20120607〜1231torinomeBinzumeまとめ
○0607 はじける笑顔の肌色、沈む青、深い森の緑、小鳥の口の赤……今日足りない色は墨の黒。
○0630 きみの思い出をおくれ。死神はそういいました。
○初めて描いた自画像はずっと残しておけ。高校美術の先生が言っていた。その自画像は完成させなかったけれど、その言葉と絵をずっと手元に置いている。
○完成するしないが重要でない絵もたまにはあるのだ。
○0701 0.4のシャープペンシルはいい。おれはこいつが大好きなんだ。
○0702 リポDを飲みかけにしていた。昨日のものが半分ほど余っている。飲んでしまえ。 (リポDの瓶が大好きだ。)
○0708 「窓際に席を設けて欲しいのだ。生も死も、みいんなそこにあるのが良い。」
○夕暮れ、この時間が好きだ。何もかもが一瞬で過ぎ去る、罪も涙も真摯な気持ちで見直せる時間だ。
○0709 明け方の雨に黒く濡れた地面はもう乾き始めている。太陽は黒い影を追い払って
0806
○やや、久しぶりだね。少し眠っていたようだ。目覚めるならばこんな晩が良い。祭囃子が遠くに聞こえる、寂しい晩が。
○「ぼくはきみに言っていないことがあるかもしれない。言えないのか、言葉にできないのか、勇気が無いのか、事実ではないためか。言っていないことがあるんだよ。」
○あっ、ねぶたが終わった。今年も夏が終わった。
0812
○とても描きたい。しかしとても空っぽだ。なんてこと言っていられないだろ。とても絵に触れたい。(今になって村上春樹のダンス・ダンス・ダンスを手に取った。読みながら、ずっと同じ言葉を繰り返していたみたいだ。)
0816
○雨が降ったり止んだりです。こんな曇り空を擬人化すると楽しいです。最近何でも人に見立ててしまうのは、八百万の神さまがうろついているからでしょうか。
○もやもやとした一日。そんな天気とともに。
0817
○すごい!パソコンの排気熱で水彩絵の乾く時間が三分の二に!
0819
○描いた横顔が自分に似て困る。鼻や目、頬の肉。唇のちょっとした具合。鏡で見ただけの自分に似ている。そんな自分とは私であるのだろうか。誰かに会うときに顔を作るのと同じように、鏡を見るときも顔を作っていると思う。自分に似るとはなんぞや。
○ファンタジー的マント。創作のデザインとしてのマントの立ち位置。デザインは記号。マントも記号として取り付けるもの。出来れば意味が欲しい。物語をファンタジーとして成り立たせるために使われるマントではいけない。水彩で描くとき、何故油彩でないのか・何故立体でないのかを考えるのと同じ。
マント。権威、優雅。防寒耐熱。体・体格を隠すもの、存在・主張を隠す。中世騎士の場合は対武器、金属(鎧)の保護、耐暑。
埃よけもある。プリンターにカバーをかけて置いておくようなもん。人間カバー。カバーが掛かっているのはアクティブではない様子。動かないのは権威の象徴にもなる。埃よけには長い時間がついてくる。
0826
○描いた絵をクリアファイルに纏めてみた。昔の絵は今よりちょっとだけ色が綺麗だ。
0902
○混色が良いというものではなく。
0908
○SD非対応でデータの吸い出しが出来ない古い携帯。撮り溜めた画像をどうしようか考えて、とりあえず携帯がお釈迦になる前に絵にはしておこうと思ってみる。
○絵を描くとき、純粋に図が現れることを楽しんだ時期が確かにあった。図が現れる。ここにいないものが現れる。陰影、立体感、光。空間を描く楽しさ。
0910
○ときどき手が震えるくらいわくわくすることがある。創作をやっていて良かったと思うことはたくさんある。絵を見たり文を読んだり、時に描いたり。
0914
○姿など見えなくても惚れちゃうときはある。見た目とはなんなのだろう。
0915
○描いているうちに、絵の交流をしているうちに、自分の傾向が分かってくる。傾向に捕らわれることはない。でも、抜け出すのが難しい。マルチな創作の幅に憧れて。
0917
○物を作り出すとき、初めに何を与えるか。名前、背景設定、姿、言葉、アイテム、好きなもの、人間関係、物語に必要とされること……色々ある。
○絵が描きあがる瞬間は唐突にやって来る。突然「出来た」と思う。それが出来上がり。完成していても、いなくても。正確には出来た、と言うよりも 時間が流れた事に気付いた といった感じなのかも知れない。
○色を見せたいのか、線を見せたいのか、絵を見せたいのか、何も見せたくないのか。
0923
○明日が終わる前にもう一枚描きたい。
0929
○ぎりぎり、という鳥の鳴き声。
○(自分にとっての創作キャラの存在は)……ばらばらの破片。断片。