も知らない
オリジナル曲【陰獣】で
番組初の完奏をする。


…ちなみに
あの有名な【GLAY】は
後に出演したが
即演奏中断…


売れる音楽に走れば
本当の自分でなくなる

それからも和嶋さんは
一切妥協をせず
ブラックサバス由来の
複雑怪奇で
陰鬱な音楽性を追求し続け

途中から
バンドブームも消失

注目度はドン底

音楽だけでは全く食えず
バイトをしながら
風呂トイレ無しの
ボロアパートを転々と移り住み

それでも
音楽活動を二十年以上続けてたから

日々金は無く
生きることにすら
苦悩し続ける。


その挙げ句
和嶋さんが行き着いたのは…


以下ネタバレだけど
【こんな人に読んでほしい】
・音楽で食っていくつもりの人
・自称【ダメ人間】
・通称【変わり者】
・よく【損をするタイプ】の人




〜〜以降【ネタバレ】〜〜






和嶋さんが行き着いたのは

自分自身を形成した
人との出逢いや体験

…少年期のいじめられた体験も含め…

そのすべての体験と
歩んだ時間が

今の自分自身の
音楽のすべてを
濃密にしてくれている


そんな総ての人との
出逢いや日々に感謝した瞬間から

世界は美しく輝いて見えた

そんな和嶋さんは今も
今ある自分自身を愛し
【美しく生きている】



そして
その瞬間から和嶋さんは

誰が見ても
「おやっ?!」となる
独特な変わり者
【怪獣】
になっていた…




今でも
【人間椅子】の音楽は
レベルが高まり
その濃密さは増し続ける。

集客も少しずつ増えはじめ

ついに知る人ぞ知る
【オズフェスト】出演で

大きな転機を迎えた…。



本書には
微笑ましい笑いもあれば

著者が傷つけてしまった人々への
切々とした謝罪もあり

美辞麗句の並ぶ
薄っぺらな自己啓発本にはない

人生の生々しさがあった。

勇気

少し前に映画化されて
最近
またアニメやってんだね…

俺の大好きな
三浦健太郎先生の
【ベルセルク】


剣と魔法と邪教
殺戮と暴力が入り乱れる
架空の中世世界をベースにした
ダークファンタジーの名作。


産まれてすぐ
強者に人生を弄ばれ

神々に
命を玩ばれ続けた

たった1人の男の
勝てるわけのない
凄惨な戦いの日々…。



圧倒的な描写と画力

凄惨かつ容赦ない
リアルな生きざま

戦いに巻き込まれた
罪もない犠牲者をして

「蟻を気にしていたら
道も歩けねえ」


読みはじめだと
誤解するが

読み進めるにつれ
主人公自身が
そんな
甘い世界にいないことが
すぐにわかる。



現実も
実は無慈悲

神のご慈悲なんて
都合のいいもん
ありゃしない

…だから

主人公【ガッツ】の
勝てるワケもない

一度奪われたものを
これ以上
奪われ続けない為

生き地獄でひたすら
もがき続ける戦いが

読む人間の胸を抉るのだ。


憤りに泣きたいとき
勇気がほしいとき

そんな時に
不思議な力をくれる


後遺症を抱えてなお
戦い続ける
【狂戦士】と呼ばれる男の物語です。
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