続・KinKiと愛と妄想と


2014/06/27 18:22 :小説
〈つよとこう〉24番目のお話



「剛史…剛史…」

「ん…?…」

「寒いんか?震えとる…熱計ったんやろ?何度や?」

「38.8…」

「おま…上がっとるやん!待ってろ、病院連れてったるから!」

「…寒い…光輝…めっちゃ寒いよ…」

「布団かけたるから。病院行く準備するまで少し待っとって」

「いやや…光輝…あっためてくれ…」

「何言うてる…あっ…ちょっ…!剛史!何すんねん!」

「寒いんや…光輝…さ…むい……」

「…剛史……わかった………ほら…どや?」

「光輝…脱いで……お前の肌で…あっためて…」

「…しゃあないな……ほら…脱いだで?…抱いたるからな」

「…あったかいな……お前……ここも……熱い…」

「こら…おイタはいけませんよ…つよちゃん」

「…触るくらいええやん…」

「あかんて…俺がヤバいやん……ん…あ…かん…」

「光輝…もっと…あっためて……触って…」

「お前…そんな熱あるくせに、ようその気になるな……あっ…つよ…し……」

「…あかんわ……やっぱ俺から…いけそうにないや……お前…してくれへん?」

「…俺が…抱くって事か?」

「…いや…そうやなくて……お前が…乗ってくれたら…ええやろ?」

「…え?…それって…」

「お前…こんな時でもないと……そんなん…してくれそうにないやん…」

「…なら、せんでもええやんか。具合悪いくせに…」

「して欲しいねん…光輝…俺の事…好きやろ?…病人のワガママやと思て、きいてくれへん?」

「…でも……恥ずかしいもん……俺が動かなあかんし…」

「色っぽいやろな……あ…想像したら……めっちゃ、あかんようになってもうた…光輝…頼むから…な?」

「…剛史…まだ震えとるやん…無理せん方が…」

「いやや……してくれって……な?」

「はぁ……お前は全く……俺…そんなん初めてやし…いきなりは無理やで…」

「こうしたら…ええやろ?」

「…んっ!!……あっ…あっ……つ…よし………うっ…ん……」

「……もう…だいぶ…ええんちゃう?……上…乗って…」

「…やらんとあかん…?」

「…たまには…したいようにさせてや」

「お前、いっつもしたいようにしてるやん」

「俺は…いつも…お前が気持ちええようにしてるつもりやで?」

「……わかったよ………ん……んっ!!…く……ああ…あ…」

「……すげ…お前…めっちゃ…色っぽいで……想像より何十倍も…」

「んんっ…つよ…し……剛史!…あ…あ…」

「最高や…光輝!」






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